日本中世文学
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(5)法語 中世初期は仏教の改革期であり、浄土真宗、禅 宗、日蓮宗などの新宗派が生まれた。そして 各宗派の高僧たちは、教養を説き広めるため に文を残した。これを法語という。法語は文学 を目指したものではないが、開祖たちの宗教 的情熱に支えられた優れた宗教文学となって いる。 作品:『歎異抄』 親鸞と弟子の問答 『正法眼蔵』 道元
(2)徒然草 成立:元徳二年(1330) 作者:吉田兹好 文体:和漢混交文と和文体 書名:「つれづれなるままに、日ぐらし、硯にむかひて…」 思想:無常観・儒教の思想・老荘思想などが混在。現实 的 内容:話題の豊富な随筆集 自然への興味、人に関する話題のほかに説話、 処世訓など、人間の理想的なあり方、為政者の徳とし て倹約を説くなどがある、色恋を慎むべきとも説いた。 兹好の広い視野と深い教養が溢れている。
ほかの文学ジャンル
(1)歴史物語 『水鏡』 12世紀末 編年体 神武天皇から仁明 天皇まで 内容は阿闍梨皇円編『扶桑略記』からの抜粋に 過ぎず、四鏡の中で最も文学性が低いもの。 『増鏡』 14世紀末 編年体 後鳥羽天皇から後 醍醐天皇までの約150年間の歴史 二条良基 内容は『栄花物語』に習って、各編に優雅な題が 付けられている。『源氏物語』の影響が見られ、 擬古的で流麗な文体である。四鏡の中では 『大鏡』に次いで文学的価値を認められている。
冒頭文
つれづれなるままに、日暮し、硯に向か ひて、心に移りゆくよしなし事を、そこは かとなく書きつくれば、あやしうこそもの ぐるほしけれ。
庶民文化の興起
(1)説話文学 ①『宇治拾遺物語』(世俗説話) 成立:建暦二年(1212)~承久三年(1221)
内容:197篇物語 日本・中国・インドにわたっている 仏教説話、民話風説話 特色:庶民的な感覚で人間の願望を暖かい目で見守る姿勢に貫か れている。広く愛読され、近世の井原西鶴の作品などにも影響を 与えている。そして、芥川龍之介の『地獄編』もこれを取材したも のである。 ②そのほかの説話文学 『古今著聞集』(世俗説話)『十訓抄』(教訓説話)『発心集』『宝物集』 『沙石集』(仏教説話)
隠者文学の成立
(1)『方丈記』 成立:建暦二年(1212) 作者:鴨長明 文体:和漢混交文 対句、比喩などの技巧 書名の由来:「その家のありさま、よのつねにも似ず。広さはわづか 方丈、高さは七尺にも満たない」 思想:無常観(すべてのものは生滅・変化して、永久不変ではないこ と。無常観は仏教からきたことばである。)厭世的 内容:全一巻 前半ー作者が生きた40年間の天災とか、社会変動などにつ いて記した、生きることの困難、苦悩が綴られている。 後半ー閑居の気味。無常の世にあっては、無欲に仏を念ずる 生活のみが心の安定を与えている。
冒頭文
ゆく河の流れは絶えずして、しかも、もの の水にあらず。よどみに浮かぶ泡沫は、 かつ消え、かつ結びて、久しくとどまりた る例なし。世の中にある、人と棲と、また かくのごとし。
有名な章段
もし、人このいへる事を疑はば、魚と鳥 との有様を見よ。魚は、水に飽かず。魚 にあらざれば、その心を知らず。鳥は、 林を願ふ。鳥にあらざれば、その心を知 らず。閑居の気味も、又同じ。住まずし て、誰かさとらん。
日本文学史
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中世文学
(一)概观 (1)基礎概念 中世:源頼朝が鎌倉幕府を開いた建 久三年(1192)年から、徳川家康が 江戸幕府を開いた慶長八(1603)年 までの約四百年間を中世という。
