09春季SP 绝对男友

09春季SP 绝对男友（絶対彼氏～完全無欠の恋人ロボット～ＳＰ）
（梨衣子）うわっ。

何これ？"
"理想の彼氏？"
"（岳）まあ簡単に言うと恋人型ロボットね。

"
"「キスをして起動させましょう」"
"（悲鳴）"
"（０１）初めまして彼女。

"
"井沢梨衣子カワイイ名前だね。

"
"Ｈしようよ。

"
"やあ梨衣子。

"
"俺セクシー？"
"何があっても絶対に守ってあげる。

"
"梨衣子の理想の彼氏だから。

"
"ナイトってどうかな。

"
"（ナイト）ナイトかいい名前だね。

"
"（創志）俺は浅元創志。

"
"こいつの上司だよ。

"
"お前笑ってる方がいいな。

"
"えっ？"
"お前のシュークリーム食ったらさ何か懐かしくなっちゃって。

"
"創志さんには絶対負けたくありません。

"
"俺と一緒にパリへ行かないか？お前のことが好きなんだよ。

"
"梨衣子には俺よりも大切なものがあるみたいです。

"
"嘘だろ？"
"あいつロボットなんだろ？"
"ナイトのそばにいたいんです。

"
"大切な存在なんです。

"
"梨衣子はパリへ行った方がいいと思う。

"
"プレゼント。

"
"ナイトへ感謝を込めて。

"
"俺のメインＩＣが焼け付いているんです。

"
"（岳）泣いてるのか？"
"幸せでした。

"
"（岳）自我が芽生えたことで "
"メインシステムに負担が掛かったとしか。

"
"「梨衣子」"
"（岳）修復はもう絶対に不可能なんです。

"
"ナイト。

"
"（神谷）タイプＺアイカメラ問題なし。

"
"（七瀬）タイプＺアイカメラ問題なし。

"
"全商品チェック完了しました。

"
"（白鷺）ご苦労さま。

"
"出荷の準備に入れ。

"
"（森川）分かりました。

"
"いや?これほどの完ぺきな製品を造り出せるのは "
"神谷博士をおいてほかにはいませんよ。

"
"博士が来られてからというもの "
"わがクロノスヘヴン社の株は上がりっぱなしです。

"
"完ぺきと言えるのでしょうか。

"
"意思を持って初めて完ぺきと言えるのではないでしょうか？" "タイプ０１のように。

"
"（白鷺）その話はよそう。

"
"あれは神のいたずらだ。

"
"忘れましょう。

"
"♪〜"
"（田中）あれ？ "
"並切さんいませんか？ "
"並切さん。

"
"どこ行っちゃったんだろう。

"
"（田中の悲鳴）"
" （岳の笑い声）"
"（田中）なっ何ですか。

"
"（岳）あれ？"
"（岳の笑い声）"
"（岳）よくできてるだろ。

"
"自分の才能に怖くなる。

"
"お化け屋敷なんか作ってどうしようっていうんですか。

"
"だってもう暇でさ。

"
"たまに顔出してくるお前にせめてものおもてなしだよ。

" "いらっしゃいませ?。

"
"こんなおもてなし結構です！"
"（岳）あれ？ヘヘ。

"
"（田中）１年前に来たばかりの神谷博士が次から次へと "
"新しいタイプの恋人型ロボットを開発してるってのに "
"並切さんときたら。

"
"（岳）彼女優秀だからな。

"
"（田中）でも何考えてるかいまひとつ分かんないし "
"ハートがないっていうか何ていうか…。

"
"ハートなんかあったらロボットは造れんよ。

"
"（田中）もう３年ですよ。

"
"並切さんいつまでこんなとこでくすぶっているつもりですか？" "くすぶってなどいない。

"
"楽しんでる。

"
"（田中）３年前の０１の件忘れられないのは "
"並切さんだけじゃないんですよ。

"
"白鷺部長だって忘れてないでしょうし "
"僕だって同じです。

"
"だから０１の件を教訓にしてもう一度一緒に…。

" "（岳）５時だ。

帰ろう。

"
"（田中）神谷博士０１のことを気にしているみたいですよ。

" "気にしたところで０１は二度と動かんよ。

"
"お疲れ。

"
"♪〜"
"♪〜"
"♪〜"
"（記者）来た！"
"（記者）あっ一言…すいません！"
"これってもしかしてわたしの取材ですか？"
"えっ何の？"
"天才パティシエ "
"パリから３年ぶりの帰還！とか "
"デザーツ界の美しき女神誕生！"
"とか。

"
"まさか。

"
"皆さん落ち着いて。

"
"質問はお１人ずつお願いします。

"
"（記者たち）エリスさん！"
"（記者）どいて！"
"うわっ！"
"ほら違えじゃん。

"
"（記者たち）エリスさん！"
"えっ？"
"（記者）Ｅｒｉｓ，ｗｈｏｉｓｔｈａｔ’ｓｇｕｙ？" "（男性）Ｓｈｕｔｕｐ！"
"Ｇｏａｗａｙ！Ｇｏａｗａｙ！"
"大丈夫かよ？"
"あっすいません室長。

