关于中日寒暄语的对译研究——以日常生活寒暄语为中心

合集下载
  1. 1、下载文档前请自行甄别文档内容的完整性,平台不提供额外的编辑、内容补充、找答案等附加服务。
  2. 2、"仅部分预览"的文档,不可在线预览部分如存在完整性等问题,可反馈申请退款(可完整预览的文档不适用该条件!)。
  3. 3、如文档侵犯您的权益,请联系客服反馈,我们会尽快为您处理(人工客服工作时间:9:00-18:30)。
考察に入る前に「あいさつ」、「あいさつ言語行動」、「ポライトネス」、中国語の「礼 貌语言」などについて定義をしておく必要であろう。『国語学研究事典』では、「あいさ つ」を「人間関係·社会関係を円滑にする、または円滑な状態を維持·強化するために行 う社交·儀礼的な行動様式の一つ」とする 2。「あいさつ言語行動」とは「あいさつ言葉 と音声、身振り、手振り、表情、態度といった人間の行動様式に関わる伝達行動の全体 である」とする 3。「ポライトネス」とは「話し手はどのような状況で何を言うかによ って、礼儀正しいか無礼かを判断されるという適切さの問題である」とする 4。「礼貌 语言」とは、広義に人間の言語行動がその社会的、世俗的な道徳規範に相応しいことが 「礼貌」として理解され、「ポライトネス」に近い概念となる。その礼貌に合致する言 語行動を「礼貌语言」とし、また、コミュニケーションにおいては、その場面、相手な どに見合い、適切であるという狭義の「礼貌语言」は、日本語の「あいさつ」に極めて
2
近いものとして理解できると考えられる 5。
1.2 研究の意義と目的
「あいさつ」という言語行動には、時代、社会とともに変化する一面もあれば、一定 の構造、法則性を持つものとして人々に習得される、いわゆる習慣的な内的恒常性もあ る。それ故に、あいさつ言葉の翻訳は異文化間で行うことは困難なことである。あいさ つは社会関係と関わることである以上、社会によって、種々違っているところがあると は当然予想される。単にその言葉を置き換えて、使えたとしても、言語社会に内在して いる文化、特に生活様式、対人関係などを合わせて身につけていなければ、正しく理解 しあえるような「相応しい」あいさつの対訳をすることができるとは考えられないから である。
中日両国は、社会文化、言語習慣において、種々の差異がある。あいさつ言葉の翻訳 は、その情報の伝達は文化の差による障害に衝突するかもしれない。例えば、普通、中 国人がお土産を渡そうとする時に、一般的に受け手が「这个不能要,这个不能收」と建 て前で返事する。その場合の「不能收,不能要」という言葉は日本語にどう訳したらい いのか。「いらない、いらない」に訳すれば、いいだろうか。もし日本人に「いらない、 いらない」と直訳したら、誤解を生むかもしれない。日本人の場合、「いらない、いら ない」と言われて、品物が気に入らないのかなどと思い、不快感をもたせるような失敗 は、絶対避けられないものではないのだ。日本人にとって、お土産を受取るときに、「あ りがとうございます」と言って、感謝の気持ちを表わすのが当然である。あいさつは異 文化間コミュニケーションにおいて、交流開始の導入を作るものなので、うまく翻訳で きなかったら、これからのコミュニケーションもきっと快適な気分になれない。そこで、 本論では、日本語の「あいさつ」に対応できる中国語は狭義的な概念の「礼貌语言」と 考え、ポライトネスの視点から、それと日本語の「あいさつ」との対訳研究を行う。
作者签名:
日期:
あいさつにおける中日対訳について
――日常生活でのあいさつを中心に
第一章 はじめに
1.1 問題の提起
人間が他人との間に親和的な社会関係を設定するために、またはすでに設定されてい る親和的な社会関係に基づいて、それを維持強化するために行う多種多様な社交、礼儀 的な行動様式がある。中国にも、日本にも、どの社会でも、人間が相互の存在を認め合 ったり、社会的な関係を作ったり、さらにそれを維持したりするために、あいさつと呼 ばれる言語がある。「あいさつ」は「人間が他人との間に親和的な社会関係に基づいて、 それを維持強化するために行う社交、礼儀的な行動様式の一つ」1 と定義されている。 あいさつは人間の交流において、大切な言語行動であり、日常生活によく出る表現の一 種でもある。一般的に、人間の交流はあいさつをすることから始まるとも言える。国境 を越えた人間の交流がますます盛んになりつつある現在、外国人と交流する時の基本的 な言語行動として、あいさつ表現が重要である。
