求婚大作战02日文对白

プロポーズ大作戦　第２話
『コーヒー牛乳で結婚できる！？』
01
男の名前は岩瀬健 結婚式場に現れた 哀れな男である これまで何百という結婚式を見てきたが 新婦に対してここまで後悔している男は まれである そもそも これ程悔いている人間というものは 式に参加しないものだ　幼馴染であるが故 彼女への思いをずっと伝えられなかったツケが
皮肉にもこんな形で巡ってくるとは しかも 二人を祝福するスピーチまで任されてしまうとは つくづく哀れな男である 男はスライド写真を見ながら過去をやり直したいと強く願った 見るに見かねた私は 写真の時代に戻ることを許可した 私とは 無論 この教会に住む妖精である 過去に戻ったはいいものの 変わったことといえば 写真の彼女の表情が少し和らいだ程度 期待はずれもはなはだしい 変わってる 同じ写真に２回飛ぶことは　不可能　ってことは 違う写真なら　また 行けるってこと これ　何の写真だっけ しかも　あいつ　何であんなに怒ってんだ この男 一体どうなってしまうことやら
02
ねえ　あんとき　礼 超怒ってたよね お前は何だよ ああ　ごめん でも　健ってさあ ホント昔から分かってないよね ああ　分かってねえ　お前がいうな　お前が
いやいやいや 健　結構バカだから
ねえ だまされやすいよね　お前が言うな　お前が どうしたの　何だよ 俺って本当にわかってないのかな
こんなにずっと一緒にいるのに ケンゾウは何もわかってないよ 何もわかってない わかってないって何だよ！ 多田さんにならわかってもらえるのかよ ああ！　やっぱりやり直してーなー もう１度やり直したい！ あの頃に戻って　もう１度　もう１度 わっ　出た ヘヘヘヘ　良く気付いたな 一回しか呼べないと思ってあきらめる人間は多いんだ
気付いたとかじゃなくて　本当に戻りたいんだって思って はいはい　で　
なぜこの写真に戻りたいと思ったのか　理由を聞かせてもらえるかな？ 実は　よく覚えてないんです 覚えてない？ でも　すごく気になるんですよ
二十一世紀に　そんなあいまいな答えが通用すると思ってんのか とにかく　めちゃめちゃ気になるんでもん バカ！
バカはバカでもめげないバカは嫌いじゃない そいなバカバカ言わなくてたって なあ　勘違いしてほしくないんだが これは過去を巡る観光ツアーなんかじ

ゃない わかってます！ でもちゃんと後悔しないように　やり直したいだけなんです 礼があんな顔してんのに　このまま終われません
でも　何であんな顔してんのか　その理由はさっぱりわからない いや　ま そうなんですけど ふっ　ま　いっか その理由をしなければ　まともに後悔することすら出来ないもんな じゃあ！　ただし 俗説と違って
運命はちょっとやそっとで変わるもんじゃない！ わかってます　でも今回は　絶対に　頑張ります 安易に頑張る頑張るって口にするやつほど
頑張らないっていうのが　俺の統計で出てる そのデータ　当てにならないってことを僕が証明してみせます ふふ うん　ローストビーフもらうぞ
あ　その肉 は 求めよ　さらば与えられん　はい 何だっけ はい！　何だっけ ハレルヤー　チャンス
03
ぬおおおっ あっ　痛い 健 健
うわあ うわ うわあ 抜けない　痛って　痛い　痛い　お尻 なんて声出してんだよ 今さら何驚いてんの つか　お前 自分で作ったのに　びびりすぎだわ 二人とも　さっきから何やってんのよ 暗幕外してって頼んだでしょ　健が全然やんないの 違う　鶴が全然やんないの　ケンゾー
違う　抜けない 言い訳いいから　さっさとやってよね やってよね
片付けをしろ　片付けを いつまでも学園祭気分ｄいたら　終わらないぞ
はい 来て早々 これかよ
04
懐かしい 最初はグー ジャンケンポン
イエーイ　よし　イエイ うるせえ　うるせえ　クソ いくぞ　ほら
１　２ もっと　ちゃんとあおげよ やってんだろうが　お前　３　４　５
うわ　これ！　バースだよ　ランディー バース！ この下敷　今どこに閉まってあるんだっけ ほい　ほいって　お前 ほっ　ケンゾウってさ　このおじさんの下敷き 小学校の時からずーっと使ってるよね バース様に向かってなんて口の利き方してるんだ　お前 だって よく知らないもん
私最近までこの人ジョンレノンだと思ってた 一応 言っとくれど　せ.リーグもバ.リーグにも ビートルズってチームはない それぐらいは知ってます しかし　年々バースを知らない　
子供たちが増えてると思うと 切なくなってくるよ バースってさ　どうなふうに打つの じゃあ　阪神が最後に優勝した85年 伝説の　バース 掛布 岡田の　バックスクリーン３連発ん時 やります　イエーイ そっか　まだ星野監督で優勝する