"
"あれスーパーモデルのエリスですよ。

顔ちっちゃい。

" "（男性）Ｇｏａｗａｙ！"
"（記者たち）エリスさん！"
"あれ一緒にいんの恋人かな？"
"って感じですね。

"
"完ぺき過ぎるイケメン。

"
"もう完ぺき過ぎて同じ人間とは思え…。

"
"「まるでロボットみたい」ですね。

"
"室長気を使わなくて大丈夫です。

"
"もう３年ですから。

"
"ああ。

"
"なあ井沢。

"
"はい。

"
"もういいかげん丁寧語やめねえか？"
"それに俺もう室長じゃねえし。

"
"そうですよね。

"
"でも何て呼んでいいか…。

"
"そりゃお前名前でいいんじゃねえか？"
"じゃあ…。

"
"創志さん？"
"いいじゃん。

"
"（２人の笑い声）"
" （平田）思い起こせば３年前 "
"私こと不肖平田一洋菓子メーカーＡＳＡＭＯＴＯの "
"企画開発室室長という大任を仰せ付かり "
"夢と希望に満ちあふれて仕事を始めたのもつかの間 "
"思うような結果が出せず "
"浅元将志副社長から厳しい叱責を受ける毎日。

"
"加えて原料価格の大幅高騰による…。

"
"（ふじ子）何？これ。

"
"（出井）これいやあの? "
"平田室長は出張中なんですけど "
"どうしてもお祝いの第一声は自分からって…。

"
"（ふじ子）いやお祝いになってないんだけど。

"
"（平田）おいちょっと君。

"
"そこ聞いてるの？"
"（出井）あっはい聞いております。

"
"（平田）あのねわたしはだね出張中の "
"忙しい身であるにもかかわらずＡＳＡＭＯＴＯの窮状を訴えようと…。

" "（香子）平田室長どうもありがとうございました。

"
"（平田）おい君…。

"
"（一同）あっ。

"
"あら？おい。

"
"（香子）暗い。

"
"（出井）ちょっとまずいですよ…。

"
"（ふじ子）ほら?乾杯。

ほら。

"
"（出井）あ?はいはい。

"
"はいはいじゃあ乾杯。

"
"（ふじ子）はいみんな。

"
"はいグラス持って。

"
"（香子）はい２人はそうこっちよそうそうそうそう。

"
"わたしたちがいない間にＡＳＡＭＯＴＯ大変なことになってたんですね。

"
"あっそうでもないわよ。

"
"平田室長がネガティブなだけ。

あの人ねちねち暗いのよ。

"
"あっＡＳＡＭＯＴＯを救うために２人を呼び戻したでしょ。

"
"（千穂）そうですよ。

"
"ほらこれ。

"
"「清里に郊外型アンテナショップオープン！！ "
"プロジェクト責任者に浅元創志 "
"パティシエにパリで修業を積んだ井沢梨衣子」"
"社運を賭けた新店舗。

"
"２人には頑張ってもらわないとね。

"
"（美加）相当腕上げたって聞いたよ。

"
"そんなまだまだ。

"
"（千穂）でもいろんなコンテストで入賞したって聞いてるけど？" "小さなコンテストばっかりだったんで。

"
"んなことねえだろ。

向こうでもかなり注目浴びてたし。

"
"お前の腕は大したもんだよ。

"
"わたしが評価してもらったのは "
"しつちょ…創志さんに協力してもらったおかげです。

"
"（ふじ子）あっあら？ "
"この３年で何が一番変わったかって "
"あの２人の間の空気？"
"えっ？"
"（孝太）あ?できちゃったんすか？"
"（ふじ子）そういうことははっきり聞くもんじゃないの！もう。

