中国の中高校日本语教育における教科书について

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中国の中高校日本語教育における教科書について
中国教育学会外国語教学専業委員会張国強
一、中国の初等・中等教育における外国語教育の概要
1.1950年~1960年
1949年10月1日、新中国が誕生しました。

建国後から60年代後期までは、中等教育における外国語教育はロシア語を中心にして、行われていました。

その原因は、新中国の最初の経済政策は戦争で破壊された国民経済を回復させることで、元ソ連という国からいろいろな援助をもらって、「すべてはソ連に学ぼう」というスローガンが提出されていたからです。

また、その時代のソ連政府は世界の社会主義のリーダーとして、各分野の多くの専門家を中国の各地域に派遣して、技術指導・人材養成などを進めていました。

中国の指導者の毛沢東は「共産党党内においても、共産党党外においても、古い幹部・新しい幹部・技術者・知識人・労働者の大衆と農民の大衆は誠心誠意ソ連に学ばなければならない。

全国でソ連に学ぶ運動を巻き起こして、私達の国家を建設すべきだ」と、呼びかけました。

「国民全体がロシア語を学ぶ」と言える時代になってしまいました。

それで、ロシア語のできる人間を育てることは重要視され、多くの中高校がロシア語という課程を設置して、ロシア語教育は最盛期になり、ロシア語教師を養成する短期間研修教室などもどんどん作られました。

英語教育をやめて、ロシア語教育を始める中高校も増え、英語課程設置の中高校はだんだん少なくなりました。

また、多くの英語教師もロシア語の勉強に励んで、ずいぶん苦労しました。

ロシア語教育と英語教育を同時に行う学校もあったが、少なかったです。

その時代に、中国の黒龍江省のハルピンのロシア語教育は一番盛んで、中国のロシア語教育の揺りかごとも言われました。

1950年~1960年の時期では、日本語課程設置の小中高校は一つもないと判断できます
2.1961年~1966年
20世纪60年代の初め、中国は元ソ連との外交関係が段々悪化してきたので、ロシア語教育ブームの時代も終わり、ロシア語課程設置の大学も中高校もだんだん減少してきました。

その時から中高校の英語教育が重要視され、英語課程設置の学校は速めに多くなってきて、英語教育は中高校の外国語教育でのトップとして大きな発展を遂げました。

まとめて言いますと、1961年~1966年の間では、外国語学校以外、日本語課程設置の小中高校は一つもないと言えます。

3.1966年~1978年
1)「文化大革命」時期の外国語教育は大変でした(前期は授業をやめた)。

2) 世界革命を支持し、帝国主義と修正主義を打倒するために、大都市では
ドイツ語、アラビア語、スペイン語などを教える中高校もありました。

3) 授業回復後、外国語の授業や研究活動は再開され、外国語教育はだんだ
ん正常化されることになりました。

4) 1972年の中日両国の外交関係回復に従って、中国の東北三省を中心にし
て、自発的に日本語課程を設置した中高校がありました。

その時期には、北京、上海などの中高校も日本語教育の道を歩み始めました。

二、1979年~現在までの小中高校の日本語教育事情について
「文化大革命」に終止符を打ち、中国は「経済建設」を中心とする方針が打ち出され、各分野は「改革開放政策」を実行し、発展の新たな時期を切り開き、中等教育における中高校の日本語教育事情も大きく変わりました。

1.大学入試回復
1978年大学入試回復後、日本語課程設置の中高校は増えてきましたが、
全国通用の日本語教科書はありませんでした。

2.教育部が指定した日本語科目
1982年、中国の教育部は『中学日語教学綱要』を発表。

日本語は中高
校の学科の一つと、教育部により決められました。

3.中高校の『日本語教学大綱』の制定と公布
①『全日制中学日本語教学大大綱』
②『九年義務教育全日制初級中学日本語教学大綱』
③『全日制普通高級中学日本語教学大綱』
すべての学科の「教学大綱」は、みな人民教育出版により制定されたもので、教育部の書類として公布されました。

