面接注意事项

「面接とは真剣勝負です」

よく耳にする言葉ですね。

あくまでも「本気で臨んで結果を出しましょう」という意識の事だと思いますが

面接の合格とは応募者と企業、双方が求め合ってこそ成立するものですから

言わば恋人探しと似た要素もあるかもしれません。

そしてあなたが就業を臨んでいる企業が求めている人材は、あなたのような人なのかどうか。そこも重要なポイントとなります。

業務上様々な話を耳にいたしますが、企業側が不採用と判断する理由は、面接の内容や応募者の経験・スキルが全てではないようです。

企業様によって判断のポイントは異なりますが「社風に合うかどうか」や「応募者が臨んでいる所属部署の上司と合うかどうか」等も判断基準に入れていると話を伺った事もございます。

立て続けに不採用通知を受け取る事があれば、誰でも気持ちは落ち込みますが、十分な事前準備で再び胸を張って面接に臨めるように、よりリアルに書き綴りますので、ご覧頂ければ幸いです。

＜５つの注意点＞

早速ですが、以下に並べる５つの注意点、全ては【面接】に限った事ではありません。

一般常識です。

礼儀やマナーがあるか否かは、最低ラインの判断基準ですので、ここは必ずクリアしましょう。そしてこの一般常識に＋αを加える事で【この人と働きたい】と思わせられるというのも事実。

さぁ、いよいよ本題です。

【１】服装、身だしなみ

服装や身だしなみは、第一印象にもなりますので非常に重要です。

遊びのスタイルや、派手なコーディネートは避けましょう。

◆何を着て行ったら良いですか？

スーツが一般的ではありますが、企業によっては「カジュアルな服装で構いません」と言われる

ケースもあります。カジュアルなスタイルの場合でも、ジャケットを羽織る事で遊びのようなユルさはなくなると思います。自分の気持ちが引き締まるようなコーディネートを心がけましょう。

◆髪型は？

清潔感のある髪型が望ましいです。

例えば面接に来た人が、派手なヘアースタイルやカラーリングだった場合に「採用になった場合就業までに髪を黒くできますか？」と聞いてくれる企業もありますが、聞かずにそれだけで不採用と判断する企業も多々あります。出来るだけマイナスの要素は作らずに面接にのぞみましょう。

◆男性の髭、ピアス等の装飾品は？

男性の無精髭や目に着く装飾品は当然NGです。

前日、若しくは当日の朝にでもきちんと整え、清潔感と品格を保ちましょう。

◆面接会場に入る際の注意点

面接当日、寒い時期でしたらコートを着用して会場へ向かうのは問題ありませんが

入室前に必ずコートは脱いでから入るのがマナーです。

又、夏場でも、暑いからといって来てきたスーツのジャケットを手に持って入室する事も好ましくありません。

ハンカチやティッシュ等は必ず鞄に入れて、面接前に汗を拭っておきましょう。

【２】時間

「面接という大事な場面で遅刻をするような人に、大事な仕事を任せようと思えない」

というのは、どのような企業も同じです。

時間を守るという事は最低限の常識ですね。

電車の遅延も理由にはなりません。

30分～１時間早く会場の近くに到着できるように行動をしましょう。

しかし、実際に会場へ入るのは、時間丁度か、３～５分前程度が良いです。

※時間が余ったからといって、会場近くでタバコを吸ったり、座り込んだり、友達と笑いながら電話で話すのも控えましょう。どこで誰があなたを目に止めているかはわかりません。

余裕を持って行動する事で自然と心にもゆとりが持てるようになるはずです。

面接開始時間から行動を逆算し、１日のプランニングをしておきましょう。

【３】挨拶

面接当日、会社、又は会場に入り最初に会うのは面接官ではありません。

受付や、他の従業員スタッフにも元気よく挨拶をしましょう。

面接後、面接官が受付に「彼は入ってきた時どんな印象だった？」等と聞くような事も

珍しい話ではありません。

そして、面接官は面接だけが仕事ではありません。

面接の最初と最後には感謝の気持ちを添えて

「本日は貴重なお時間を頂き、ありがとうござます！」

と伝えるのがのぞましいです。

又、最近よく耳にするケースですが

面接官の印象「彼はとても物腰が低く、誠実そうな方でした。」

電話を取った受付「とても雑な言葉遣いで、少し怒っているかのような印象でした。」

この差です。

就職を希望する企業とのやり取りは全て面接の判断材料になると考えてください。

電話もメールも全てです。

難しく考える必要はありません。

挨拶は、心です。

【４】表情

人と対面して会話をする際に、表情はとても大事なコミュニケーションのツールです。

自信を持って話している時と、そうでない時の表情は空気は、わかる人にはわかります。

又、椅子に座る姿勢からも、その人の印象を左右します。

正しい姿勢を日ごろから心がける事は、面接意外にも役に立つはずですから

是非実践してみてください。

又、鏡を見ながら話す練習をする事も、とても勉強になります。

出来れば携帯電話等で話している表情を動画で記録し、自分で見てみると良いでしょう。

【５】事前準備

シッカリとした事前準備は、自信にも繋がります。

面接に行く企業がどんな企業なのかをよく知る事

志望動機を整理しておく事

自分の過去に関して聞かれる事を想定して、考えをまとめる事

又、１年後、更には10年後20年後、自分がこの仕事を通して何を学び、どんな未来を描いているのか…

考える事は山ほどあります。

面接での集中力は事前準備をしているか、していないかで大きく変わります。

予想もしていない質問をされる事だってあるでしょう。

圧迫面接と呼ばれるようなケースもあります。

面接官は１時間足らずの僅かな時間で、人を見なければなりません。

当然本気ですので、企業があの手この手を考えるのはおかしな事ではありません。

仮にあなたが年収500万円だとしたら

500万円の買い物をするかしないかを、面接官は１時間で判断しなければならないのです。