岳麓书院日语导游词
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岳 麓 書 院
皆様 こんにちは、ようこそ千年学府の岳麓書院にいらっしゃいました。今回は皆様の旅の案内係を勤めさせていただき、誠に有難うございます。
今、私達が立っているところは書院の前門です。前門の上には「千年学府」という額があります。紀元976年(中国では宋の時代)に創立されてから、今年まで千31年の歴史があるので、千年学府の美称を持っています。ここは江西省の白鹿洞書院、河南省の雎陽しょよう書院、嵩陽すうよう書院とともに中国古代の四大書院と呼ばれています。 皆様、この平面図をご覧下さい。この中軸線によって、それぞれ前門、赫曦台、大門、二門、講堂、御書楼となっており、講堂は書院の中心に位置しています。書院建築の機能によると、講堂は講義と学術研究用、御書楼は蔵書用、孔子廟は祭祀さいし用の三つの部門に分けられています。
ここは赫曦かっぎ台です。昔、芝居が演出した舞台です。話によると、朱熹は書院で講義をしている間、毎朝岳麓山の頂上で日の出を見ました。赤い太陽が地平線からまさに昇ろうとしている時、彼はとても興奮して拍手しながら、赫曦だ、赫曦だと声を上げて叫びました。赫かくは赤いの意、曦ぎ
は太陽の意味です。そしてのちの人が朱熹を記念するためにこの台を作ったというわけです。
ここは岳麓書院の大門です。皆様、上をご覧になってください。岳麓書院の四つの字は宋の時代の皇帝真宗しんしゅうから賜ったものです。
両側の対句をご覧下さい。楚には人材有り、ここに於いて盛んとなり、
という意味は岳麓書院は人材輩出のところということです。
ここは講堂です。両側に刻まれた四つの字は忠、孝、廉、節で、朱熹が唱えた儒教の思想です。一人の人間として、守らなければならない規則であります。講堂の上には実事求是、学達性天と道南正脈など三つの額があります。「実事求是じつじきゅうぜ
」とは物事の実際の状況に即して行うという意味です。毛沢東が青年時代、書院の半学斎に住んでいたので、この思想は彼に大きな影響を与えました。後にこの思想を発展させ、毛沢東思想の精髄せいずいとなりました。「学達性天」の額は清の時代の康煕皇帝から賜ったものです。性は人間性、理学思想の中に人間の良い本性は天から賜ったものと認め、教育の目的は人間の本性を取り戻し、天人合一てんにんごういつの境地に達するという考えがあります。また、この「道南正脈」の額をご覧下さい。清朝の乾隆皇帝は岳麓書院が理学思想を広く伝えた功績を表彰する為に、この額を賜りました。この額はその当時の原物です。岳麓書院が伝えた「湖湘学」は正統派という意味です。「道」は理学を指しています。理学というのは宋朝まで発展した儒教説です。
皆様、続けてご覧下さい。講堂の真ん中には高さがおよそ1メートルの長方形教壇がご覧になりますね。これは昔先生が講義したところです。その二つの椅子は先生を記念するために置かれたものです。彼らが講義する時、とても盛り上がったそうです。
また、後ろの方へどうぞ。書院には「御書楼」という書庫のところがあります。ここは即ち現代でいえば図書館です。蔵書の一番多い時、2万冊を超えたことがあります。
皆様、今日の見学によって、この「千年学府」と言われた岳麓書院の歴史と文化について、大体ご理解頂けたかと思います。今日はお疲れ様でした。