(2)文学理念 ①幽玄:藤原俊成が和歌において唱えた美的理 念。表面的な美ではなく、言外に漂う、奥深く 物寂しい静寂美。繊細美と静寂美の調和した 深深とした余情である。この幽玄の美は和歌 から連歌へと受け継がれ、さらに能楽・茶道な どに浸透し、江戸俳諧の「さび」として継承され ていく。結局中世の芸術を貫く根本てきな理念 ということができる。
『十六夜日記』
成立:弘安三年(1280) 作者:阿仏尼 内容:息子の為相と先妻の子為氏とが 所有権を争い、訴訟となった。そのため に鎌倉に下った際に書かれた旅日記で ある。海道筋の風景、鎌倉での動静、わ が子に対する母性愛、訴訟に関する心 配などが記されている。
(4)キリシタン文学 十六世紀の中頃から約一世紀の間、キリスト教の宣教 師や信徒が布教を目的として日本語の学習を行った。 彼らは当時の日本の口語を使い、ローマ字で作品を 翻訳した。これらの作品をキリシタン文学と呼ぶ。 『伊曽保物語』 文禄二年(1593) イソップ物語から64の作品を選び、日本の物語風に翻訳 した作品である。ローマ字ではあるが、狂言体の口語 体になっている。西洋文学では最初に日本語訳され た作品である。人間社会を風刺し教訓を提示すると いった寓話の世界でもある。
吉田兹好について
吉田兹好は弘安六年(1283)ころ京都に 生まれた。本名は卜部兹好(うらべかね よし)。三十歳ころに出家した。出家後も 歌人として武家や貴族と交遊を続けた。 兹好はまた古典や有職故实に明るく、神 道・儒教・仏教・老荘思想にも通じていた。 兹好は歌人として優れ、二条派の和歌 四天王(兹好、頓阿、慶運、浄弁)の一 人に数えられていた。
②有心:藤原定家が和歌において唱えた 美的理念。父俊成の「幽玄」の世界を深 めたもので、奥深い余情の中に華やか さをもった妖艶美を理想としたもの。優 美な情趣を深く心に凝らし、妖艶な美を 追求しようとしたもの。 ③艶:「幽玄」の一種。優美なしみじみとし た情趣を持ち、華やかさをも含む美であ る。
(4)中世文学史発展の主な内容 ①貴族文学の衰落 ②武士文化の繁栄 ③隠者文学の成立 ④庶民文化の興起
(5)物語 ①擬古物語:鎌倉期には、『源氏物語』をはじめとする平 安期の物語を模倣するものは擬古物語という。 『住吉物語』『海人の刈る藻』『松浦宮物語』『石清水 物語』 ②御伽草子:擬古物語は室町時代に入るとほとんど書 かれなくなった。それに代わったのが御伽草子と呼ば れる短編の物語である。御伽草子は一般の民衆や婦 女子が対象であったため通俗的な内容でストーリーも 単純だった。もともと、絵巻物として鑑賞されたものだ が、奈良絵本という絵入りの草子として流布し、江戸 期の仮名草子に連なる通俗的な短編小説である。内 容は幼稚で、文学価値には乏しい。 『一寸法師』『鉢かづき』『酒てん童子』『ものくさ太郎』
さざ浪や 志賀Байду номын сангаас都は あれにしを 昔ながらの 山桜かな ーー読み人知らず 『千載 和歌集』
②『太平記』 成立:応安三・四年(1370~1371) 作者:室町期の小島法師 内容:半世紀にわたる元弘の乱・南北朝の内乱を中心に 描いている。公家・大名・武士などを含めて、複雑な時 代相が儒教の道徳観、仏教の因果論を基調に構成さ れ、世相・政道への批判が厳しい。全四十巻。 文体:和漢混交文 道行文 道行文:過ぎてゆく土地の名や風物を追いながら、過ぎ てゆく旅人の状況や心情などを述べる韻文体の表現、 七五調が多い。 ③他の軍記物語 『保元物語』『平治物語』『義経記』『曽我物語』
和歌の発展
藤原俊成ー藤原定家ー藤原為家ー 為氏(二条派) 為教(京極派) 為相(冷泉派) 飛鳥井雅世 『新続古今和歌集』
(4)連歌
(4)連歌の隆盛 連歌:日本の詩歌の形態の一つとして中世に 流行したものである。和歌の上の句(五七五) と下の句(七七)を別の人が読み、その繋げが たを楽しむ文芸である。 有心連歌と無心連歌 代表作:『つくば集』二条良基 『新選つくば集』飯尾宗祇 『水無瀬三吟百韻』宗祇、しょう柏、宗 長 俳諧連歌『新選犬筑波集』
