日本上代文学

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(4)日本霊異記(説話集・3巻)810~823年に成立。日本仏教 の歴史を説話の形で述べたもので、話がほぼ年代順におかれ ている。 内容:日本古来の神話・伝説ではなく、仏教が日本に伝わって、 日本で発生した仏教説話を集めた日本最古の説話集である。 主として因果応報の教えを説いている。 特質:説話文学の源流となったものである。
● 山上憶良の歌 ○術もなく苦しくあれば出で走り出ななと思へど子らに障りぬ ○銀も金も玉も何せむにまされる宝子にしかめやも
●山部赤人の歌 ○田児の浦ゆうち出でて見れば真白にぞ不尽の高嶺に雪は降 りける ○み吉野の象山の際の木末にはここだもさわぐ鳥の声かも
●大伴家持の歌 ○春の野に霞たなびきうら悲しこの夕かげに鶯鳴くも ○うらうらに照れる春日に雲雀あがり情悲しも独りしおもへば
第四期 万葉歌風の衰退期 (『万葉集』の最後の歌が作られた 759年までの約20年間)。 この期は、天平文化が最盛を誇った時期であるが、政権争いに よる政情不安から、貴族社会には動揺が始まっBaidu Nhomakorabeaいた。和歌 はそれまでの力強い調べを失って、繊細優美なものとなり、昔 を回顧する感傷的傾向も現れた。
○理知的・技巧的な歌が多くなった。長歌は衰退して、短歌が盛 んになった。 大伴家持が代表歌人。
●万葉集(歌集・20巻)759年以降10年間前後 編者:長期にわたり、多くの人の手によって編集され、最後に 大伴家持の手を経て完成されたらしい。 内容:歌数は約4500首。主に長歌・短歌・旋頭歌の三体。 雑歌・相聞歌・挽歌の三分類がある。
特質: ①現存する日本最古の歌集。 ②作者は天皇から一般庶民に至るまで、あらゆる階層に及ぶ。 ③日常生活に即して、素朴な感情を率直に表現している。 ④格調が雄大荘重なものが多く、技巧にとらわれていない。 ⑤万葉がなを用いるなど、独特の表記法を用いている。
●『万葉集』歌風の展開 第一期 万葉歌風の発生期(壬申の乱(672年)まで) 。
万葉時代の夜明けともいえ、歌謡の類型化から脱した、個性的 な創作歌が誕生した。特に短歌において個人の感情がのびや かに表現された。 ○平明素朴な歌が多い。
○皇室歌人が多く活躍した。 舒明天皇・額田王・有間皇子が代表歌人。
●神話・伝説・説話は、語り伝えたので、口承文学という。漢字が伝わるこ とによって、「」古事記」「日本書紀」「風土記」などが成立されるものを記 載文学という。
(1)古事記(こじき)(史書・3巻)。712年に完成。
特質: ① 現存する日本最古の叙事的文学である。 ② 古代歌謡が採録されている。 ③ 古代人の豊かな空想力や、素朴で明るい生活感情を知るこ
○熟田津に船乗りせむと月待てば 潮もかなひぬ今はこぎ出でな
現代語訳: 熟田津で船に乗って出発しようと月の出を待っていると、月も 出、潮もちょうどよくなった。さあ、漕ぎ出よう。
大海人皇子との問答歌: ○あかねさす紫野行き標野行き野守りは見ずや君が袖ふる (額田王)
訳:赤くかがやく紫の花をさがさないで、皇室の領地で野守りをし ないで、どうしてぼくに袖を振るのですか。 ○紫草のにほへる妹を憎くあらば人妻ゆゑにわれ恋ひめやも (大海人皇子(天武天皇))
第三期 万葉歌風の最盛期(平城京遷都後から733年までの約 20年間)。 律令制がますます整備され、『古事記』『日本書紀』が成立し、 史書編集事業が実を結んだ。仏教はますます盛んになり、儒 教や老荘思想などの中国の思想や、文化が盛んに導入され た。
○個性的な歌人が多く現れ、独自の歌の境地を作り出した。 大伴旅人・山上憶良・山部赤人・高橋虫麻呂などが代表歌人。
第二期 万葉歌風の確立期(壬申の乱後から平城京遷都(710 年)までの40年間)。 この期は、律令制中央集権国家が確立し、宮廷は繁栄と安定 を示して、政治的にも落ち着いた時期である。歌の題材が広が り、技巧も発達して、長歌・短歌の形式も完成した。