4.全国通用の中高校の日本語教科書の編纂と出版
人民教育出版社は1950年12月1日に成立され、社名は毛沢東によって揮毫されたものです。

教育部の傘下(さんか)にあり、教育部の指導を受けて、全国通用の小中高の教科書をはじめとする、それぞれの学科の教科書を編纂・出版する専門出版社です。

幼稚園の図書から師範大学の教育学や心理学などの教科書まで作ります。

また、教育図書の研究、編集、出版及び発行も行っています。

この出版社の特徴の一つは、編集員はみな教科書の執筆者です。

小中高の日本語学習者は少ないので、他の出版社は営利のことを考えて、小中高の日本語教科書を作らないことにしています。

人民教育出版社は以下の日本語教科書を出版しました。

①『初級中学日本語(全6冊)』
②『高級中学日本語(全3冊)』
③『義務教育日本語教科書日本語(全3冊)』
④『全日制普通高級中学教科書日本語(実験・必修全3冊)』
以上の教科書は、教師用の指導用書、練習帳、テープ付き。

5.大学入試の日本語試験問題について
1986年から大学入試の日本語試験問題は教育部の試験センターにより作成することになりました。

1998年から、試験センターは『普通高等学校招生統一考試説明(大学入学試験問題案内)』を編集し始めました。

6.1992年、初の全国の日本語教育機関の調査を実施
調査の統計により、日本語課程設置の中高校は約420校以上あるという情報が分かりました。

(中高校の調査担当は張国強)
7.日本語課程標準と日本語教科書
20世紀に入ってから、教育部は中高校の日本語課程標準を発表。

日本語課程標準により、新しい日本語教科書を編集・出版しました。

①『義務教育課程標準実験教科書日本語(全6冊)』
②『普通高級中学課程標準実験教科書必修全5冊)』
③『普通高級中学課程標準実験教科書選択全5冊)』。

その
内、には教科書は2冊、作文、演劇入門、作品鑑賞は3種類で各一冊。

④日本語課程標準の修正によって、『義務教育課程標準実験教科書日本
語(3冊)』(編集中)
8.日本語教師の養成を重要視
①日本文化フォーラムとの協力(夏の短期間日本語教師の研修、1996年
から2002年まで)
②国際交流基金(課程教材研究所との共同主催(毎年2回、春・夏日本語
教師の研修会)
③国際交流基金の国際日本語センターで、毎年の春20名ほどの中国の日
本語教師は二か月ぐらい研修をしています。

1.大学入試のための、文法中心の日本語教科書。

このような教科書ではなかなか運用能力がつきません。

現場の日本語教師から「話せない」「楽しく学習できない」「応用できない」という意見がありました。

また、日本語教師は教科書に書かれていることに、ついつい左右されて、いきいきと教えられません。

よりもっと大事なのは言葉の応用能力を育てることです。

「できること」を重視し、それを使って、どのように周りの人とコミュニケーションをしていくかを大切に考えています。

『普通高級中学課程標準実験教科書必修』が目指すのは、日本語でできることを増やすこと。

使える日本語が習得できる教科書は人気のある教科書だと思います。

従来型の教科書のような、「文法」「文型」を中心としたシラバスにはない、「行動目標」に即したシラバスで構成した教科書だからこそ、日本語の応用力が学習者に身に付いていくのです。

学習者にとって、一番必要なのは、ただ知識を受け取ることではなく、自分で考える力・応用力を養い、学び方を学ぶことなのだと、思います。

もちろん、『普通高級中学課程標準実験教科書必修』は文法・語彙など言語的知識もしっかり学べるように工夫されています。

「聞話読書」の技能を重要視すると、よく言われていますが、私は中高校日本語教育現場の事情を見て、あらためて痛感したのは、翻訳と通訳の力をも育てなければならないということです。