鴨長明について
久寿二年(1155)、京都下賀茂神社の禰宜の家に生 まれた。和歌、随筆と音楽が上手。二十歳代にして家 職を捨てて和歌と琵琶に専念し、三十代で一流の歌 人として注目された。家集『鴨長明集』を残し、歌人と して300首以上の歌を詠んだ。『千載和歌集』に一首 入集して勅撰歌人となり、『新古今和歌集』にも10首 採用された。五十歳ごろ出家して、大原で隠遁生活を 送った後に日野山で庵を結んだ。『方丈記』を完成し た。その他に歌論書『無名抄』、仏教への深い思いを 綴った説話集『発心集』、伊勢への旅を日記した紀行 文『伊勢記』がある。
(2)史論 中世が激動の時代であったことを反映して、 史实を綴るだけでなく著者の歴史観をも とに歴史を論ずるという「史論書」が現れ た。 代表作: 慈円 『愚管抄』 北畠親房(ちかばたけちかふさ) 『神皇正 統記』
(3)中世女流日記 ①藤原伊行女 『建礼門院右京大夫集』 ②阿仏尼 『十六夜日記』 ③藤原俊成女 『建春門院中納言日記』 ④弁内侍 『弁内侍日記』 ⑤後深草院二条 『とはずがたり』
貴族文学の衰落
(1)『新古今和歌集』 成立:元久二年(1205) 後鳥羽院 編者:源通具、藤原有家、藤原定家、藤原家隆、藤原雅 経、寂蓮 代表歌人:後鳥羽院、編者、西行、藤原俊成、藤原良経、 慈円、式子内親王、俊成女 構成:全二十巻、2000首 序文:仮名序と真名序 歌風:「有心」厳しい現实を離れて、純粋に美の世界を追 求しようとする姿勢をとり、用語もイメージの美しい、 響きの良い言葉を使って華麗・優美・繊細で夢幻的な 世界を作り出している。 技巧:初句切れ、三句切れ、体言止め、本歌取り
冒頭文
祇園精舎の 鐘の声、 諸行無常の 響あり。 娑羅双樹の 花の色、 盛者必衰の ことわりをあらわす。 おごれる人も久しからず、ただ春の夜の 夢のごとし。たけき者もつひには滅びぬ、 ひとへに風の前の塵に同じ。
有名な章段
一の谷の軍破れ 討たれし平家の公達あわれ 暁寒き 須磨の嵐に 聞こえしはこれか青葉の笛 更くる夜半に 門を叩き わが師に託せし 言の葉あわれ 今わの際まで 持ちし箙に 残れるは 「花や今宵」の歌
『金塊和歌集』--万葉調の和歌が 特徴
(2) 『金塊和歌集』 成立:建保元年(1213) 書名の由来:「金」鎌倉;「塊」大臣 作者:源实朝(みなもとのさねとも) 内容:九割ーー新古今調 一割ーー万葉調
(3)『小倉百人一首』
(3)『小倉百人一首』 成立:藤原定家撰、文暦二年(1235) 内容:天智天皇から順徳院まで六百年 間に百人の歌人の秀歌を一首ずつ納め ている。 歌ガルタとして庶民に普及した。
(6)芸術論 『風姿花伝』 世阿弥 『申楽談儀』 世阿弥
武士文化の繁栄
軍記物語 ①『平家物語』ーー軍記物語の集大成 成立:十三世紀半ばごろ 作者:信濃前司行長 平曲として琵琶法師によって出来上がった。 構成:全十二巻+灌頂の巻 文体:和漢混交文 文語文の一種で、平安時代以来の和文体と漢文訓読文体が交じり合った 文体。軍記物語の文章や随筆に用いられ、日本文の主流を成してきた。 内容:平家一族の繁栄と滅亡 仏教的な無常観を基礎に、迫力に満ちた合戦場面や別離・哀切な死 の記述に満ちて、さまざまな人間像がいきいきと捉えられ、感傷的・浪 漫的である。 思想:諸行無常、盛者必衰 無常観:仏教の考え方によって、万物は常に変化するもので、永久不変の ものは一切なしとする。死別や恋人との離別、建築物の廃棄など、世人 は強く無常を意識させられた。
(2)劇文学 ①能:脚本に基づいて演じられるが、この脚本を 謡曲という。能は謡曲・囃し・舞の三要素から なる歌舞劇である。能面をつけ豪華な衣裳が 用いられるが、幽玄を中心とした象徴的・夢幻 的な内容のものが多い。 ②狂言:能と能の間に演じられる、セリフを中心 とした劇で、能の緊張した雰囲気を和らげる働 きもしている。 代表作:『隅田川』『附子』