JIS B 2251-2008 -日中

B 2251：2008目次ページ1適用範囲 (1)2引用規格 (1)3用語及び定義 (1)4ボルトの目標締付けトルクの設定 (1)5フランジ継手締付け手順 (2)5.1一般事項 (2)5.2締付け準備 (2)5.3ボルトの仮締付け (2)5.4ボルトの本締付け (3)5.5ボルトの増締め (3)附属書A（参考）目標締付け力の平均達成率及び締付け周回数の変更 (5)まえがき前言この規格は，工業標準化法第12条第1項の規定に基づき，社団法人日本高圧力技術協会(HPI)から，団体規格(HPISZ103TR:2004)を基にして作成した工業標準原案を具して日本工業規格を制定すべきとの申出があり，日本工業標準調査会の審議を経て，経済産業大臣が制定した日本工業規格である。

根据“工业标准化法”第十二条第一款的规定，本标准规定了基于集团标准的日本高压技术协会（HPI）制定的工业标准草案（HPIS Z 103 TR：2004）是由日本工业标准委员会审议后由经济产业省长制定的日本工业标准，要求建立日本工业标准。

この規格は，著作権法で保護対象となっている著作物である。

本标准是受版权法保护的作品。

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経済産業大臣及び日本工業標準調査会は，このような特許権，出願公開後の特許出願，実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に係る確認について，責任はもたない。

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经济产业省和日本工业标准委员会不负责在申请公开后实施专利申请，专利申请，实用新型权利或实用新型注册申请。

日本工業規格日本工业标准JISB 2251：2008フランジ継手締付け方法如何拧紧法兰接头Bolt tighting procedure for pressure boundary flanged joint assembly1適用範囲范围この規格は，一般産業用圧力設備で内圧が作用する配管及び圧力容器に用いるガスケット付きフランジ継手のトルク法締付けによるボルト締付け方法について規定する。

本标准规定了通用工业压力设备内部压力作用的管道和压力容器用密封法兰接头的扭矩法。

この規格は，ボルトの本数が4 の倍数の鋼製フランジ継手に適用する。

本标准适用于钢制法兰接头，螺栓数为4的倍数。

この規格は，ジョイントシートガスケット及びうず巻形ガスケットを用いるフランジ継手に適用する。

その他のソフトガスケット，金属ガスケット及びセミメタリックガスケットを用いるフランジ継手には適用しない。

本标准适用于使用接头垫片和缠绕垫片的法兰接头。

不适用于使用其他软垫圈，金属垫片和半金属垫圈的法兰接头。

2引用規格规范性引用次に掲げる規格は，この規格に引用されることによって，この規格の規定の一部を構成する。

これらの引用規格は，その最新版（追補を含む。

）を適用する。

引用本标准，以下标准构成本标准规定的一部分。

对于注日期的引用文件，引用文件的最新版本（包括任何修订）适用。

JISB 0101 ねじ用語螺栓术语JISB 0116 パッキン及びガスケット用語包装和垫片条款JISB 1083 ねじの締付け通則螺栓紧固规则3用語及び定義术语和定义この規格で用いる主な用語及び定義は，JIS B 0101，JIS B 0116 及びJIS B 1083 によるほか，次による。

除了JIS B 0101，JIS B 0116和JIS B 1083之外，本标准中使用的主要术语和定义如下。

3.1フランジローテーション法兰旋转フランジ継手の締付け及び／又はフランジ継手に作用する内圧によって，一対のフランジのフランジ面の間隔が半径方向外径側に向かって減少するように変形する現象。