前なんだ いくぞ　わあ　そっくり ちょっと待て お前知らないだろ もう１回　よっ わあ　そっくり　格好いい　よっ　もう１回 鶴　てめえ　この野郎 鶴　てめえ　この野郎 鶴　てめえ 鶴　てめえ　この野郎 お前ら　休憩ばっかしてると　終わんねえぞ
吉田と岩瀬 はい 暗幕だけ先に視聴覚室に返してこい 返事 はい
おい待てよ　あっ よいしょ　あっ いいよ　俺が持つから　ありがとう
フフフ もしかして 幸先いいんじゃねーの 何ニヤニヤしてんの　してねー 変なこと考えてたんだ 考えてねー ハハハ どうせ何も考えてないか　エッチなこと考えてたか どっちかしかないでしょ　うるっせー 今んとこ　機嫌良さそうだよな そうだ！ 私　コーヒー牛乳でいいや　コーヒー牛乳 とぼけないでよ　え えっ　じゃないでしょ
もう最悪　ちょっと　何が　何が ああ　ジュース賭けたでしょ エリが　ミス立修に選ばれるかどうかって ミス立修 投票したのが自分だけって　ある意味　神業だよな つか　何でお前らは俺に投票しないんだよ
まあ俺らからも圧倒的に人気がなかったんだろうな 何だ それは　お前おい 商品券も接待もないで　投票してもらおうなんて甘いんだよ 友達だろ　仲間だろ　お前 鶴ちっちゃい わあ　ホントだ うるせえな お前　この野郎 いや　ホントは鶴に 投票しようと思ったんだけど　エリがさ
えっ エリが何て 鶴の票が上がるとミスコンの品格が落ちるから　やめてくれって かわいい ふざけやがって この野郎 ちっちゃいのはやめとけ うるせえ　ちょっといってくる　おい　鶴 鶴ちっちゃいんだよ　これ　大きくなるもん 一緒に写真撮ってもらうんだから　エリ
まぎらわすい　エリ　どわっ あいつもほんと懲りねえよな そう
よっしゃ　飯だ飯だ　早く 飯か 何だよ 弁当ねえのかよ あ！そうだ　俺礼と隣の席じゃん 完全に恋の波が来てるよ　これは。　ビッグウェーーブ
はい　え？何 借りたＣＤ　あー あーって何よ いや　別に
さっきから何なのよ　何でもなか コーヒー牛乳だかんね わかってるよ
礼　お昼食べよう　うん モンパチか こればっかみたいに聞いてたなー
健　おい　健 早く行くぞ　健 早く行こう　行くよ さあ行こう　なぁ行くぞ あっ　それモンパチの新しいアルバムじゃん あっ　ホントだ　ねえ　貸

して貸して ダメ 鶴には絶対貸さない方がいいよ だって　前に貸したCDすっごい傷だらけにされたんだもん ああ　そんなん　たまたまじゃない あ　私も浜崎あゆみのＣＤ貸したのに 松崎しげるのＣＤが入ってたことあんだけど でもそれはちゃんと返したじゃん 精神的なショック考えたことある　痛っ 大丈夫　鶴にはゼッテー貸さねー　何でそういうこと言うの ねえ　貸して　ねえ　俺にも貸して　健 健　健　貸して　痛い　貸さない 痛い　痛い　痛い　胸が痛い そんなのいいから　早く行こうぜ あっ　そうだ 行くぞ　おい健 どこに　どこに　どこに
どこって 部室に決まってんだろ そう　飯だぞ　飯　おい　健 行くぞ
あっ ちょっと先 行ってて えっ 部室だろ　すぐ行くから 早く来ねえとなくなるぞ 色つき食べちゃうからな　ムホホホホ なくなる 色つき はっ あったん すいません　これください　はい　８０円
はい　はい コーヒー牛乳買えないっていうか　よくこんなんで生活できてたな アンニョンハセヨ ごめん　コーヒー牛乳買えなかった 買えなかったんじゃないでしょ しょうがねーじゃん 別にいいけど
元々　ケンゾウにはなんも期待してないし あら　そう 待てよ　
もしかして　これか　礼があの写真で不機嫌なの こんなにずっと一緒にいるのに ケンゾウは何もわかってないよ オゥノーーー　礼が乳製品をこんなに愛してたなんて 全然知らなかった　間違いない　コーヒー牛乳だ
あっ　痛い ああ よし くさっ　バッチコーイ 何じゃ　こりゃ　お疲れっす お疲れっす　おい　お前早く守備つけ 守備って　って俺そんなことよりさ　あの このスタジアムでは　めんつゆがグローブであり
割り箸がバットだ ソクラテス 流れ落ちるボールから決して目をそらしてはいけない ああっ　ストライク んん　んんじゃないよ 幹雄　５００円貸してくれ　持ってない 嘘をつけ ストライクっ
頼む 俺の人生かかってんだよ　何だよ　人生って 俺の将来がコーヒー牛乳によって決まるんだよ おい　お前まさか　コーヒー牛乳飲まなきゃ死んじゃう病か どんな病気だ　じゃ　何病だ 500円貸してくれ あっ　呼んだ 呼んでねえ ふっ うっ 靴ひも入れたの誰だ　おら アウト おおっ 金なら　教室のフランケンにあるんじゃね フランケン ああ
どうしたの 今　