" "（孝太）すいません。

"
"（ふじ子）でねえどうなの？"
"（美加）そりゃ３年もパリに行ったきりで "
"２人で頑張ってたらそうなるのが自然だよね。

"
"俺から言うぞ。

"
"はい。

"
"俺たち婚約しました。

"
"（一同）えっ？"
"（香子）婚約？"
"（出井）嘘。

"
"（美加）梨衣子おめでとう。

"
"（千穂）おめでとう。

"
"（香子）で？で？式はいつなの？"
"いやその辺はまだ決めてないっつうか…。

"
"決めようとしてるときに呼び戻されちゃったんで。

"
"あっ婚約指輪もらってない。

"
"ということはまだチャンスが…。

"
"（ふじ子）えっ？"
"井沢。

"
"これ。

"
"ありがとう。

"
"チャンスは永遠に消えたわね。

"
"してもらったら？"
"（歓声・拍手）"
"（千穂）奇麗。

"
"（ふじ子）似合う婚約おめでとう。

"
"ふじ子さん。

"
"あっそういえばわたし何も用意してません。

"
"あのお返しとか…。

"
"婚約指輪にお返しとかいるんだっけ？"
"う?んあの…。

"
"シュークリームがいいな。

"
"えっ？"
"うん。

久しぶりに井沢が作ったシュークリームが食いてえ。

" "作ってくれよ。

"
"はい。

"
"（出井）シュークリームかよ。

"
"（香子）ほら出井ほらついで。

"
"早くしないとあったまっちゃうでしょ！"
"（出井）つぎますよつぎますよ。

"
"はいはいはいはい…。

"
"（孝太）あの?ところで梨衣子さん "
"あのずっと気になってたんですけど "
"ナイトさんとはどうなったんですか？"
"（香子）あっそうね。

"
"（千穂）そうだ。

"
"（孝太）そうっすよ。

３年前にずっと旅に出ちゃったっきりで " "ここにも全然連絡ないし。

"
"（出井）この不景気だからどこかで野垂れ死んでしまったとか？" "（香子）ひどいねえ。

"
"（千穂）出井さん。

"
"まああれだけのいい男はさ "
"どこ行ったってうまく生きていけるわよ。

"
"あっわたしもそう思う。

"
"２人の婚約知ったら "
"きっと祝ってくれると思うよ。

"
"ねっ。

"
"（ふじ子）じゃあさほらナイト君の分も乾杯しよ！ねっ。

" "（出井）そうですね。

"
"はいじゃあ乾杯！"
"（ふじ子）はい。

"
"（一同）乾杯！"
"（千穂）じゃあまたあしたね。

"
"（香子）あしたの会議 "
"遅れないように。

"
"（美加）梨衣子またね。

"
"うんおやすみなさい。

"
"（出井）浅元創志といえばキャバクラ "
"キャバクラといえば浅元創志。

"
"さあいざキャバクラ！"
"なんつって。

"
"いや俺は行かねえよ。

"
"僕ね今夜大失恋しちゃったんですよ。

"
"慰めてくれたっていいじゃないすか。

"
"付き合ってあげて。

"
"後で部屋行くから。

"
"（出井）キャバクラ行きたい。

"
"分かったよ！付き合うからなっ。

"
"行くか。

"
"あっ元室長のおごりですよ。

"
"はいはい。

"
"じゃあタケシ君これ持って。

"
"は?い。

"
"（ふじ子）気を付けてくださいね。

（孝太）ありがとうございました。

" "（ふじ子）また来てくださ…あっ気を付けて！やだもう。

" "（孝太）だっ大丈夫すか？"
"（ふじ子）頑張って。

"
"（ふじ子）帰ってきた早々創志君も大変だ。

"
"よかったね。

"
"はい。

"
"今夜どうすんの？"
"あっ創志君のとこ？"
"まさか。

３年前のアパート。

"
"あそこに戻ります。

"
"まだあの部屋空いてんの？"
"はい大家さんがわたしのために "
"空けておいてくれたみたいです。

"
"いや借り手がなかっただけでしょ。

"
"フフッたぶん。

"
"それにわたしのためっていうよりナイトのためかな。

"
"いつか戻ってくるって信じてるみたいだし。

"
"パリの３年間で吹っ切れたみたいね。

"
"はい。

"
"じゃあわたしもそろそろ帰ろっかな。

"
"いつでも気軽に顔出しなさいよ。

"
"はい。

"
"（孝太）また来てくださいね。

"
"フフッうん。

"
"♪〜"
"《もうじゅうぶん幸せだよ》"
"《俺もすごく幸せだよ》"
"（岳）《これは０１が "
"あなたのために必死に生きた証しです》"
"ナイト。

"
"わたしパティシエになれたよ。

"
" （男性）彼女。

"
"１人で何やってんの一緒に飲み行かない？"
"（男性）行こうよ一緒に。

"
"ちょっと待ってよ。

"
"あっちょっと離してください！"
"（男性）何だ？これ。

"
"（男性）何？それ。

"
"返してよ！"
"（男性）付き合ってくれたら "
"返してあげてもいいんだけどな。

"
"（男性）何だよ。

"
"離せよ。

"
"（３人）この野郎！"
"（男性）何?痛っ。

痛え痛え。

"
"（男性）マジ痛え。

"
"（男性）何だこいつ。

"
"（男性）痛え痛え。

"
"（男性）おいおい来んなよ。

"
"早く早く早く。

"
"（男性）ちょっと待ってよ。

"
"（男性）待ってよ。

"
"ナイト？"
"嘘。

"
"初めまして彼女。

"
"ナイトが生きてる。

"
"♪〜"
"ナイト？"
"夢か。

"
"ナイトがいるわけないよね。

"
" （物音）"
"（悲鳴）"
"やあ梨衣子。

起きた？"
"ナイト？何で？"
"梨衣子が設定したんでしょ？奇麗好きな彼氏が理想だって。

" "何でここに？"
" （鉄子）コンコン入ってま?す。

"
"梨衣子ちゃんお帰りなさ?い！ "
"グラニュー糖買ってきてあげたよグラニュー糖…。

" "（鉄子）ん?。

"
"内藤君？内藤君も一緒だったの？"
"「ナイトウクン」？"
"あなたは誰なんですか？"
"（鉄子）ヤダヤダヤダ照れてる照れてる。

" "あなたの鉄子よ。

"
"「アナタノテツコ」？"
"（鉄子）えっ？"
"でもちょっと待って。

