日本文学流派

日本の近代文学—明治時代 1668～1912
時代 概况
流 れ
影響写実主義
さまざまな分野において、文化改良の気運が高まる中、 小説改良の最初の試みが坪内逍遥によってなされた。彼は『 小説神髄』を著し、小説の方法としての写実を提唱した。二葉 亭四迷は『小説総論』を書いて逍遥の考えを深化、発展させ、 その理論を『浮雲』で具体化 した。
坪内逍遥 （つぼうち しょうよう）
二葉亭 四迷 （ふたばてい しめい）
16/10
日本の近代文学—明治時代 1668～1912
時代 概况
流 れ
影響 自然主義
西洋の自然主義は、人間や社会の現実を自然科学 的方法で観察して、あるがままに描き出そうとするもので あった。 これに対して日本では、資本主義の急速な発展によ る表面的近代化の中で、なお封建的社会に生きる人たち を描き出そうとした。暗い生活と人間の醜さをことさらに描 いたという感じを与える面もあった。
敗戦後の文学は 、無頼派の活躍から始 まった。特に、太宰治 の『斜陽』と坂口安吾 の『堕落論』は戦後の 人々の心をつかんだ。
坂口 安吾 （さかぐち あんご）
35/10
日本の現代文学—戦後昭和時代
時代
概 况
流れ
影響
実存主義
大江 健三郎（おおえ けんざぶろう）
昭和時代末期、大江 健三郎は『M/Tと森のフシ ギの物語』『懐かしい年へ の手紙』などを発表したが 十分には読者を得られなか った。戦後日本の閉塞感と 恐怖をグロテスクな性のイ メージを用いて描き、受ける 新世代の作家と目される 。
流 れ
影響 中間小説
芸術表現を重視するとされる「純文学」とは別に、 娯楽を目的とする小説の流れも一貫して存在してき た。大衆小説と言われる、商業的な小説がこれであ る。 しかし、第二次世界大戦後は、中間小説と言わ れる、純文学の体裁に大衆小説の娯楽性を大幅に 導入した小説が生まれた。
39/10
ご清聴 ありがとうございました ！
25/10
日本の近代文学—大正時代 1912～1926
時代 概况
流 れ
影響 白樺派
志賀 直哉（しが なおや）
明治４３年、学習院 内の三つの回覧雑誌の 同人たちが集まり、雑誌「 白樺」が創刊された。彼ら は白樺派と総称され、反 自然主義を担うとともに、 理想主義、人道主義をそ の主張とした。
有島 武郎（ありしま たけお）
26/10
日本の近代文学—大正時代 1912～1926
時代 概况
流 れ
影響
新思潮活動
現実を冷静に観察し、理知的にとらえ、 技巧的に表現しようとしたのは現実主義の 文学で、その代表的な人々が同人誌「新思 潮」に集まった、いわゆる新思潮の作家たち である。
27/10
日本の近代文学—大正時代 1912～1926
流 れ
小説（浮世草子）
井原西鶴（いはら さいかく）
井原西鶴は浮世草子という小説を創始した。彼の優 れた町人物、好色物などは多くの読者を獲得し、西鶴をベ ストセラー作家におしあげた。
「浮世草子」という言葉は、世間の現実を直面し、当代の好色風俗と享楽生活 を積極的に取り上げる写実的な風俗小説。
5/10
日本の近世文学—江戸時代 1603～1868
36/10
日本の現代文学
1
戦後昭和時代
2
平成時代
日本の現代文学—平成時代
時代
概 况
流れ
影響
1989～——
平成時代（1989年 - ）に入る頃には、戦 後派作家は半ば世を去り、文学界は各世代 が入り混じり、特定の文芸思潮によっては統 括できない状況になった。
38/10
日本の現代文学—平成時代
時代 概况
時代 概况
流 れ
影響
プロレタリア
宮本 百合子（みやもと ゆりこ）
プロレタリア文 学の流れをくんだ小 林多喜二や宮本百 合子は、新日本文学 会を創立して、民主 主義文学運動をおこ し、労働者の文学の 力を発掘した 。
小林 多喜二 （こばやし たきじ）
30/10
日本の近代文学—戦前昭和時代1926～1944
日本の近世文学—江戸時代 1603～1868
時代 概况
流 れ
俳諧
松尾 芭蕉（まつお ばし ょう ）
松尾芭蕉が言語遊戯による 滑稽文学であった俳諧を芸術性 の高い人生詩、自然詩に高め、 蕉風俳諧を確立した蕉風と呼ば れる句風を確立し、後世では俳 聖として世界的にも知られる、日 本史上最高の俳諧師の一人で ある。
概况
流れ
影響
1868年に明治時代となって以降、 西洋文明の輸入により、西洋の思想・ 文学の翻訳と紹介を中心とする啓蒙 時代が始まった。
13/10
日本の近代文学—明治時代 1668～1912
時代
概 况
流れ
影響
日本語の書き言葉は、明治時代まで 日本文学は漢文の伝統から切り離され、 明治中期には現代の日本語の書き言葉 に直接連なる文体が確立した。
3/10
日本の近世文学—江戸時代 1603～1868
時代
概 况
流れ
江戸前期はそれまでの文化の中心地であ った上方を中心とした文芸が栄え、江戸中後期 には都市の発達に伴い江戸を中心に町人文化 ・出版文化が成立し、江戸を中心とする文芸が 栄えた｡
4/10
日本の近世文学—江戸時代 1603～1868
時代 概况
時代 概况
流 れ影響Fra bibliotek余裕派
森 鷗外（もり おうがい）