1 佐藤喜代治編(1977)『国語学研究事典』明治書院 p3 1
において、繰り返し指摘されてきたことである。中日両言語のあいさつに関する従来の 研究は、主に両言語の対照研究を中心に、両国の文化、習慣から対比し、分析すること が多かったが、両言語のあいさつの対訳研究はほとんど皆無であるといっても過言では ない。
本论文共有六章构成。 第一章, 阐述了本论文的问题点,研究意义、目的、对象以及研究方法。 第二章是先行研究。简要介绍了中日两国在寒暄语方面的研究现状以及日语寒暄语的 汉译研究。 第三章,首先介绍寒暄语的概念。然后,设定了“见面与分别”“感谢与道歉”“家庭 成员间”这三种场面,对各种情况下的寒暄语进行比较,总结中日两国寒暄语的互译方法。 第四章,运用“礼貌原则”“待遇表现”这两个语言学理论,论述中日两国寒暄语的 翻译。 第五章,总结出寒暄语具有“省略性”“定型性与多样性”“待遇表现性”三个特征, 并归纳出中日寒暄语互译的对策。 第六章,总结全文,并对今后的课题做出展望。 在日语中,同一场合使用的寒暄语言也有不同。既有敬意高的表达形式,也有敬意略 低的表现。而汉语中的敬语表现相对较少。因此,在翻译日语寒暄语时,要充分把握“待 遇表现”理论,正确分析说话人之间的敬意表达。此外,翻译寒暄语时,还需要运用礼貌 原则理论,“根据具体场合的不同,选择恰如其分的寒暄表达”。从这个角度考虑,日语寒 暄语表现出高频率的定型性,在进行翻译的时候,需要选择定型化、惯用句的“适宜性”。 与此相反,汉语中喜欢自由自在的寒暄表达,所以呈现出明显的多样性。也就是说,要在 “特定场合,选择最与之接近的寒暄表现”,有效发挥“适宜性”的作用。在翻译寒暄语 时,需要把保留在日语中的定型的、惯用表达,在汉语中寻找到对应的表达。中日两国语 言、文化拥有不同的礼貌原则策略,所以,翻译时要加强对异文化的理解,慎重选择译语。
2 佐藤喜代治編(1977)『国語学研究事典』明治書院 p3 3 荻野網男編(2003)『言語行動』朝倉書店p1-24 4 宇佐美まゆみ(2003)「異文化接触とポライトネス―ディスコース·ポライトネス理論の視点から」『国語学』p27 5 北京市语言学会编(1982)《礼貌和礼貌语言》北京出版社 p55-97
i
に求められ、選択されていると言ってよいが、中国語ではその場に見合う個々別々のあ いさつが好まれているため、多様性が強い。すなわち、「その場に相応しいあいさつ」 の「相応しさ」が生きていると言えよう。つまり、定型化した決まり文句的なあいさつ によってこそ保たれている日本語の相応しさに対して、その場に文字通り相応しい多様 なあいさつで表現されるのが中国語の相応しさである。中日両言語の言語、文化はそれ ぞれに適切するポライトネス·ストラテジーを持って、あいさつ言葉の訳出語を選ぶの である。
iii


【キーワード】 あいさつ言葉 対訳 ポライトネス理論 異文化間の理解
あいさつの中日翻訳に関する研究は、中国では個別的、概説的なものは散見するが、 言語理論の視点から、あいさつ翻訳に関する体系的、総合的に行われたものは非常に少 ない。したがって、あいさつにおける中日両言語の相互翻訳のストラテジーを検討し、 言語理論を踏まえて、中日あいさつ対訳を研究することは必要だと思われる。また、異 文化コミュニケーションにおいては、異なる言語、文化による誤解、摩擦が大きな問題 となっているのが故に、翻訳中に様々な問題解決への資料を提供することも、本論のも う一つの目的となる。これらの解明によって、日本語学習者の日本語コミュニケーショ ンの習得に役立ち、日本語教育への応用に少しでも役立てば幸いと思う。
沈阳师范大学 硕士学位论文 关于中日寒暄语的对译研究——以日常生活寒暄语为中心 姓名:栾景琳 申请学位级别:硕士 专业:外国语言学及应用语言学 指导教师:闫雪雯