○専門的な宮廷歌人が活躍。 ○枕詞・序詞・対句などの修辞を使いこなした。 柿本人麻呂・高市黒人が代表歌人。
一.概観 (1)上代文学の範囲
上代文学は大和時代の文学とも呼ばれ、政治・文学・文化 の中心が大和にあった時代の文学である。平安京に都が定め られた794年までの文学である。
(2)歴史的背景 4・5世紀ごろには大和朝廷のもとに一国家が統一誕生した。その後、
大化改新や壬申の乱を経て、天皇の権威が安定し、絶対的なものとな った。 ●皇室中心の時代 ●五世紀の後半には漢字が使われ始める ●六世紀半ばには仏教が日本に伝わり、後世の日本人の思想や生活に 大きな影響を与えた。 ●七世紀の半ばに大化の改新が行われ、壬申の乱を経て天皇時代に至 って、律令制国家組織が成熟していた。
通过日本文学史的学习,使学生大概了解日本古代文学 的特点,知晓古代文学各个时期的代表作家和作品以及重要的 文学思潮,提高欣赏日本文学的能力。
另外,通过文学史中重要作品的解读和学习,也可提高 学生的日语语言技能,培养学生分析问题、解决问题以及创新 的能力。
教学内容: 古代文学史包括古代的前期(上代)、后期(中古)、
存在すると信じた。そして、豊かな想像力で、自然界の出来事を神々の はたらきとして説明しようとした。こうして創られた神々にかかわる物語 を語り伝えたものが神話である。 ●伝説:祖先の英雄談や土地にまつわる伝承を語り伝えたもの伝説で、 神話と比べて人間的で、現実性が強い。 ●説話:説話が同じく人間にかかわる話であるが、おもしろさを中心として、 庶民の現実的な願いがこもっている。
(3)文化的背景 7・8世紀には遣隋使・遣唐使が派遣され、中国の文化が盛
んに伝えられ、特に漢字の伝わりによって、文字を記すことが できるようになり、8世紀に『古事記』・『日本書紀』などが生まれ るに至った。
●飛鳥文化(7世紀前半) ●白鳳文化(7世紀後半~8世紀初) ●天平文化(奈良時代)
(4)上代文学の発達 ①口承文学 口づたえで行なわれて、集団から生まれ、集団的内容の強 い作品で、宗教的においも濃く、また叙事的要素をもつものが 多い。 ②記載文学 漢字の伝来によって、文字で文学を記すようになると、文学 はしだいに個性的・芸術的傾向が強くなっていった。叙事文学 から叙情文学への発展も見られた。
三.祝詞・宣命 古代の人々は、言葉に神秘的な霊が宿っているという言霊 (ことだま)信仰を持っていた。美しい言葉を使うと幸いが、悪い 言葉を使うと災いが来ると信じていた。したがって、神を祭る言 葉は、厳粛であるとともに美しい表現が工夫され、文学的要素 を帯びるに至った。これが「祝詞」の起こりである。「祝詞」は人 間が神に申し上げる言葉であり、これに対して、天皇が臣下に 自分の意思を告げ知らせる言葉が「宣命」である。
文字の記載による文学ジャンルの形成 神話・伝説・歴史の集成(古事記・日本書紀・風土記) 詩歌形態の確立(万葉集) 漢詩文の隆盛(懐風藻) 言霊信仰による祭祀文学の発達(祝詞・宣命) ③文学の特質 ○ まことの文学
○ ますらをぶり
二.神話・伝説・説話 ●神話:上代の人々は、自然の恩恵と威力とに触れ、自然の中に神々が
中世和近世四大部分。 考核方式:
日本文学史课的考核既包括文学史方面的客观问题及对 文学作品的语言方面的理解问题;同时也注重检验学生分析问 题和解决问题的能力。试题结构分客观题和主观题两大部分, 考核形式为闭卷考试,成绩计算为:平时30%+期末70%=100 分。
日本文学史の時代区分
日本文学史
第一章 日本上代文学
『懐風藻』(漢詩集・1巻)751年成立。撰者不明。 当時の漢詩集として現存する唯一のものである。大部分が 五言詩で、宴会や遊覧の作品が多く、中国六朝時代の詩の 影響を強く受けている。詩集には上流知識人64人の詩120 首を年代順に配列して収集された。
特質:①日本現存最古の漢詩集。 ②独創性に欠け、実感・実情が乏しい。
(1)祝詞 成立年代不明。現存するものは平安時代の『延喜式』 にある。 内容:天皇が臣下にかわって神に祈ることば。 特質:文章は荘重厳粛で、美しく、韻律もととのっている。