"
"あなたさ創志君とさ…。

"
"あっいや大家さんそれは…。

"
"創志君？"
"覚えてないの？"
"ねえ内藤君。

"
"あなたさ梨衣子ちゃんとずっと続いてたの？" "続いてた？"
"つまり２人はどういう関係？"
"俺は梨衣子の理想の彼氏です。

"
"ああやっぱりね。

"
" （ノック）"
" 井沢。

"
"あら。

"
"ちょっとどっかに隠れて。

"
" お?いいるんだろ？"
"は?い！今出ます！"
"２人ともトイレに入って。

"
"えっ？内藤君と一緒に？"
"お願いします！"
"えっ？"
"う?ん。

"
"おっ。

"
"えっ？どうしたの？"
"いや別に何も。

"
"上がっていいだろ？"
"駄目駄目。

駄目なんです！"
"どうしたの？梨衣子。

"
"天城！？えっお前…？"
"「テンジョウ」？"
"あなたは誰ですか？"
"えっ？"
"あっこちら浅元創志。

"
"「アサモトソウシ」"
"あなたは梨衣子とどういう関係なんですか？" "どういうってそれは…。

"
"どういう関係なんですか？"
"俺は "
"井沢の "
"上司だよ。

"
"上司？"
"３年前と一緒。

"
"つかそれよりお前どうしてだよ？"
"なあどうなってんだよ？"
"それはわたしが聞きたいです。

"
"（鉄子）まあまあまあ…まあまあまあ…。

"
"皆さん落ち着いて。

"
"とにかくあなた "
"わたしの部屋に来なさい。

"
"えっ？"
"この三角関係のどろどろを収めるにはそれしかないでしょ。

" "ほらさあおいで。

"
"えっあっあの大家さん？"
"梨衣子。

"
"あっ。

"
"えっ？"
"おい。

"
"天城。

"
" （炒める音）"
"はいもしもしも。

"
"並切さん？"
"あら？その声はもしかして？"
"井沢です。

井沢梨衣子。

"
"ああ井沢さん！お元気そうで。

"
"えっいつ日本に？"
"昨日です。

そんなことより…。

"
"そうですかそうですか。

"
"ええ帰国早々わざわざお電話頂けるとは光栄です。

"
"いるんです。

"
"はい？いるって何が？"
"わたしの部屋で朝ご飯作ってるんです。

"
"わたしのエプロン着て。

"
"誰がです？"
"ナイトが！"
"おやおや "
"寝ぼけてらっしゃるんですか？あっ時差ぼけかな。

ハハハハハ。

" "寝ぼけてもないし時差ぼけもしてません！"
"だったらいたずらですか？困った人だ。

ハハハハハ。

"
"梨衣子朝ご飯オムライスでいいよね？"
"ねえ。

"
"一緒に食べよう。

"
"とにかく早く来てください。

"
"あっもしもしも？もしもしも…。

"
"梨衣子が設定したんでしょ？料理好きの彼氏が理想だって。

" "うん。

"
"俺は梨衣子の理想の彼氏だからね。

"
"はいあ?ん。

"
"本当にナイトなの？"
"「ナイト」？"
"あなたの名前。

天城ナイト。

"
"「テンジョウナイト」"
"うん分かった。

"
"ひょっとして何も覚えてないの？"
"覚えてるよ。

"
"俺はゆうべ梨衣子を助けた。

"
"ううんそうじゃなくてもっともっと昔のこと。

"
"「もっともっと昔」？"
"梨衣子何言ってるの？"
"俺はゆうべ梨衣子と初めて出会った。

"
"３年前のこと何も覚えてないんだ。

"
"これも？"
"梨衣子って超タイプ。

"
"カワイイし愛してるよ。

"
"それプログラムされてるから言ってるんでしょ？"
"うんそうだよ。

"
" （ドアの開閉音）"
"０１。

"
"並切さん。

"
"０１！"
"お?おっ？"
"あなたは誰ですか？"
"０１！この俺を覚えてないのか？"
"並切さんこれどうなってるんですか？"
"分からん。

"
"３年前のこと "
"何も覚えてないんです。

"
"ナイトだけどナイトじゃない。

"
"最初ここに来たときと同じです。

"
"初期化状態？"
"キスなしで起動してましたけど。

"
"キスなしで？どういうことだ？"
" （チャイム）"
"（２人）はい？"
"どちらさまですか？"
" （神谷）クロノスヘヴン社の神谷と申します。

"
"神谷？"
"わたしがここにいることは内緒です。

"
"えっ？"
"はい。

"
"（神谷）初めまして。

"
"神谷と申します。

"
"（七瀬）助手の七瀬と申します。

"
"ナイトリーシリーズタイプ０１に関して "
"お話しがあって伺いました。

"
"粗茶です。

"
"茶柱付きでございます。

"
"（七瀬）どうも。

"
"はい。

"
"立ってる。

"
"（七瀬）失礼。

"
"えっ？"
"（神谷）ご安心ください。

"
"一時停止機能です。

"
"その方が落ち着いて話せますよね。

"
"修復絶対不可能と言われていた０１を復活させたのは "
"この神谷亜弓博士です。

"
"そうですか。

"
"（七瀬）復活の際にパワーも大幅にアップしています。

"
"茶柱がパワーアップか。

"
"復活させたことご迷惑だったかしら？"
"いえ。

でも並切さんは修復は絶対に無理だって…。

"
"彼は過去の人ですからね。

"
"（岳）な?に?？"
"（七瀬）こちらをご覧ください。

"
"あっ昨日この人たち空港で見ました。

"
"（七瀬）彼はエリスの発注で博士が造ったロボットなんです。

" "えっ？"
"そしてこの僕も "
"博士の手によって造られたロボットです。

"
"えっ！嘘？"
"（神谷）七瀬君極秘情報よ。

"
"（七瀬）あっ。

"
"このことはくれぐれもご内密に。

"
"（岳）知らんかった。

"
"あっでも何でナイトを？"
"あなたは彼に会いたかったんでしょう？"
"その気持ちよく分かりますから。

"
"楽しかった日々を取り戻してください。

"
"《見つけたんだ。

"
"四つ葉のクローバーは幸せを運ぶんだよ》"
"《修理がうまくいきますように》"
"でも３年前の記憶はないし "
"わたしのことも覚えてないし "
"わたしにとってのナイトじゃありません。