また、鷗外も漱石の旺盛な 執筆活動に刺激されて創作活 動を再開、『青年』、『雁』などの 現代小説を書いた後、『渋江抽 斎』など史伝・歴史小説に転じ た。
22/10
日本の近代文学
1
明治時代 大正時代
2
3
戦前昭和時代
日本の近代文学—大正時代 1912～1926
17/10
日本の近代文学—明治時代 1668～1912
時代 概况
流 れ
自然主義 影響
島崎 藤村（しまざき とうそん）
明治39年（1906）に、『破戒』 を発表し、小説へと転じた。この 作品は、日本自然主義文学の記 念碑的な小説ともいえるものであ る。
18/10
日本の近代文学—明治時代 1668～1912
川端 康成（かわばた やすなり）
32/10
日本の近世文学
{ { {
江戸時代
明治時代 大正時代 戦前昭和時代
日本の近代文学
日本の現代文学
戦後昭和時代 平成時代
日本の現代文学
1
戦後昭和時代
2
平成時代
日本の現代文学—戦後昭和時代1945～1989
時代 概况
流 れ
影響
無頼派
太宰 治 （だざい おさむ）
14/10
日本の近代文学—明治時代 1668～1912
時代 概况
流 れ
影響
啓蒙期思潮
福澤 諭吉 （ふくざわ ゆきち）
『学問のすすめ』は 啓蒙文学の代表で、実 学尊重、自由と独立の精 神を説き、『西国立志編』 とともに、明治期最大の ベスト· セラーとなり、当時 の青年層に大きな影響 を及ぼした。
15/10
時代
概 况
流れ
影響
反自然主義文学
24/10
日本の近代文学—大正時代 1912～1926
時代 概况
流 れ
影響 耽美派
永井 荷風（ながい かふう）
自然主義に対して、 もっと美的な世界を描 こうとしたもので、享楽 的な傾向を持つもので ある。美を最高のもの とする芸術至上主義 の立場を取った。
谷崎 潤一郎（たにざき じゅんいちろう）
1 日本の近世文学
2 日本の近代文学 3 日本の現代文学
日本の近世文学
{ { {
江戸時代
明治時代 大正時代 戦前昭和時代
日本の近代文学
日本の現代文学
戦後昭和時代 平成時代
日本の近世文学—江戸時代 1603～1868 時 代
概况
流れ
中世後期の長い戦乱を経て、17世紀の初期、 世は江戸時代に入った。これは日本封建社会の 最後の段階でもある。この時代は、1868年の明 治維新まで260年もの歴史が続いていた。
時代 概况
流 れ
小説（浮世草子）
6/10
日本の近世文学—江戸時代 1603～1868
時代 概况
流 れ
演劇
近松 門左衛門 （ちかまつ もんざえもん）
江戸時代前期の元禄期 に活躍した歌舞伎·人形浄 瑠璃の劇作家。
7/10
日本の近世文学—江戸時代 1603～1868
時代 概况
流 れ
演劇
浄 瑠 璃
8/10
40
9/10
日本の近世文学—江戸時代 1603～1868
時代 概况
流 れ
俳諧
10/10
日本の近世文学
{ { {
江戸時代
明治時代 大正時代 戦前昭和時代
日本の近代文学
日本の現代文学
戦後昭和時代 平成時代
日本の近代文学
1
明治時代 大正時代
2
3
戦前昭和時代
日本の近代文学—明治時代 1668～1912 時 代
時代 概况
流 れ
影響
新思潮活動
芥川 龍之介 （あくたがわ りゅうのすけ）
芥川龍之介や菊池寛 、山本有三、久米正雄らの 活動があった。芥川は『鼻』 で登場し、古典に取材した 数多くの短編などで大正文 壇の寵児となった。
28/10
日本の近代文学
1
明治時代 大正時代
2
3
戦前昭和時代
日本の近代文学—戦前昭和時代1926～1944
20/10
日本の近代文学—明治時代 1668～1912
時代 概况
流 れ
影響
余裕派
夏目 漱石（なつめ そうせき）
漱石は『吾輩は猫である』 で文壇に登場した。続いて発表 した『坊ちゃん』、『草枕』などの 作品で自然主義文学とは異な る作風を示す。
21/10
日本の近代文学—明治時代 1668～1912
時代 概况
流 れ
影響
新感覚派
新感覚派は外部現実の主観的把握に基 づいて、知的に構成された新しい現実を、豊 富な感覚の世界に創造しようとした文芸思潮 である 。
31/10
日本の近代文学—戦前昭和時代1926～1944
時代 概况
流 れ
影響
新感覚派
川端康成は新感覚派 の中では横光以上に注目 された作家で、日本古典に 根ざした、变情性豊かな作 品を書いている。青春の哀 感の漂う『伊豆の踊子』、 近代变情文学の古典とも 称される『雪国』などは、特 に人々に親しまれている。
時代 概况
流 れ
自然主義 影響
田山花袋 （たやま かたい）
明治37年（1904）に『露骨な る描写』という論文を発表した。 この中で、何事も「露骨」で「真 相」で「自然」でなければならな いと主張した。
19/10
日本の近代文学—明治時代 1668～1912
時代 概况
流 れ
影響
余裕派
この自然主義の流れに相対する形で存在し ていたのが、後述の反自然主義文学と呼ばれる 潮流である。夏目漱石や森鷗外、後には耽美派 ・白樺派・新思潮活動が反自然主義に分類され る。 漱石と鷗外は日本近代文学を代表する作家 としてしばしば並び称され、それぞれ余裕派と呼 ばれる。