外国語を勉強すると同時に、母語の学習ももっとしっかりと力を入れて発展させることを、生徒に意識させるべきです。

四、日本語教科書の編集者が注意しなくてはならないこと。

教科書は生徒と教師が使うものです。

ですから、教科書の編集者は編纂の時、次の四つのことを考える必要があります。

1.「教科書が変わる」から「教師が変わる」へ。

2.「わかる教科書」から「できる教科書」へ。

3.「教科書を教える」から「教科書で教える」へ。

4.「教室での日本語」から「日常生活によく使う日本語」へ。

そして、次の三つの「シラバス」にもよく工夫すべきです。

つまり、「場面シラバス」「トピックシラバス」「文法シラバス」の融合」を目指し、「伝え合う日本語教科書」「語り合う日本語教科書」を作ることによって、学習者の持っている力を引き出す教科書(学習者が話したくなる教科書)になれると言えます。

教科書は聖書ではなく、「資源・素材」です。

日本語教科書の編集者は豊かな「資源・素材」で学習者がやる気になる(モチベーションを高める)教科書を編纂することです。

さらに、それに応えるべき教師の熱意(教師の情熱や創意工夫など)と、教科書に合った教授法が必要になってくるのです。

五、いい日本語教科書とは。

どんな日本語教科書がいい教科書になれますか。

わたしはいい日本語教科書は次の利点を持っているだと思います。

1. 課程標準(大綱・指導要領)の目標に合っている。

2. 対象となる学習者のレベル・年齢に応じて、難易度は適当。

3. 各課で教える文法項目がはっきりしている。

4. 学習者の母語による文法説明がある。

5. 文法項目の解説には日本語の例文がたくさんある。

6. 本文が自然な日本語で、内容がおもしろくて、学習者の学習欲を引き起
こすことができる。

7. 本文と会話文の場面・状況が明確。

8. 本文の内容が学習者の実生活とつながりがある。

9. 会話に必然性があり、応用しやすい。

10.目標言語の国の文化と社会事情に関する内容がある。

11.挿絵・写真・図・表などが入っている。

12.練習問題はたくさんあり、種類が多い。

13.テープ(CD/DVD)や練習帳など付属教材がそろっている。

14.教科書の紙の質、値段、字の大きさ、付録なども工夫されている。

15.学習者が一人でも学習できる。

六、学習者の日本語でのコミュニケーション能力向上を重要視。

言葉は道具で、使うものです。

だれもがみな言葉でコミュニケーションをするのです。

ですから、日本語の教科書の編集者は、学習者の実生活に生きて働く言語能力の育成を重要視しなければなりません。

教科書で学習者の日本語でのコミュニケーション能力を高めることは、何よりも大事なことだと、認識しなければならないと思います。

日本語でのコミュニケーション能力は、具体的に言いますと、言語・非言語を通して、考えや気持ちを伝え合う能力と定義します。

以下の10項目には日本語でのコミュニケーション能力に深く関わると考えられています。

教師は授業で学習者の指導に力を入れること。

1.話の相手が何を言いたいのか想像しながら聞く。

2.相手の話をよく聞いて、適当に相槌をする。

3.相手の言うことが分からない時は、もう一度言ってもらう。

4.相手が(自分と)違う意見を言っても、しっかり聞く。

5.相手が理解できるように分かりやすく、順序に話をする。

6.相手の気持ちを考えながら話を展開する。

7.自分だけが話さないように気をつけて、話し合う雰囲気を作る。

8.相手の見方・意見・提案などが違っていても、自分の思ったままのことを言う。

9.相手の意見が正しかったら賛成する。

10.みんなの意見をまとめることができる。

七、わたしの提案。

日本語教育で中国と韓国との高校生の交流を深める活動を共同で主催することはできないでしょうか。

1.両国の高校生の日本語スピーチコンテスト。

2.作文コンクール。

3.高校生の日本語学力測定テスト
4.両国の日本語教師の交流
2013年7月20日韓国シンポジウムでの講演。

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