20100501


【关键词】 寒暄语 对译 礼貌原则 异文化的理解
在中国,关于中日寒暄语的翻译研究随处可见,但都是单一的、概述性强的研究,尤 其是从语言理论的角度,对寒暄语翻译进行全面、具体的研究极其少见。在此,笔者以语 言理论为基础,探讨中日两国寒暄语的互译对策,研究其互译方法。另外,在异文化交流 方面,由于不同的语言,不同的文化会产生较大的误解和摩擦,所以,本论文的另一个研 究目的就是提供解决翻译过程中各种问题的方法。笔者希望这些解决问题的方法,能够对 日语学习者日语交流能力的习得提供帮助,以及对日语教育工作起到微薄之力。
作者签名:
日期:
学位论文使用授权声明
本人授权沈阳师范大学研究生处,将本人硕士学位论文的全部或部分内 容编入有关数据库进行检索;有权保留学位论文并向国家主管部门或其指定 机构送交论文的电子版和纸质版,允许论文被查阅和借阅;有权可以采用影 印、缩印或扫描等复制手段保存、汇编学位论文。保密的学位论文在解密后 适用本规定。
言語の背景を異にする人とのコミュニケーションにおいては、あいさつの翻訳はほか の翻訳より、社会、文化によって異なるそれぞれの特徴といった内容など考えるところ がもっとたくさんあるが故に、文化的な活動とも言え、非常に難しくてかつ重要である。 各々の言語、文化はそれぞれに適応するポライトネス·ストラテジーを持ってあいさつ の伝達情報を置き換える訳出語を選ぶのが重要である。もし、あいさつを適切に翻訳し なければ、与える原言語のイメージが変わったり、壊れたり、違和感を生み出して、意 思疎通の障害の原因ともなるからである。
一方、中国語には、多様性を呈する日本語の「あいさつ」という表現に見合う表現は ないようである。辞書などの訳出語によれば、「招呼语」「问候语」(人と交際する言葉)、 「见面语」「告别语」(人と出会った時、別れる時のあいさつ言葉)、「感谢语」「道歉语」 (感謝、謝罪のあいさつ言葉)などの如く、細かく分けて考える様相をみせている。そ のいずれもが日本語の「あいさつ」の一部分しか表わしていないものである。日本語と 中国語は、文の構想上は全く違う言語であるということは、今までの両言語の対照研究
iiΒιβλιοθήκη Baidu
学位论文独创性声明
本人郑重声明:所呈交的硕士学位论文,是本人在指导教师的指导下, 独立进行研究工作所取得的成果。除文中已经注明引用的内容外,本论文不 包含任何其他个人或集体已经发表或撰写过的作品成果。对本文的研究做出 重要贡献的个人和集体,均已在文中以明确的方式标明。本人完全意识到本 声明的法律结果由本人承担。
本稿は六章に分けて考察した。 第一章では、本論文の問題の提出、研究の意義と目的、研究対象及び研究方法を論じ る。 第二章では、先行研究が挙げられる。 第三章では、まず、「あいさつ」の定義を紹介する。それから、日常生活の中で、「出 会いと別れ」「御礼とお詫び」「家族間」という三つの状況を設定し、各場面で使われて いるあいさつの言葉を比較研究し、中日両言語におけるあいさつ言葉の対訳を考察する。 第四章では、「ポライトネス」と「待遇表現」という二つの言語学理論に基づいて、 中日両国のあいさつ言葉の翻訳を論じる。 第五章では、あいさつが持っている「省略性」「定型性と多様性」「待遇表現性」と言 う三つの特徴を取り上げ、中日両言語のあいさつ言葉の対訳へのアプローチをする。 第六章では、本稿の考察をまとめた上で、今後の課題に触れる。 日本語では、同じ状況で使われるあいさつ言葉にも敬意の高い形式と敬意の低い形式 が備わっている。それに対して、中国語では、敬意表現が弱いと言える。日本語を中国 語に訳す場合、「待遇表現」という基本的な言語理論にしたがって、敬意表現との密接 な関係は無視できない。また、あいさつを翻訳する際に、ポライトネスのストラテジー としての「その場に相応しいあいさつ言葉」を選択する必要がある。これらの視点から 考えると、日本語では高い定型性を見せた場面については「相応しさ」は生かされてお らず、習慣として定型化した、決まり文句としての「相応しさ」があいさつ翻訳の実際
相关文档
最新文档