頭が消えたの　頭 ごめん　何でもない ああいうのは無視しようね　無視 とったど 売り切れたよ 売り切れ 売り切れ
あっ えっ 先生何してんすか えっ　何って ダメだ　終わった
ああいいよ　飲めよ もう　いらないっすよ 俺と間接キスが　そんなに嫌か そうじゃないっすよ じゃあ飲めよ そうじゃないっすよ　間接がそんなに不満か だから　そうじやないっすもん えっ　お前
えっじゃないっす　ああ　気づかなかったよ じゃないっすよ どんだけ
ハハハ　さすがに 行こう　エリ　うん ダメだ ねえよ もう　こうなったら 作るしかないｄろ どうやって お前も　あったま悪いなあ　おい コーヒーと牛乳を買って混ぜればいいんだろうが お前があったま悪いな　買いに行ったほうが早いだろ それだ おい　この中で１００メートル１３秒切ってるヤツ　手挙げろ すごいなあ　お前ら　廊下の雑巾がけやれ え はい次　看板の取り外し あれ　健は　ああ　外に買い物に行った えっ　何買いに行ってんの　コーヒー牛乳 はあ 吉田　奥　鶴　幹雄 はい よっしゃ 健　何であんたに必死に探してんだろうな
どうしても　飲みたいんじゃない いやだからって外まで行くかよ
バカだからしょうがないよ あいつさ たまに全く理解出来ないこと言い出すんだ 例えば？ 夏の大会のときいきなり 俺 未来から来てるんだよとか言い出しさ なにそれ！あ そうだ 思い出した もし俺に打席が回っても 三振するって言い張ってた あははは　そんなの私にも言い張れるよ　
バッカだなぁ　逆転ホームラン打つに決まってんだろ 鶴に　私の彼氏の球打てるわけないじゃん え？　何だって　おい いや　ちょっと　今　今　えっ 彼氏って聞こえたんだけど 彼氏いるの知らなかったの
あ　嘘　へえ あん時のピッチャーと付き合ってんだ
私　強い男に弱いからさ　あとルックスのいい男にもでしょ そんなの最低条件だけど ああ　きっついなー 試合にも恋にも負けて　惨敗だな
行こう　行こう　重い よし あああっ 嘘でしょ はあ　あ うん　どうしたの 実は　彼氏のことなんだけどさぁ 順調じゃないの 野球部引退して髪伸ばし始めたんだけど すっごい微妙なの フフッ　伸ばしたらカッコイイかもって付き合い始めたのはエリでしょ いや　そりゃそんなんだけどさ なんか　昔のプロレスラーみたいな髪形して