由于法兰接头的紧固和/或作用在法兰接头上的内部压力，一对法兰的法兰表面之间的空间变形以朝向径向外侧减小的现象。

4ボルトの目標締付けトルクの設定设定目标拧紧扭矩ボルト軸力を締付けトルクによって管理するトルク法締付けを行う場合は，目標締付けトルクを次のように設定する。

当通过紧固扭矩执行管理螺栓轴向力的扭矩方法拧紧时，目标紧固扭矩设置如下。

a)フランジボルト本数が 8 本以下の場合は，指定された締付けトルクの 100 ％を目標締付けトルクとする。

当法兰螺栓的数量为8或更小时，将目标拧紧扭矩设定为指定的拧紧扭矩的100％。

フランジボルト本数が12本以上の場合は，指定された締付けトルクの110％を目標締付けトルクとする。

これは，締付け中のボルト同士の弾性相互作用による目標締付け力の達成率低下を補償し，締付け周回数を削減するためである（附属書A参照）。

如果法兰螺栓的数量为12个以上，则将目标拧紧扭矩设定为指定的拧紧扭矩的110％。

这是为了补偿由于紧固时螺栓之间的弹性相互作用导致的目标夹紧力的实现率的降低，并减少了紧固的次数（见附件A）。

5フランジ継手締付け手順法兰接头拧紧程序5.1一般事項一般事项一般事項は，次による。

一般事项如下。

a)ねじ部品は，使用前に表面欠陥の有無を目視検査し，異常が発見された場合は新品と交換する。

目视检查使用前是否存在表面缺陷，如果发现异常，则更换螺栓零件的新零件。

b)フランジのガスケット座面の表面粗さ及び平面度に異常がないことを確認する。

異常が発見された場合は，手入れなどを行う。

确认法兰的垫片座面的表面粗糙度和平坦度没有异常。

如果发现异常，小心等等。

c)ボルトねじ部，ボルト・ナットの座面及びフランジの座面部分の各部が清浄であることを確認してから，各部に指定の潤滑剤を正しく塗布する。

在确认螺栓螺纹部分，螺栓/螺母的安装表面和法兰的安装表面部分是否清洁之后，请将指定的润滑剂正确地应用于每个部件。

d)ガスケット接触面には潤滑剤の塗布又は付着がないよう注意する。

小心不要在垫片接触面上涂抹或粘附润滑剂。

e)ガスケットペーストは，トルク法締付けによる締付け管理用の潤滑剤ではないので，これをねじ部品の潤滑に用いてはならない。

由于垫片膏不是通过扭矩法紧固来进行紧固管理的润滑剂，因此不应用于润滑螺丝部件。

5.2締付け準備紧固准备ボルト・ナットをボルト穴に取り付け，手でボルト･ナットを締め付け，ねじ部品及びガスケットをフランジに軽く密着させる。

フランジ面間の平行度が得られていない場合は，フランジ面にガスケット全周が軽く密着するまで，スパナなどの工具を用いて締め付けてもよい。

将螺栓和螺母连接到螺栓孔，用手拧紧螺栓和螺母，轻轻地将螺栓部分和垫圈紧紧接触法兰。

如果不能获得法兰面之间的平行度，则可以使用诸如扳手的工具来紧固，直到垫圈的整个周边轻轻地粘附到密封面表面。

5.3ボルトの仮締付け临时收紧仮締付け（インストール）は，フランジのボルト本数によって手順が異なり，それぞれの手順は，次による。

程序因临时拧紧法兰的螺栓数量（安装）而异，每个步骤如下。

なお，締付けトルクの管理にはトルクレンチを用いる。

扭矩扳手用于控制紧固力矩。

a)フランジのボルト本数が8 本以下の場合は，すべてのボルトを仮締付けの対象とし，次による。

当法兰的螺栓数量为8个以下时，所有螺栓应暂时拧紧，如下。

1)締付け順序は対角とする（図1参照）。

紧固顺序应为对角线（见图1）。

2)締付けトルクを段階的に増加させ（例えば，目標締付けトルクの 10 ％→20 ％→60 ％→100 ％），均等に締付けを行う。

增加拧紧扭矩（例如，10％→20％→60％→目标拧紧力矩的100％），同时拧紧。

3)仮締付け中の各段階及び終了後，フランジ面間のすき間をノギスなどで対角に 4 か所測定し，片締め防止を図る。

在每个阶段和结束期间，在临时收紧之前，用卡钳等测量四个角处法兰面之间的间隙，以防止一次夹紧。

4)うず巻形ガスケットを用いる場合は，ガスケット幅が狭いので片締めが生じやすく，これを防止するために仮締付けの最後に，すべてのボルトに対し，締付けトルクを目標締付けトルクの50％として，時計回り又は反時計回りの締付け手順によって1周の締付けを行う。

当使用缠绕垫时，由于垫片宽度窄，可能会发生一次紧固，为了防止这种情况，在临时紧固结束时，对于所有螺栓，拧紧扭矩设定为目标紧固扭矩的50％通过顺时针或逆时针紧固程序拧紧一圈。

注記仮締付けにおいては，目標締付けトルクの100％にまで締めてもボルトの弾性相互作用によって緩みを生じており，改めて締める場合，それよりも低い締付けトルクになる。

うず巻形ガスケットの場合，目標締付けトルクの50％の締付けトルクで再締付けを行うことができ，これを行う必要がある。

注意在临时紧固中，即使拧紧到目标紧固扭矩的100％，也会由于螺栓的弹性相互作用而发生松动，并且当再次拧紧时，会变得较低的紧固扭矩。

在缠绕垫的情况下，可以用目标拧紧扭矩的50％的紧固扭矩来进行重新加固，这需要完成。

b)フランジのボルト本数が12本以上24本以下の場合には，90度離れて等間隔に位置する4本のボルト，フランジのボルト本数が24本を超える場合は，2組の90度離れて等間隔に位置する4 本のボルトの一つの組に属するボルト及び他の組に属するボルトが互いに45 度又は45 度に最も近い位置にある8本のボルトを仮締付けの対象とし，次による。

当法兰的螺栓数量为12以上且24以下时，如果四个螺栓和法兰间隔90度等间距的螺栓数大于24，则两对90°分离属于另一组的一组四个等间隔的螺栓和螺栓的螺栓位于最接近45度或45度的位置，作为临时紧固的目标，。

1)締付け手順は対角とする（図1参照）。

紧固程序是对角线（见图1）。

2)締付けトルクを段階的に増加させながら，均等に締付けを行う。

在逐渐增加紧固力矩的同时均匀拧紧螺丝。

3)仮締付け中の各段階及び終了後，フランジ面間のすき間をノギスなどで対角に 4 か所測定し，片締め防止を図る。

在每个阶段和结束期间，在临时收紧之前，用卡钳等测量四个角处法兰面之间的间隙，以防止一次夹紧。

4)数段階で目標締付けトルクの100％に近い締付けトルクを与え，同時にフランジ面間のすき間が均等になっていることを確認して，仮締付け完了とする。

几分钟施加接近目标拧紧力矩100％的紧固扭矩，同时确认法兰面之间的间隙均匀，并暂时拧紧。

5)うず巻形ガスケットを用いる場合は，ガスケット幅が狭いので片締めが生じやすく，これを防止するために仮締付けの最後に，すべてのボルトに対し，締付けトルクを目標締付けトルクの50％として，時計回り又は反時計回りの締付け手順によって1周の締付けを行う。