"
"そうでしょうね。

"
"まだ不完全ですから。

"
"でも３年前の状態に戻りますよ。

"
"わたしの技術があれば戻せます。

"
"それには "
"あなたが持ってるＩＣチップが必要ですが。

"
"チップ？"
"はい。

"
"今日はそのチップを受け取りに伺いました。

"
"０１を持ち帰りそのチップを修復してインストールし "
"３年前と同じ状態の０１を再びあなたの下にお届けします。

" "でもあのチップは完全に焼け焦げていて…。

"
"わたしならそのチップも修復できます。

"
"（七瀬）チップをお渡しください。

"
"（七瀬）どうしました？"
"少し考えさせてください。

"
"（神谷）どうして？ "
"悩む必要がどこにあるの？"
"それは…。

"
"本物の彼にもう一度会いたくないの？"
"彼を愛していないの？彼があなたの下へ戻ってくるのよ？"
"（神谷）チップをお渡しください。

"
" （岳）渡しちゃ駄目だ！"
" （トイレの水を流す音）"
"並切さん。

"
"（岳）神谷博士どういうおつもりですか？ "
"０１を勝手に持ち出すとは。

"
"（神谷）あなたに説明する必要はありません。

もはやあなたは " "クロノスヘヴン社にとって不要な人間ですから。

"
"（岳）はっ。

あなたの目的は何だ？"
"また出直してきます。

"
"では。

"
"やあ梨衣子。

"
"（岳）駄目だ。

パスワードが設定されていて停止しない。

"
"０１俺と一緒に会社に戻ろう。

"
"それはできません。

"
"俺は梨衣子の理想の彼氏です。

"
"梨衣子のそばにいます。

"
"残念だが "
"そういうわけにはいかないんだ。

"
"会社に戻ってパスワードを調べてきます。

"
"それまで０１をよろしく願います。

"
"ちょっわたしもわたしも会社に行かなきゃいけないんです！" " （ドアの開閉音）"
"ねえ梨衣子。

"
"デートしよう。

"
"（ため息）"
"ここにいて。

"
"うん分かった。

"
"着替えるから見ないで。

"
"んっ？"
"何何？"
"（男性）何だよ？"
"（男性）何だ何やってんだ？あれ。

"
" 梨衣子！！"
"何で？"
"愛してるよ?！"
"嘘。

"
"えっ？何これ。

"
"やあ梨衣子。

"
"ちょっ何してんの？"
"梨衣子喜んでくれた？"
"よっ喜ぶわけないでしょ。

"
"どうして？"
"梨衣子が設定したんだよ。

"
"たくさん愛情表現してくれる彼氏が理想だって。

"
"てっだからってこれちょっと大げさ過ぎるでしょ。

"
"（平田）いや?驚いたよ。

"
"天城元気そうで何よりだ。

"
"（香子）全然変わってないんだもんびっくり。

"
"あっで今何してんの？"
"梨衣子の理想の彼氏をしています。

"
"はっ？"
"初めまして。

"
"「初めまして」って君面白いね。

"
"ギャグのセンスとしてはいまいちですどね。

"
"でも「梨衣子の理想の彼氏」っていう冗談は "
"ちょっとまずいかも。

"
"（香子）そうよ。

"
"井沢は婚約中の身だから。

"
"婚約中？"
"ナイト？"
"皆さんのお仕事中の邪魔になるからこの辺で。

"
"あの失礼しますすいません。

"
"わたしならフリーなんだけどねえ天城君！"
"梨衣子婚約中ってどういうことなの？"
"とにかくここからは出て。

お願いだからアパートに戻って。

" "うん分かった。

"
"店舗はご覧のとおりＡＳＡＭＯＴＯの１号店を使用します。

" "外装はそのまま内装のみの改築となります。

"
"（将志）郊外型アンテナショップの開店は "
"ＡＳＡＭＯＴＯにとって今年の目玉になる大事業だ。

"
"新生ＡＳＡＭＯＴＯのイメージを打ち出す意味もある。

"
"その店舗の外装が１号店とほぼ変わらぬというのは "
"どうかな？"
"基本コンセプトは原点回帰です。

"
"見掛けより中身。

"
"そう思っています。

"
"売り出す新商品に関しても見掛けより中身 "
"味で勝負できるものを揃えたいと思っています。

"
"分かった。

お前に任せる。

"
"ありがとうございます。

"
"じゃあ井沢商品の説明を。

"
"はい。

"
"えっと郊外型新店舗のスイーツについては "
"天然素材１００％を目指し…。

"
"えっ？"
"大げさじゃないってそういうことじゃないんだけど。

"
"大丈夫なのか？"
"何が？"
"井沢梨衣子だよ。

"