んだよ
エリは　もう少し相手を見てから付き合いなよ だってもう　今年に入って何人目 私から言わせると　礼は慎重すぎる えっ もっと思い切ってバット振らないと いい球来るの待ってたらだけだったら　何もしないまま青春終わっちゃうよ せめて　気になるヤツにはサイン送るとかさ
なーんかね　ドンくさいんだよね お？ いや　別に好きってわけじゃないんだけど やることがなーんかズレてるっていうかさ いらっしゃい
やっとめぐり会えたね おばちゃん　コーヒー牛乳１本下さい ダーメ 何 うちは風呂に入った客にしか売らないことに決めてんだよ しかたなく、風呂に入る健。 どんだけ　嫌なら　ほかに行きな 何やってんだ　俺は
痛い 痛いよ　はあ あ　重い フフッ　頑張れ　頑張れ ふう　重い
貸せ　うわあ おお　ラッキ　サンキューサンキュー エリはほんと愛されてるよねー でも残念なことに 愛情だけじゃ人の気持ちは動かされないんだよねー あんな一生懸命になってくれる人　もう現れないかもよ
じゃあ健は　え？ しらばっくれちゃって 何のこと 礼の為に一生懸命買いにいってくれてるんでしょ コーヒー牛乳　違うと思うけど 嬉しいくせに　全然嬉しくないし そうかなー　そうだよ くれ　はい　毎度
はい よっしゃ へへっ　へへへへへへへ　あっ エリーマイデブ　お前デブって何だ お前デブっておい　健　随分遅くねえか 幸せなら手をたたこう　ほっ　おっ 足だろ なんつって　岩瀬君 先生は何にも分かってねえ コーヒー牛乳によって僕の人生は大きく変わろうとしてるんです 結婚出来るかどうかが決まるんですよ だから見逃して下さい
伊藤はコーヒー牛乳を飲んでしまった ノーーーッ
そんな落ち込むなって ねえ　健 見てこれ　健　見てこれ 健　すごくない　これ　お前これできる ほっといてくれ　うわっ　うわっ うわあっ
ちゃんと落ち込んでなきゃダメだって うわっ硬え 指硬え　これ健 びびりすぎ こら鶴　こら ユーたち　最低だね なあ　早く次のヤツやろう　次のヤツ　ねえ バーカ　健にしか通用しないって 早く　次のヤツ　話は終わってないよ ったく 収穫は　この傷だけですか
何で片付けサボってたのよ 別にサボってたわけじゃねーよ 外に買いに行ってたんでしょ　いいって言ったのにさ 悪い　結局買ってこれなかった
えっ　やっぱりサ

ボってただけじゃん　そんな言い方ねえだろ こっちは必死になって　銭湯まで行ったんだから フフッ　銭湯　バッカじゃない
ごめん いくら口で言ったって　買ってこれなきゃ全然意味ねーし　
結果出さなきゃ意味ないし マジごめん でも嬉しいよ 気持ちだけもらっとくよ うん　フフッ　ありがとう 気持ちはちゃーんとこちらに配達されました！ お疲れ様でーす 今　ありがとうって笑った？　
笑ったよな イエース　イェーーース 見てろよ　絶対いってやるからな　よっしゃ　いくぞ　とう とう　お　いった　おら　見たか 見たか
うん　どうしたの　いや　何もない 気のせいか ってか　すっげえ働いたから　腹減ったな 俺も昼かあなにも食ってねえから　腹減ったわ
はい　わたし　ケーキが食べたいです じゃあ　賭けようぜ　ビリが駅前のケーキおごるってのはどう うん　別にいいけど 何で決める それでいいじゃん ああ　じゃあ決まりだな どう　いいよ 何かさ こういうこととしてると学園祭も ホントに終わっちゃうんだなぁって感じしない
そうだね　ちょっとさみしいかも そんなもん　昨日とっくに終わってんだろうが バーカ空気読めよ 今は何か気の利いた 青春のフレーズを言って盛り上がるとこだろ いいって　別に　そういうの求めてないし
求めてないし アハハハ 高校の頃　時間だけは常に有り余っていて　
それが無限に続く気がしていた ピュー　俺が飛ばしてやる　よっしゃ よし
礼と一緒にいる　何げない　この日常が やがてかけがえのない思い出に変わってしまうなんて おっ　何だ　二人して 上じゃない　上から
アーユーレデイー　イエーイ アーユーレデイー　イエーイ よし　いくぞ　せーの おお ホントに引っかかったね 先生 ケンゾウが学園祭のゴミをベランダから捨てました やめとけって言ったんですけどね なに 最低でーす 行ってらっしゃいませー　おみゃあらなぁ 今度は何だ
紙飛行機を飛ばさないと結婚出来ないって話か いや　俺じゃないっすよ
あいつらっす　人のせいにするな お前の心の曇りは何だ　先生の心は　どしゃ降りだ お前にはガッカリだよ 喝　人の話を聞け 鶴　鶴こら　どんだけ　鶴 しねえし 思い出が　一瞬にして蘇ってきた そういえば　こういうヤツラだったんだ 健は　いいよなぁ　どうして だってさ　
俺らの中で　いちばん誕生日

