音声学
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3.5韻律的特徴
韻律的特徴は、(a)音の長さ、(b)音の強さ、 (c)音の高さ、(d)リズムを総括した名称であ る。
a.音の長さ
「来た」[kita] 聞いた[ki:ta](母音の長短) 切った[kitta] (子音の長短) 日本語は母音の長短と子音の長短を識別す る言語である。母音と子音の両方で、音の長 さに長短の別をもつ言語は、世界中でもその 数が少ない。
3.2日本語の母音
日本語の母音は高、中、低の3段階区分が 適切である。日本語のアは基本母音の[ɑ]よ り前よりの[a]、日本語のイは基本母音の[i] にほぼ相当する。日本語のエとオは半狭と半 広の間にくる、すなわちやや広い、舌の位置 がやや低い。特に注目すべきのは、ウ[ɯ]の 位置づけである。[ɯ]は非円唇の[u]である。 日本語の[ɯ]は英語の円唇[u]と違い、唇を 丸めない。
図2 調音点
(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%AA%BF%E9%9F%B3%E9%83%A8%E4%BD%8D により)
ⅰ)上下の器官が接触するもの (a)閉鎖音(破裂音) (b)側音 (c)ふるえ音(顫動音) (d)はじき音(弾音) ⅱ)上下の器官が接近するもの (a)摩擦音 (b)歯擦音 (c)半母音(接近音)
両歯音(bilabial) 唇歯音(labiodental) 歯音 (dental) 歯茎音 (alveolar) 後部歯茎音(硬口蓋歯茎音)(postalveolar) (postalveolar) そり舌音(retroflex) 前部硬口蓋音(歯茎硬口蓋音)(prepalatal) 硬口蓋音(palatal) 軟口蓋音(velar) 口蓋垂音(uvular) 咽頭音 (pharyngeal) 声門音(glottal)
c.音の高さ
日本語における「アクセント」は「高さアクセン ト」を意味し、語句の各音節(拍)が「高」もしく は「低」アクセントのいずれかを担っている。 そして、アクセントにおける高と低の組み合わ せによって語句の意味が区別される。こうし た「相対的アクセント」に対し、中国語では、 語に相当する音節自体が高低もしくは上昇下 降のような音の高さの段階や変化の型(声 調)をもっている(絶対的アクセント)
また、日本語は「モーラ基準の言語」である。 子音の撥音/N/や促音/Q/もモーラの単位と 認められるのである。日本語では、各モーラ が時間的に等しい。すなわち等時的である。 だから、W.A.グロータース神父は、日本語の 発話を構成するモーラの連続を、機関銃の連 発音に似ていると受けとめたのであろう。
3.4母音の連続的調音
英語のI[áɪ]では、二つの母音が連結している。連結した母 音が一つの音節を構成するものを「二重母音」と呼んでいる。 とにかく、同一音節の中で舌の位置が移動している。舌は [a]のかまえから出発し[ɪ]の位置へ向けて上昇していく。前 半の母音は強く長く、後半は弱く短いので[ア-ィ]のように聞 こえる。これに対し、日本語の「愛」[ai]では、前半の[a]と後 半の[i]もそれぞれ[a]と[i]の個性を保持していて、調音の 時間も等しい。 二重母音を母音の変化体と見ないで、二個の母音の連続と して区分するとき、これらの分割された部分を「モーラ」と言う。 日本語の「愛」は二重母音ではなく、二つのモーラ母音から 連続した「連母音」である。
一、発音器官と調音