"プレゼンも満足にできない人間に "
"今度のプロジェクトの大役が務まるのか。

"
"でも呼び戻したのは兄貴だろ？"
"３年も修業を積めば少しは成長していると思ったからな。

" "お前もな。

"
"ご心配なく。

"
"俺も井沢もやるときはやるんで。

"
"今度のプロジェクト失敗は許されない。

"
"うちのことを目障りに思っている大手の風間スイーツが "
"ほぼ同時期に六本木ヒルズに "
"新店舗をオープンさせる動きがある。

"
"うちのプロジェクトにあえてぶつけてくるつもりだ。

"
"分かってるよ。

"
"あっつうかここ２?３年で "
"相当業績悪化しちゃったみたいだよな。

"
"ハハホント兄貴は俺がいないと駄目なんだから。

"
"もうこれからはさどんどん俺に任しちゃってよ。

ねっ。

" "お前がいなかったからこの程度の悪化で "
"食い止められたんだよ。

"
"足引っ張るなよ。

"
"♪〜"
"ここまで悪いのか。

"
"創志さん。

"
"すいませんでした。

"
"会議の席であんな失態さらしちゃって。

"
"済んだことは仕方ねえよ。

"
"二度とおんなじことすんなよ。

"
"あっあの。

"
"何だよ？"
"ナイトのことなんですけど。

"
"３年前のこと覚えてないんです。

"
"だから？"
"だからあの "
"変な心配とかしないでください。

"
"してねえよ。

"
"何でそんなこと言うんだよ？"
"ナイトに自分のことただの上司って言って "
"婚約者ってこと隠してたんでわたしちょっと気になって。

" "だったら本当のこと言った方がよかったのかよ？"
"もし本当のこと伝えたいなら "
"お前から天城にはっきりと伝えてやりゃいいじゃねえか。

" "そうですよねすいません。

"
"いや悪い。

"
"でも俺そんなことに構ってる余裕ないんだわ。

"
"あした清里の店の様子見に行ってくる。

"
"えっわたしは…？"
"１人で大丈夫だよ。

"
"お前は取材とかあさっての新作発表会の準備もあるだろ。

" "はい。

"
"梨衣子?！"
"お疲れ。

"
"あっお疲れさまです。

"
"ねえ梨衣子一緒に帰ろう。

"
"何でまだいるの？"
"だって梨衣子が設定したんでしょ？"
"いつも迎えに来てくれる彼氏が理想だって。

"
"梨衣子。

"
"よし！これだ。

"
"これで０１を止められる。

"
"（白鷺）並切何をしてるんだ？ "
"それは何だ？"
"（岳）０１に設定されたパスワードです。

"
"部長はご存じなんですか？"
"神谷博士のしてること。

"
"ご存じなんですね？"
"彼女の目的は何です？"
"（白鷺）神谷博士の目的は完ぺきなロボット "
"つまり自我を持った０１のようなロボットを造り上げることだ。

" "部長はお忘れになられたんですか？"
"３年前の悲劇を。

"
"ロボットが自我を持つ必要はないんです。

"
"われわれは神の領域に踏み込んではならない。

"
"そう決めたはずです。

"
"上層部の判断だ。

"
"彼女は自分の研究にしか興味がないんです。

"
"少しでも精度の高いロボットを開発する。

"
"そのことしか頭になくそれで満足できる人間なんです！"
"今のクロノスヘヴンに必要なのはそういう人間なんだ！"
"わたしや君のような人間ではないのだよ。

"
"彼女の思想は危険だ。

"
"俺１人でも止めます。

"
"（白鷺）おい。

"
"わが社の重要な機密を勝手に持ち出そうとしているあなたを " "危険人物と見なし身柄を拘束します。

"
"何だと？"
"（神谷）「今わたしたちは "
"２人が初めて出会った黄金崎公園に来てます」"
"（純）「来てます」"
"（神谷）「これから "
"この大きな木の下に」"
"（純）「はい」"
"「ジャン！これを埋めま?す」"
"（純）「は?い」"
"（神谷）「これはタイムカプセルです。

"
"え?このタイムカプセルの中身は純に説明してもらいます」" "（純）「俺が説明すんの？」（神谷）「はい早く早く」"
"（純）「え?何だ？」"
"（神谷）「ＯＫ」"
"（純）「え?このタイムカプセルの中身は２人の夢です」"
"（神谷）「うん」"
"（純）「え?２人の夢を "
"それぞれ手紙にさっき書いて」"
"（神谷）「はい」"
"（純）「この中に入れました」"
"（神谷）「ねえねえ純の夢って何？」"
"（純）「俺の夢？それは…」"
" （ノック）"
"（七瀬）神谷博士。