早いじゃん だから何かいっつも　得してる気がすんだよね 普通　あんな簡単に引っかかんないだろ でもさ　あそこまで無警戒だと こっちも祝ったあって気になるよねえ ちょっと鈍すぎると思わない だって自分の誕生日なんだよ！　まあ　確かにな 鈍すぎるよ
小さな恋のうた 6年前の自分が もっと礼のことを考えてあげられてたらなー と思う 隣にいた礼を もっともっと　笑わせることが出来てたらなーっと思う いつも言い合いばかりして 決まってお互い不機嫌になっていた 言い訳はいいから　さっさとやってよね あらそう　もう最悪 これまでの不機嫌な顔を 全部笑顔に帰られたらなーっと思う　
そうすれば そうすれば そうすれば でも 本当に 本当にこれで良かったんだろうか 思い出していた あの日　礼が不機嫌になった理由を グッモーニン　アンニョンハセヨ ヨッ やっときたか　哀れ主役 遅いぞ 黒板にも　気が付かないかと思ったよ っていうかさ　こんなドッキリなんてしてくれなくていいから プレゼントくれ 借りたcd
ねえ　貸して　貸して ダメ それは過去に見た覚えのないものだった
何だ　これ 結局俺は 何もわかってなかったのかもしれない そこには　ランディー バースが立っていた 6年前には気付くことが出来なかった　
ランディー バースのフィギュアが 見つけられるのを待ちわびていたように　立っていた 過去の自分に　無性に腹がたった たまらなく会いたくなった　
礼に　たまらなく会いたくなった グッモーニング　アニョハセヨ　ヨ　
おっ　やっと来たか　哀れな主役　遅いぞー 黒板にも気付かないかと思ったよ んなわけねーだろ 健　座れば　ああ じゃあ　私は何か食べようかなぁ おなかすいたし　あっ　俺もおなかが減った あっ　
ちょっと　おなか痛い　おなか　おなか痛いよ 痛い　痛い　ああ　大丈夫か　ハハハ あんなもん普通わかんねーぞ 俺だからわかったようなもんだけど
ちょっと　それ 何これ　引換券 うん いや ほら 明日の俺がさ　覚えてねーかもしんねーし フフフッ いらないならいいよ
もらっといてあげるよ 明日さ うん 明日　朝一で学校に行った方がいいかもしんない 何で 黒板に礼の秘密を暴露しておいた は　うそ　いや　マジでマジでマジで ちょっと何それ だって俺は紙飛行機を飛ばしてめちゃめちゃ怒られた

んだよ ううん　ちょっちょっ　全然意味わかんない
いや　紙飛行機飛ばしてめちゃめちゃ竹刀で ハッピバースディ トゥ ユー
おい　うちはホントは持ち込み禁止なんだぞ 恩着せがましいぞ　
ハッピバースディ　デイア 健　ケンゾー ん あははは
　ハッピバースディ トゥ ユー おめでとう イエーイ　おめでとう　健　おめでとう しかし　よりによって　お前が教師を目指すとはなぁ まあ　あしたから２週間気負わずにがんばってみろよ はい お前　そんなんで教育実習　務まんのか なんだこの落書きはもう　あ　僕がやります おう　頼むよ 早く　イチゴについちゃうよ　いくよいくよいくよ 早く　早く いや　アハハハ　いや　おっしゃ おめでとう　健 お前ら最低だよ 今日は健が誕生日だから特別に写真撮ってやるよ。 おお　太っ腹だねえ　よし撮るぞ
健　今日ホントに特別だからな　イエイ おい　そこのちっちゃいの　もっと入って ちっちゃいのって呼ぶな 早く　ちょっともう はい　チーズ
ぬおおっ あっ　これ健の誕生日じゃん そうだよ　だって　あのケーキ注文したの　わたしだもん 何だ　あのフィギュア　馬鹿お前　バースさまだよ
あんなの誰があげたの　俺じゃねえよ うん　俺でもない でも健 幸せそうな顔してるね 素直だね はあ でも結局　なーんも変わらねえし
人が結婚するってことは　並大抵のことじゃないってことだ
そうみたいですね　少なくても バースと出会ったぐらいで　
結婚なんて出来やしない おっしゃるとおりです でも結構頑張ったんですけどね ま　自分で褒めちゃダメなんでしょうけど 少なくとも　
アイディアには及第点を与えられるものがあった コーヒー牛乳も　
翌日お前がしっかり奢っていたしな そうなんですか ただまあ
読まれない告白ほど　無意味なものはないからな 礼　あの黒板読んでないんっすか 読まれなかった告白は 観光地の石碑に書いてある俳句みたいなもんだ そんな寂しいことに あんま気にすんな まだスライドショー終わったわけじゃないだろ え？じゃあ フツ 消えちった
新郎の多田さんが教育実習を終えて学校を去るとき 別れが辛くて号泣した
こんなことになるとも知らずに



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