発音器官は発音に関与する器官である。哺 乳類では声帯を主とする音声器官、鳥では鳴 管、昆虫では翅の摩擦器など。 言語音を発音するため、舌や唇などの調音 器官を動かし声道の形を変えることによって、 気流に影響を与え、さまざまな種類の音声 (子音および母音)を作り出すことができる。 それを調音(英: articulation)という。
ⅰ)相対的アクセント
アクセントの型は次の二種に大別される。 平板式:助詞のアクセントが高となるもの 起伏式:助詞のアクセントが低となるもの サクラガ クラガ「桜が」 (平板式) クラガ オトコ トコガ「男が」(尾高) トコ ココロガ「心が」(中高) (起伏式) コ ミドリガ「緑が」(頭高)
ⅱ)絶対的アクセント
ふつう、三つの規準によって分類される。 a、調音の位置 b、調音の方法 c、軟口蓋の上下運動
1.外唇 2.内唇 3.歯 4.歯茎 5.歯茎後部 6.硬口蓋前部 7.硬口蓋 8.軟口蓋 9.口蓋垂 10.咽頭壁 11.声門12.喉頭蓋 13.舌根 14.後舌 15.前舌 16.舌端17.舌尖18.舌端裏
3.1母音の規準と基本母音
(a)舌の上下の位置 高母音(狭母音) 低母音(広母音) 半狭母音(半高母音) 半広母音(半低母音)
(b)舌の前後の位置 前舌母音 中舌母音 後舌(奥舌)母音 (c)唇の丸めの有無 「非円唇」 「円唇母音」
図6 基本母音 (http://daijirin.dual-d.net/extra/nihongoon.htmlにより)
ቤተ መጻሕፍቲ ባይዱ
[m] [n] [ɲ] [ŋ] [N]
d.はじき音 ⅰ)そり舌はじき音 [ɽ] ⅱ)たたき音[ɾ] e.半母音(接近音) ⅰ)両唇軟口蓋半母音[w] ⅱ)硬口蓋半母音[j]
2.3副次調音
今まで扱ってきた子音は、いずれも調音点が 一つであるが、半母音の[w]音に限って、両 唇の接近に加えて、後舌が軟口蓋へ盛り上 がっているので、いわば複合調音をなしてい ることになる。上下の調音器官が一つの調音 点で接近もしくは接触するものを主要調音と 称するが、この意味では、以上紹介した子音 は[w]音以外すべて主要調音と言えよう。
b.音の強さ
音の強さは「強さアクセント」もしくは「強勢」と いう形をとる。語句を発音するとき、ある音節 では呼気を強めるのに、他の音節では弱める ことがある。こうした呼気の強弱が語の意味 を区別するのに用いられたり(自由強勢)、強 勢が特定の音節に置かれたりする(固定強 勢)ことがある。
ⅰ)自由強勢 英語では、強勢の置かれる位置により、語の 意味が変わることがある。 íncrease[íŋkri:s]<増加>(名詞) incréase[iŋkrí:s]<増える>(動詞) ⅱ)固定強勢 フィンランド語やハンガリー語では、強勢は常 に語の第一音節にくる。
ア[a] イ[i] ウ[ɯ] エ[e] オ[o]
非円唇 非円唇 非円唇 非円唇 円唇
後舌 前舌 後舌 前舌 後舌
低母音 高母音 高母音 中母音 中母音
3.3母音の同時的調音
a.鼻母音 単位「タンイ」[taìi]。「タンイ」の語における 「ン」の部分であるが、母音「イ」のかまえで鼻 が鳴っている。つまり、イの鼻母音[ì]という ことになる。 b.無声母音 手にとりて はたりと重き すすきかな (虚 子)
言語ごとに独特のリズムがある。英語では、強勢が 時間的に同じ間隔において(等時的に)現れる。たと えば、次の二つの文において、強勢が等時的に出 現している。 (1)Thát ̛s what | Jóhn bought | yésterday. <あれはきのうジョンが買ったものです> (2)Thát ̛s the | bóok John bought | yésterday. <あれはきのうジョンが買った本です> このように、強勢が等時的に現れるものを強勢基準 的リズムと称する。
音声学
林婷婷