"
"（純）「秘密です」"
"（神谷）「え?」"
"（七瀬）並切岳の身柄を拘束しました。

"
"（神谷）ご苦労さま。

"
"《シュークリームがいいな》"
"《久しぶりに井沢が作ったシュークリームが食いてえ》" "梨衣子何してるの？"
"シュークリーム作ってるの。

"
"何で作ってるの？"
"ナイトには関係ないでしょ。

"
"おいしい。

"
"何してんの？"
"それ生地だよ。

"
"おいしいわけないじゃん。

"
"梨衣子のシュークリームは世界一だね。

"
"ていうか味なんて分かんないでしょ？"
"うん分かんないよ。

"
"でも世界で一番おいしい。

"
"もう邪魔しないでナイトは筋トレしてて。

"
"フーッ。

"
"♪〜"
"♪〜"
"とにかく頑張るしかないと思ってます。

"
"（記者）頑張るのは分かったんだけど "
"もう少し具体的な気の利いたコメントしてもらえると " "記事にしやすいんだけどなあ。

"
"すいません。

"
"すいませんも何度も言われてもね。

"
"すいません。

"
"井沢のやつ何緊張してんだ？"
"井沢がああなるのも無理ないですよ。

"
"あの記者大した記事にする気ないから。

"
"はなっから態度悪過ぎますよ。

"
"それでも記事にしてもらうしかないでしょ。

"
"（平田）あっほらほらスイーツお出しして。

"
"（千穂）はい。

"
"（平田）はいはい。

"
"（千穂）こちらどうぞ。

"
"新店舗で限定発売予定の "
"ル・レーブ・ブランです。

"
"どうぞ召し上がってください。

"
"これ愛知県の農家から直接仕入れた "
"ホワイトストロベリーを使ってるんです。

"
"（記者）はいはいはい後ほど頂きますよ。

"
"あれも一応撮っといて。

（カメラマン）あっ了解です。

" "（記者）ＡＳＡＭＯＴＯも何考えてんだろうな。

"
"社運懸けてるっていうんだったら "
"それなりの有名なパティシエ連れて来いってんだよ。

" "ぽっと出の訳分かんない子じゃ記事にもなんねえよ。

" "あっちょっとすいません。

"
"はいもしもし？"
"創志さん？"
"おおどうした？"
"いえ何でもないんですけど "
"そっちはどうかなと思って。

"
"こっちは大変だよ。

"
"予定より工事が遅れちゃって。

"
"そうですか。

"
"何かあったのか？"
"いえ別に何も。

"
"そうか。

そっちも頑張れよ。

"
"はい。

"
"この間言ってたシュークリーム…。

"
"それ向こうにお願いします！"
"ごめん何？"
"いえ何でもないです。

"
"頑張ってください。

"
"ああじゃあな。

"
" どうですか？お味は。

"
"（女性）おいしい。

"
"これ孫にも食べさせたいな。

"
"これ全部お土産にしてください。

"
"（女性）えっ？いいの？"
"悪いわね?。

"
"梨衣子のケーキは世界一ですから。

"
"ナイト。

"
"何で？"
"梨衣子なら大丈夫。

"
"きっとうまくいくよ。

"
"♪〜"
"あの俺東京戻りますんで。

"
"（作業員）あっそうですか。

"
"後お願いします。

"
"（作業員）はい分かりました。

"
"（美加）まさかそんな形でナイト君復活するなんて。

" "うん。

でも復活って言っても "
"３年前のナイトってわけじゃないから。

"
"そりゃ色々褒め言葉とか優しい言葉並べてくれるけど "
"それってプログラムされてるから "
"しゃべるだけなんだよね。

"
"（美加）梨衣子の気持ち複雑だよね。

"
"んっ？"
"姿形は３年前とまるっきり一緒。

"
"一度は一緒に生きていこうって決めた相手だもん "
"そりゃあ簡単に割り切れないよね。

"
"それにチップを渡せば "
"３年前の状態に戻るかもしれないんでしょ？"
"うん。

"
"（美加）どうするの？"
"どうするって…。

"
"分かんない。

"
"たくさんあったの。

"
"パリでもずっと考えてた。

"
"ナイトがいたら一緒にしたかったこと。

"
"してあげたかったこと。

"
"やっと思い出になったのに。

"
"♪〜"
"♪〜"
"《「どうかそばにいてあげてください。

"
"創志さんなら梨衣子と一緒に歩いていけます」》"
"梨衣子の上司の創志さん？"
"どうしたんですか？"
"どうもしねえよ。

"
"元気がないですよ。

"
"梨衣子のために頑張ってください。

"
"あしたの新作発表会は成功させてくださいね。

"
"ああ。

"
"天城。

"
"俺お前の思い大事にしてきた。

"
"何のことですか？"
"何でもねえよ。

"
"じゃあ失礼します。

"
"天城。

"
"お前は知らないだろうが俺はお前に誓ったんだ。

"
"井沢を守るって。

"
"何で戻ってきたんだよ。

"
