日本文化概论(二)

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焼酎
日本酒のほか、日本人はまた焼酎をよく飲 んでいる。日本人に親しまれている焼酎は日 本酒を造る過程において酒粕又はもろみを 蒸留めして作られる飲み物である。酒に比べ てアルコール度数は高くて、平均20~30度ぐ てアルコール度数は高くて、平均20~30度ぐ らいである。
味噌
醤油と共に日本食の調味料としてなくては ならないものである。大豆を主な原料として米 又は大麦、大豆の麹などと塩を混ぜて発酵さ せて作るものである。味噌で作った味噌汁は 栄養の高い健康食で、多くの日本人は朝食 にこれを飲む。
自然への親しみと順応
植物自体には木霊と呼ばれる特別な生命があると 日本人は考えている。自然とのふれあいを通して、自 然への親しみや生命に対する畏敬の念も生まれる。 さらに稲が一般な作物と同じ気候に厳しく制限され ていて、天気の変化に十分に気を使わなければならな い。稲作の栽培と成長には、十分な降雨が必要となっ ている。しかし、雨ばかり降っては稲作ができないし、 全く雨が降らなくても稲作ができなくなる。自然に依存 すると同時に、自然の神秘さと不可測性をも語った。 日本人は自然と対立すると考えず、自然と共生し、自 然に従って生きると思っている。
和菓子
米と豆や砂糖でいろいろな和菓子も作られ る。見た目も歯触りもいい和菓子は洋菓子に 比べてカロリーが少なく、ダイエットに効果的 で、特に若い女性の間では人気がある。また、 お茶席などには、和菓子が一緒に出され、作 法によって食べる。
日本酒
日本古来のアルコール飲料である日本酒は 蒸した米に酵母を混ぜて、発酵させてできた ものである。アルコール度数は15度前後であ ものである。アルコール度数は15度前後であ る。
繊細性
稲作栽培には苗代から田植え、収穫、脱穀まで の過程はずっと農民の細かい取り扱いと観察が必 要であった。少しでも粗末にすると、一年の苦労が 水に流れてしまう。そこで、農作業の時期をはずさ ないように常に季節や気候の変化を読み取り、把握 しなければならない。人々は自然や四季の移り変わ りを観察しているうちに季節に対する鋭くて繊細な 感受性を育成してきた。このような日本人の繊細性 は稲作作業だけではなく、文学、芸術、日常生活な どの各分野に影響を及ぼしている。
第二週 日本文化
概論(二)
稲作文化と甘えの文化心理
和と協力を重んじる稲作文化の特質
稲作文化の形成
日本が原始社会であった時、中国は文化がすで に高いレベルに達した。 紀元前2、3世紀前後に、先進の大陸文明―― 紀元前2、3世紀前後に、先進の大陸文明―― 鉄器と水田耕作が日本に伝えられた。 農耕は日本文化の発展に大きな影響と変化をも たらした。日本列島の広い地方へ普及した稲作文 化は日本社会の生産力を大きく発展させた。
寿司
日本人が大好きな食べ物の一つが寿司で ある。主に魚介類に酢飯と一緒に食べる料理 であるが、近年は海外でも多くの寿司屋を見 かけるようになった。
どんぶりもの
「丼」と呼ばれる大き目の茶碗に焼き立ての ご飯を盛り、その上にてんぷらやうなぎ、とん かつなどのおかずをのせてたれをかけた料 理である。ご飯とおかずを一緒に食べられる 手軽さで今でも人気がある。
日本人の文化心理ーー甘え
土居健郎が「甘えは日 本人の精神構造を理解 するためのかぎ概念とな るばかりでなく、日本の社 会構造を理解するための 鍵概念ともなる。」と主張 した。
「甘え」とは
対人関係で特別な、節度を超えた愛情や信頼を 表現すること。 愛情や信頼を示すことによって、相手からそれ以 上のものを求めようとする態度のことも甘えといわ れる。 相手から圧力を受け、屈服を強いられるとき、そ の圧力を弱める手段としても使われ、道徳的な価値 判断を超えて、許しを請う手段ともされる。
食生活への影響

日本において米で作っためでたい食べ物と して、まず餅が挙げられる。野菜や魚とともに 出し汁で餅を煮込んだ「雑煮」は正月の料理 に欠かせない。また正月の間は床の間に「鏡 餅」と呼ばれる二段重ねの丸型の餅を飾る風 習は今でも根強く残っている。
鏡餅
赤飯
縁起のよい赤い色のご飯で、もち米と小豆 を使って作った物で、七五三や結婚式、還暦 などの祝い事に欠かせない料理の赤飯である。
勤労性
田植え、刈入れ、除草、脱穀の稲の生産過程はか なりの労働がなければ、収穫が不可能なことになる。 稲作はほかの作物と比べて特に手間を多く必要とし た。日本人は手間をかければかけるほど増収がも たらされ、収穫は人間の努力にかかっていることを 十分に認識し、努力すれば報いがあると信じている。 こうして、日本人は世界でもっとも労働を尊ぶ民族 の一つであると言われている。このような民族性格 は農業体験つまり稲作労働に基づきて形成された ものである。
「甘え」意識が日本人意識 に深く存する。心理的原型 は、母子関係における乳児 の心理である。
「甘え」の人間関係
日本社会には「甘え」があふれていて、子供が両 親に、学生が先生に、会社の職員が上司に対して、 「甘えさせてほしい」という感情を抱くのが、普通で 自然なことと考えられる。言わば、日本の人間関係 が、甘えあう関係である。 日本人の対人関係は、親子関係のように甘えら れる関係から、甘えることのできない他人の関係に 至る段階が想定され、甘えられる親子の関係が理 想的な関係とみなされる。そこで、甘えられない他 人の関係においては、甘えようとして甘えられないこ とから、恨み、ひがみ、すねるといったような感情が おきてくる。
「甘え」の病理表現
「対人恐怖」「視線恐怖」及び「被害感」意識現象は、 「甘え」から来る病理現象である。
稲 作 文 化 の 影 響
集団意識の形成
繊細性

勤労性 自然への順応
集団主義の形成
日本は稲作文化圏に属し、歴代の日本人は高温 多湿な環境の中で共同作業の方式で稲作を栽培し てきた。稲作には、それに必要な灌漑設備から田植 え、収穫、脱穀などに至る共同作業が必要であり、 そのため家族を単位として横に結合する村落共同 生活が営まれ、人々の協力、団結や調和の精神が 尊重された。これらの仲間意識は今日でも企業や 団体などの集団的行動様式に受け継がれている。
「甘え」の社会体制
「甘え」心理は日本人にとって、非常に身近なもの り、人間関係が「甘え」によって浸透され、日本社会 体制もこの心理を許容する。 現実社会に、「甘え」は「地位の差」と「権威」を前提 とし、下位者の上位者に対する依存として表さてい る。依存中に、権威に従う因子が含。「甘え」に対す る偏愛的な感受性が、日本社会において「タテ」関 係を重視させる原因となっている。
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