2020年职称日语阅读精选素材:二月尽
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2020年职称日语阅读精选素材:二月尽
一月往(い)ぬる。二月逃げる。三月去る。昔の人はそう言い
習わしたという。年明けから春の初めにかけて、時は心なしか速足
で通り過ぎていく。きょうはもう2月の末、季語でいう「二月尽
(じん)」である
“一月过往、二月逃走、三月离去”,古人习惯以此形容流光匆匆。从新年伊始到初春时节,也许是心理作用吧,总感觉时光飞快流逝。今天已是2月底了,俳句的季节用语叫“二月尽”。
講談社版「日本大歳時記」春の巻をひらくと、例句に添えて二
月尽の短い解説文が載っていた。「同義ながら、二月果て、あるい
は二月尽くと表現されると、ほっとした安堵(あんど)の気持がに
じみ出る」と
翻开講談社出版的《新日本大歳時記》的《春》之卷,看见和例
句一起,标有“二月尽”的简短注释:“若用'二月终了'或者'二月结
束'来表达,虽说意思相同,但是,'二月尽'一语则流露出长长地舒了
一口气的'放松'之情”。
現代俳句の第一人者、飯田龍太さんの文章である。その句風を「鋭い眼の働きを、鋭い耳の感覚が支えている」と評したのは詩人
の大岡信さんだが、数行の解説にも鋭さは読み取れる。きのう、飯
田さんの訃報(ふほう)を聞いた。86歳という
那是現代俳句、飯田龍太所写的注解。关于他俳句的风格,詩人
大岡信评道:“他敏锐的视觉,来自他灵敏的听觉”,确实,从寥寥
数行的注释中我们也能读出那种敏锐。昨天,惊闻飯田讣告。据说,
享年86岁。
数えきれない代表句のなかでも子供を詠んだ句が忘れられない。例えば、「どの子にも涼しく風の吹く日かな」。1969年(昭和
44年)に読売文学賞を受賞した第4句集「忘音」に収められている
他的无数句代表作中,相关孩子的那些也令人难以忘怀。例如,“孩子啊你们每个人/清风怡人的日子/迟早都会来访也!”一句,被收入1969年(昭和44年)読売文学奖获奖作品第四集《句音》中。
あるいは、「子の皿に塩ふる音もみどりの夜」。初夏の団欒(だんらん)が目に浮かぶ。誰もが経験し、目にしながら、あわただしい日常のなかで忘れていく。忘れ物を大切に保管してくれた一人が飯田さんであろう
再例如,“爱子盘中撒盐声/夏夜树下团圆情”这句。初夏一家人团聚的情景历历在目。谁都亲自经历和耳闻目睹的一幕,却被遗忘于忙乱的日常生活中。有人为我们把这些遗失物好好地保管着,飯田就是其中之一吧。
「時」の流れをとめて、心やすまる一瞬の情景を十七文字に切り取ってくれた人と、その人をも速足で連れ去っていく「時」の流れと。二月尽である。
让“时光”的流逝停止,将瞬间的恬淡心情,用十七个字框住的人,以及,把这个人飞也似地带走的“时光” 的流逝。这样的、二月尽也!