"（ふじ子）もう上がっていいよ。

（孝太）あっじゃあお先っす。

" "（ふじ子）はい。

"
"わたしも飲もうかな。

"
"ん?はい。

"
"（ふじ子）ねっ。

"
"（美加）やった。

"
"（笑い声）"
"ありがとうございます。

"
"（美加）うれしい。

"
"（一同の笑い声）"
"（美加）ありがとうございま?す。

"
"（ふじ子）は?い乾杯。

"
"（梨衣子・美加）乾杯。

"
"?（鉄子の鼻歌）"
"（鉄子）あっ内藤君おかえりなさ?い。

"
"あら？"
"♪〜"
"♪〜"
"（七瀬）チップはこの部屋にはないのかもしれません。

"
"時間がない。

"
"ちょっと出掛けてくる。

"
"そのまま捜させて。

"
"（七瀬）了解。

"
"（田中）並切さん。

"
"（岳）田中！"
" （田中）大丈夫ですか？"
"（岳）おい頼む！"
"俺をここから出してくれ！"
"それは無理です。

ここは厳重にロックされていて開けられません。

" "パスワードを使え。

"
"いいか？言うぞ。

"
" （田中）パスワードはとっくに変えられてます。

"
"（舌打ち）"
"（ため息）"
"田中神谷博士のことを調べてくれ。

"
"えっ？調べるって？"
"０１に対する執着普通じゃない。

"
"きっと何かあるに違いない。

頼む。

"
"井沢さん。

"
"話があるの。

乗って。

"
"（神谷）チップを渡してくれる気になった？"
"あなたは０１にどうなってほしいの？"
"分からないんです。

"
"３年前の状態に戻したいんでしょ？"
"３年前彼は自我が目覚めていたのよ。

"
"普通の人間と一緒。

"
"将来の夢や希望あなたと描く未来そういうものがあったの。

"
"それはあなたも同じだったはず。

"
"２人の夢や希望を今度こそかなえるのよ。

"
"自分に正直になりなさい。

"
"あなたは０１を愛していた。

"
"そして今も愛してる。

"
"♪〜"
"♪〜"
"０１それだ。

"
"♪〜"
"渡すのよチップを。

"
"あなたと０１のために。

"
"はい。

"
"（七瀬）チップ回収しました。

"
"分かりました。

"
"気が変わったら連絡ちょうだい。

"
"アパートまで送るわ。

"
"（神谷）《「え?」》"
"（純の笑い声）"
"「ジャン！これを埋めま?す」"
"（純）「は?い」"
"「これはタイムカプセルです。

"
"え?このタイムカプセルの中身は純に説明してもらいます」" "（純）「俺が説明すんの？」（神谷）「はい早く早く」" " （純）「何でだよ？」"
"（神谷）「はい」"
"（純）「はいえ?何だ？」"
"（神谷）「ＯＫ」"
"（純）「え?このタイムカプセルの中身は２人の夢です」" "（神谷）「うん」"
"（純）「え?２人の夢を "
"それぞれ手紙にさっき書いて」"
"（神谷）「はい」"
"（純）「この中に入れました」"
"（神谷）「ねえねえ純の夢って何？」"
"（純）「俺の夢？それは秘密です」"
"（神谷）「え?」"
"（純の笑い声）"
"何？これ。

"
"ナイト？"
"ナイト。

"
"♪〜"
"♪〜"
"チップ修復完了です。

"
"できた。

"
"♪〜"
"これで自我が目覚めるはず。

"
"（七瀬）変化ありません。

"
"どうして？"
"０１！"
"（神谷）０１はどこに向かってるの？"
"（七瀬）現在 "
"表参道を麻布方面に向かっています。

"
"遠隔操作ですぐに戻して。

"
"それが遠隔操作もできません。

"
"（神谷）どういうこと？"
"（七瀬）分かりません。

"
"なぜここを勝手に出て行ったのかも。

"
"自我は目覚めなかったのよ。

"
"それがどうして？"
"異常を来したのかもしれません。

"
"暴走した可能性があります。

"
"（七瀬）ＡＳＡＭＯＴＯのイベント会場です。

"
"（神谷）行きましょう。

"
"♪〜"
"どういうことだよ？"
"新作が一つも作れないって。

"
"発注したものと違う材料が届いてるんです。

"
"何だって？"
"これ見てください。

"
"ホワイトストロベリーじゃないんです。

"
"（香子）いったいどういうこと？ "
"契約農家から直接届いたものじゃないの？"
"中身が違うんです。

"
"農家には確認しました。

"
"そしたらちゃんと送ったって。

"
"配送ミスってこと？"
"（出井）契約農家にまた頼めば？"
"農家にはもう残ってないって。

"
"（香子）やはた芋のスイーツはどうなの？あれも新作でしょ？" "あれはまだ試作の段階で。

"
"それに材料が…。

"
"（平田）井沢！"
"おい新作どうした？ "
"皆さんお待ちかねだよ。

"
"それが。

"
"作れないんだ。

"
"作れないって？"
"材料がないんだ新作は出せない。

"
"すいません！"。