天津外国语大学日语语言文学考研日语语言文学真题
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天津外国语学院
2007年攻读硕士学位研究生入学考试试题
考试科目:日语语言文学
(注意:答案必须写在答题纸上)
(考试时间180分钟总分150分)
問題一次の文章を読み、後の問に答えなさい。(30点)
係結といえば、一般に文中に係助詞が存在することによって文末の述語が①ケイタイ的に変化することとして思い起こされる。
(1)からころもきつつなれにしつましあればはるばるきぬる旅をしぞ思ふ(2)いそのかみふるき都のほととぎすこゑばかりこそむかしなりけれ
上の係結は、活用形の変化という①ケイタイの面からその②ハアクが容易なものであるが、山田孝雄は、本居宣長の③セツを受けて、終止形をもって文を結ぶことになる「は・も」も係助詞として取り上げた。それは、係助詞が陳述すなわち文の成立に関与するものであるとする事による。ところで、山田によって係助詞とされた「は」は、格助詞「が」との④タイショウにおいて、論じられることが多い。両者の区別と関連に関しては今日にいたるまで種種論じられてきたのである。(⑩)、その際、文がどのような判断の質のものとしてあるのかという点に関しては論じられることが尐なかったようである。
小論の⑤テジュンと見通しを述べておくならば、次のようである。
⑥ケントウの手がかりとして取り上げるものは、時枝文法での「は」の取り扱いである。山田文法で⑨「陳述に勢力を及ぼす」係助詞として、一つに括られる「は」は、時枝文法では、「格をあらはす助詞」と「⑦ゲンテイを表はす助詞」の二種に分けられる。前者はいわゆる格助詞であり、後者は山田文法の係助詞・副助詞をあわせたものに相当する。後にも見るように、山田が格にかかわるものではないと説く「は」を時枝は何故に「格を表はす助詞」に入れたのか。時枝の⑧イトを解くことは、文の成立に関与するという係助詞の再検討を要することとなる。そのことは、「は」の構文が係結構文として単一なものではなく判断の質としては異なるもののあつまりであることを意味するものと考えられる。
(石神照雄係結と文の質一部改)
問1①~⑧のカタカナを漢字に書き直しなさい。(4点)
問2(1)~(2)の中から係りと結びの語句を取り出しなさい。(4点)
問3⑨陳述とは、何か、文中のことばで答えなさい。(2点)
問4山田文法と時枝文法の「は」の分類の違いについてまとめなさい。(5 点)
問5「は」に関しては、作者は山田と時枝のどの学説により賛成か。(2点)問6次のうち、上の文章の考えに一致するものはどれか。(6点)1係結現象は、文中の係助詞と文末で連体形と已然形にかかりあう現象である。
2山田文法の「は」の取り扱いは疑うところがない。
3時枝の「は」の分類は一理がありそうである。
4「は」と「が」の区別について多く論じられてきた。
5「は」の構文は山田文法でいうほど単純ではない。
6山田も、時枝も「は」は「格を表はす助詞」と見ている。
問7(⑩)に入る接続詞を次か選び、記号で答えなさい。(2点)
AそこでBしかしながらCだからこそDそのくせにEなぜならば問8「は」の使い方について、あなたの意見を述べなさい。(5点)
問題二次の文を読んで、後の問いに答えなさい。(10点)
言語の文法形態から見れば、中国語は(1)語で、ロシア語は屈折語で、日本語は(2)語、エスキモー語は(3)語である。現代日本語の文字が漢字、平仮名、片仮名、(4)の4種に分けられ、漢字には(5)、(6)二種類の読み方がある。日本語文法の研究には、主に三つの流れが見られ、第一の流れは国語学、第二の流れは言語学、第三の流れは日本語記述文法ということである。文法論は、大きく形態論と構文論とに分かれ、文は、基本的にA{[命題]モダリティ}といった階層構造を有している。また、同系統と考えるべきだとの観点からの言語間の比較をする言語研究の分野をB比較言語学と言う。それに対して、C対照言語学は同系も入っていいが、同系でない言語の間を対照し、研究するものである。
問1(1)~(6)に適当な語を書き入れなさい。(6点)
問2次の文をA{[命題]モダリティ}といった階層構造で図示しなさい。(2点)
北アルプスの積雪はもう3メートルに達しているらしい。
問3B比較言語学とC対照言語学があるが、下記の研究はどれに当たるか。C、Bで答えなさい。(2点)
1チベット語と中国語は同じ語族かどうかに関する研究()
2日本語の「娘」と中国の「娘」とは、意味が同じかどうかに関する研究()3日本語の形容詞は英語の形容詞と性質が同じかどうかに関する研究()
4日本語はアルタイ語族の一語派であるかどうかに関する研究()
問題三次の文を読んで、後の問いに答えなさい。(10点)
日本文学は、中国について世界で二番目に長い歴史を持っているといわれている。8世紀のはじめごろ、日本古代の神話と歴史をまとめた「古事記」と「(1)」が作られた。前者は漢文による記述と漢字の音訓による記述が併用されている。後者は、漢文で書かれた編年体の本格的な史書である。また8世紀には、現存する最古の歌集、万葉集が作られた。この歌集には、(2)仮名といって、漢字を、本来の意味を離れ、仮名的に用いた文字が使われた。
11世紀には、「源氏物語」という世界でも有名な作品が(3)によって書かれた。17世紀から19世紀までは、庶民文学が数多く現れ、同じ17文字からなる「俳句」と「(4)」も盛んになった。19世紀以後は、欧米文学の影響が強く、夏目漱石とA森鴎外の二巨峰が注目されていた。日本ではじめて1968年にノーベル文学賞を受けた川端康成は新鮮な感覚で生のはかなさを描く作風で一貫しており、日本文学の古典的伝統の生命を現代によみがえらせたものといわれている。「伊豆の踊り子」、雪深い温泉宿を舞台に書かれた「(5)」、主人公信吾の悩みと戸惑いを描いた川端の最高水準の作品といわれる「(6)」などの名作がある。また1994年、日本で二度のノーベル文学賞に輝いたB大江健三郎も世界でも注目される作家である。
問1(1)~(6)に適当な語を書き入れなさい。(6点)