(2)宣命 成立年代不明。現存するものは『続日本紀』にある。 内容:国家の重大事などに天皇が臣下に下した詔勅文。 特質:宣命書きと呼ばれる表記法で書いてある。
とができる。 ④ 漢字の音訓を交えた表記を用いている。
(2)日本書紀(史書・30巻)720年に完成。元正天皇の命で舎人親王が中 心となって編集した。 内容:巻1と巻2は神話、巻3以降は持統天皇までの歴史など。 特質:
①編年体の漢文で書かれている。 ②六国史の最初のもので、資料も豊富に用いられている。
注:六国史:平安時代初期までに勅命によって作られた漢文の史 書。 ①日本書紀(720) ②続日本紀(797) ③日本後記(840) ④続日本後記(869) ⑤文徳実録(879) ⑥三代実録(901)
(3)風土記(地誌)。成立年代不明。713年諸国に風土記編集の命が下っ た。
内容:諸国の産物・地名の起源・古老の伝承など。現存するものは、『出雲 国風土記』など五か国のもの。
訳:もし紫の花のようにきれいな君を憎んでいるのならば、人の 妻ゆえに、ぼくの恋する姫です。
● 柿本人麻呂の歌 ○淡海の海夕波千鳥汝が鳴けば情もしのに古思ほゆ
● 高市黒人の歌 ○何処にか船泊てすらむ安礼の崎漕ぎ廻み行きし棚無し小船
● 大伴旅人の歌 ○わが園に梅の花散るひさかたの天より雪の流れ来るかも ○沫雪のほどろほどろに零りしけば平城の都し念ほゆるかも ○験なき物を念はずは一杯の濁れる酒を飲むべくあるらし
『万葉集』代表歌人の和歌 ●舒明天皇の歌
○大和には 群山あれど とりよろふ 天の香具山 登り立ち 国見をすれば 国原は 煙立ち立つ 海原は 鴎立ち立つ うまし国そ 蜻蛉島 大和の国は
●有間皇子の歌 ○家にあれば笥に盛る飯を草枕旅にしあれば椎の葉に盛る
●額田王の歌 熟田津爾 船乗世武登 月待者 潮毛可奈比沼 今者許芸乞菜
●東歌と防人の歌 地方の無名の人たちの歌で、万葉集の大きな特色となってい る。
●東歌:東国地方の庶民の生活から生まれた民謡風の歌。東 国方言を多用し、素朴な調子で恋や生活を歌っている。
●防人の歌:北九州沿岸防備のために招集された兵士やその 家族の歌。 肉親との別れを、悲しむ気持ちを力強く率直にうた う。
●東歌 ○筑波嶺に雪かも降らる否をかもかなしき児ろが布乾さるかも ○稲つけばかがる吾が手を今夜もか殿の稚子が取りて嘆かむ
●防人の歌 ○防人に発たむさわぎに家の妹が業るべき事を言はず来ぬか も ○国々の防人つどひ船乗りて別るを見れば甚もすべなし
(2)漢詩と「懐風藻」 天智天皇の勧めで、近江朝(667~672)のころから、貴族の公 的な教養として漢詩文が盛んになり、外国の使節を招いての 宴などでも、漢詩文が重要な役割を果たすようになった。こうし た漢詩文の流行を背景に、『懐風藻』などの漢詩集も編まれ た。
祝詞と宣命の比較
(4)詩歌 恋愛、労働、酒宴などに際して歌われた上代歌謡は、やがて 『古事記』『日本書紀』に『記紀歌謡』として記載されていくが、こ れらの集団の中から生まれたものが、しだいに個人的な和歌 へと発展していく。『万葉集』はその集大成であるといえよう。そ れ以前にも『柿本人麻呂歌集』『高橋虫麻呂歌集』『類聚歌林』 などの歌集があったが、消失して現在伝わっていない。
《日本文学史》课程教学大纲
课程类别:必修课 学 时: 总36学时;2学时/18周 学 分: 2 适用专业: 日语 开课院(系):东方语学院日语系 开课学期:第三学年第二学期
本课程主要依据国家教委颁布的《普通高等院校本科专 业目录》和本校日语专业本科教学计划而设制,是日语专业的 专业必修课。
通过本课程的教学,使学生比较系统地掌握日本文学史 的基本知识,理解日本文学发展的基本规律、各个时期的不同 的文学特点,培养学生分析问题、解决问题的能力,以便在今 后更好地作好中日文化交流工作。
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