日本语听力第二版_第二册原文_21—32课
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漢字
漢字はもともと古代中国で生まれた文字で、5世紀ごろ日本に伝わりました。それまでは日本には文字がなかったため、記憶や口伝えによって情報が伝達されていました。日本人は漢字を真名と言い。それに対して仮の字という意味で仮名と呼ばれる文字を作り出しました.奈良時代に、漢字の意味を無視し、単なる表音文字として日本語を表す方法が試みられました。万葉集がこの文字で書かれていることから、万葉仮名とよばれます.平安時代に男子の世界では漢文学が盛んで、学問といえば漢文を学んで文章を書くことでありました.女性は草書体の文字をさらに簡略化して和歌や手紙を書きました.こうして女性用の文字として平仮名が誕生しました。そのため、平仮名は女手とも呼ばれています。一方、漢字は字画が多いので、字と字や行と行の間の狭い所に書き加えたり、速く書こうとしたりする場合には不便であります。そこで、平安時代の初期に、漢字の読み方や注釈などを書き加えるための文字として、片仮名が考え出されたのです.片仮名の片は不完全とか一部分という意味で、漢字の字形の一部分を記号的に取り出したものです.現代では、片仮名は主に外国の国名、地名、人名、外来語や動物名、植物名や擬声語、擬態語や電報文などに使われています。
漢字の数については、日本で編集された最大の漢和辞典には約5万字が収められています.一日5字ずつ覚えていっても.
27年もかかることになります。1971年に当用漢字表が制定され、日常使用する漢字の使用範囲は1945に限定されました。これは漢字使用の目安を示すものです。
茶道
お茶は9世紀の頃、中国から日本に伝わったものですが、やがて主人が客を招き、茶を通じて、対話し心を交流させる茶道へと発展していきました。茶道では抹茶という粉末にしたお茶を使い、茶碗に入れ、湯を注いで、茶せんでさらさらとかき回して泡を立てます。お茶を立てるのにはいろいろな「点前作法」が伴います。茶道は主として茶室で行いますが、野外で行うものは「野点」と言います。茶道は日本人の大事な教養の一つとして受け継がれています。
茶道の作法の一つ一つに「和」の精神が込められています。例えば、主人は茶碗の正面を客に向けて丁寧に出します。これは茶碗の中の一番いいところ、正面でどうぞお飲みくださいという主人のもてなしの気持ちからです。客は自分に出され茶碗を次の客との間に置いて一礼します。これは隣の客との間で譲りあう気持ちの現われです。また、飲む前に二回手前に回します。これは主人の温かいもてないの気持ちをありがたいと思いながらも、そこを汚してしまっては悪いという謙虚の気持ちの表れです。
茶道は16世紀後半に千利休という人が「一期一会」の心を取り入れて完成したものです。「一期一会」とは、今、このひと時が生涯にたった一度限りのものであるということを、よく心に留めるようにという意味です。主人は出会いを大切にするために、床の間に飾る掛け軸や花、茶碗などの道具を、心を込めて用意します。一方、招かれた客は茶室で、ただ一服のお茶をいただくばかりでなく、主人の心配りに感謝しながら、生きる喜びを味わうことが出来ます。
華道
日本は自然環境の美しい国で、四季折々の花が咲き乱れています。こうした恵まれた自然の中で生活してきた日本人は草花に対して、深い親しみを持ち続けてきました。そのために、日本人は草花を神や仏に供えるだけでなく、鑑賞の対象として日常生活の中にも取り入れてきました。それが16世紀頃から盛んになり、次第に人間が自然と心を通わせる伝統的な芸術の一つへと発展しました。
華道は生け花と呼ばれています。生け花は自然に生きる草花を切り取ってきて、家の中の器に入れ、改めて生気を与えて飾る芸術です。その根底には、切り取った花を生かし、再びその生命をよみがえらせるという意識があります。生け花の造形は自然との調和を求めるという日本人の宇宙観を表現するも
のです。つまり、天、地、人の三本の枝を使って、天は上段、地は下段、天地の調和を保つ人は中段に配置し、バランスよく形を整えます。一般的な様式としては、花器に水を入れ、金属板にたくさんの太い針が並んでいだ剣山で花を固定して生けます。花を長持ちさせるために、いろいろな工夫がなされています。例えば、花草が水を吸い上げる力が強くなるように、水の中で草花の根本を切り落としたり、吸水面が大きくなるように、切り口を斜めにしたりします。さらに、吸水力をいっそう強めるために、水切りした草花の切り口に塩や酢を付けたり、根元を焼いたり、熱湯につけたりもします。花器は、花を生けるための道具であることはもちろんですが、花器によって生け花の材料も形も決まるほど、作品の一部として重要な役割を持っています。
住宅事情
日本は、驚異的な高度経済成長を遂げ、多方面においてその豊かさを示しています。しかし、その「豊かな社会」の中で、なお取り残されている貧しい部分あります。それは都会の住宅事情です。その住宅の狭さは「日本人はウサギ小屋に住む働き蜂」と冷やかされているほどです。
日本人には根強い持ち家志向があります。それにもかかわらず、持ち家率は60%前後となっており、ここ数十年大きな
変化をみせていません。それには日本の住宅価格が所得との関係から見て、かなり高いという背景があります。一戸建ての住宅の価格は大体、労働者の平均年収の5倍となっています。これはアメリカの3.4倍やイギリスの4.4倍をだいぶ上回っています。日本人の住宅の一戸当たりの部屋数は4.9室で、欧米諸国に比べると少なくありません。しかし、日本は障子やふすまで仕切った小さい部屋が多く、一方欧米ではベッド、ソファーなどが十分収まらない部屋や、スペースの小さい部屋、食堂、地下室などを部屋数に入れない国があるから、部屋数だけで単純比較には無理があります。そこで、住宅の一人当たりの床面積で比較すると、その差が明らかになります。平成2年の建設省の調査では、日本は25㎡で、イギリスより15.2㎡が少なく、さらにアメリカとは二倍以上の格差があります。最近、日本でも現在住んでいる住宅以外で、セカンドハウスや借家など他に住宅を持つ世帯が現れました。これは、つまり大都市では家族そろって住む住宅の入手が難しいため、都心の勤務地近くに一人用の家を借り、週末には家族の持つ郊外の住宅に帰るということです。また、余暇を別荘で楽しむ人たちが増え、別荘ブームを起こしています。しかし、一般の人にとって別荘はまだ高嶺の花です。