【はじめに】 一、発音器官と調音 二、子音 2.1子音の分類 2.2日本語の子音 2.3副次調音 三、母音 3.1母音の規準と基本母音 3.2日本語の母音 3.3母音の同時的調音 3.4母音の連続的調音 3.5韻律的特徴
【はじめに】 はじめに】
音声はコミュニケーションにおいて、とても重要な役 割を果たしています。口や気管などを利用して、肺 から流れ出てくる呼気をいろいろと妨害して言語音 声を発するのである。唇や舌をどのようにコントロー ルすればどうのような音が発せられるのか、こうした 発音のメカニズムを明らかにし、さらに各種の子音 や母音を区別する基準について説明する。外国語 と比べて日本語の音声をとらえるときに特に注意す べきポイントとして、アクセントとモーラにもふれる。
中国語のように、語が1音節を基にしている 言語では、1音節語ごとに固有の音の高さも しくは音の変化が定まっている。これを「声 調」と称する。
ⅲ)音調(イントネーション)
イントネーションは文全体にわたる音の高さ の変化であるが、とくに文末における音の上 昇や下降が文意に影響することがある。
d.リズム
2.2日本語の子音
a.閉鎖音(破裂音) ⅰ)両唇閉鎖音 [p][b] ⅱ)歯茎閉鎖音 [t][d] ⅲ)軟口蓋閉鎖音 [k][g]
b.摩擦音 ⅰ)両唇摩擦音 [ɸ] ⅱ)歯茎摩擦音 [s][z] ⅲ)後部歯茎摩擦音 [ʃ][ʒ] ⅳ)硬口蓋摩擦音 [ç] ⅴ)声門摩擦音 [h]
c.鼻音 ⅰ)両唇鼻音 ⅱ)歯茎鼻音 ⅲ)硬口蓋鼻音 ⅳ)軟口蓋鼻音 ⅴ)口蓋垂鼻音
a.同時調音 b.連続調音 ⅰ)閉鎖と開放 ⅱ)破擦音 (a)歯茎破擦音[ts][dz (b)後部歯茎破擦音[tʃ][dʒ] ⅲ)有気音(帯気音)
三、母音
子供が母親にまとわりつくように、子音は母 音に寄りかかっている。母音は、「口腔内で妨 害されて騒音を立てることなく、口の中央を流 れ出る音」と規定することができる。要するに、 母音には妨害による騒音(ノイズ)がなく、口 の中央を流れ出るとは、舌の側面つまり口の 横側から息を流す側音[l]を排除するという 意味である。
これに対して、フランス語では音節が等時的 に連結している。 C ̛est un livre que Jean a acheté hier. [sɛ-tœ-livr-kə-ʒɑ-a-aʃ-te-jɛːr] <それはジャンがきのう買った本です> 各音節が時間的に同じ長さとして扱われてい る。こうしたリズムを「音節基準的」と呼んでい る。フランス語には、アクセントというものがな く、尻上がりに高くなるので、トントンと階段を 駆け登っていくような調子に聞こえる。
調音にかかわる器官は調音器官という。
1)上唇 2)上歯 3)歯茎 4)後部歯茎 5)硬口蓋 6)硬口蓋 7)口蓋垂 8)下唇 9)舌先 10)舌端 11)前舌 12)後舌 13)舌根 14)咽頭
図1 調音器官 (http://www2.cc.oshima-k.ac.jp/~kushida/kushiwada/kikan.htmlにより)
二、子音
子音は流れ出る気流を調音器官を用いて妨 害することにより発生する騒音である。騒音と は非周期的な音波から成り立っている音で、 音響的にはフォルマントを伴わない。鼻音や はじき音、それに半母音も特有のフォルマン トを形成する。しかし、これらの音は日本語で は子音として扱われている。
2.1子音の 2.1子音の分類 子音
口音
軟口蓋が「上がる」と鼻腔通路が「閉じる」の で、空気は口からのみ出る。これを「口音」と いう。
鼻音
軟口蓋が「下がる」と鼻腔通路が「開く」ので、 空気は鼻へ抜けて「鼻音」となる。
図3 国際音声字母 http://daijirin.dual-d.net/extra/nihongoon.htmlにより