日本语文法の讲义

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日本語文法の講義(部分)
文・文節
文には2種類あります。

述語文と、未分化文です。

述語文は、述語のある文です。

人間は、表したい事柄の内容・性質を考えて、事柄をいくつかの種類に分け、それぞれに適当な述語を使って表現します。

「事柄の種類」というのは、ものとものとの関係か、ものの性質か、ものの動きかなどです。

それを表す述語には、名詞述語、形容詞述語、動詞述語の3種があります。

述語文は、一つの事柄を全体的に未分化なままで表すのではなく、述語と補語の組み立てによって分析的に表します。

述語文の成立条件としては、
1、内容からまとまった意味を表しているもの
2、外形上から終わりで音が必ず切れるもの
3、陳述があるもの
文末には客体的表現に対して主体的表現が必要です。

それにより、文末は断定、否定、推量、命令,意志、希望などの形になります。

水沢恵子なら、今朝出て行ったよ。

(断定)
いいえ、そんなことはありません(否定)
北海道を脱出するには、それ以外に方法はないだろう(推量)
田中君、走れ!(命令)
お差支えがなければお伺いしたいんですが。

(希望)
文節とは日本語の言語単位の一つで、文を実際の言語としてできるだけ細かく句切った最小の単位です。

木曽路はすべて山の中である(5文節)
花が美しく咲いた(3文節)
火事!(1文節)
文節の句切り方言葉を話すとき、文の途中に「今日はネ、ぼくはサ、学校
をネ、休んだヨ」というように「ネ、サ、ヨ」などを入れることが多い。

ぼくはネ、疲れてサ、もうネ、歩けないヨ
「歩けないヨ」は歩けネないヨ」では意味が壊れてしまいますから、文節とし
て分けられません。

補助動詞は1文節になれますが、助詞、助動詞はなれません。

一般的に文節は文より小さく、単語より大きい言語単位です。

これは膠着語とい
われる日本語の特徴の一つです。

動詞文は、名詞文や形容詞文にくらべて、いろいろな補語(Nに/Nを/Nへ/Nと、など)をとりえます。

それによって、現実の様々な事象を表わすことができます。

それは、言いかえると、動詞文は、形容詞文などのようにある人や物のことを述べるだけでなく、複数の人・物・場所などが関与する複雑な事象を述べることができるということです。

それによって、表現される事柄の範囲が格段に広くなるのです。

そこを詳しく述べることは、文法の重要な課題の一つです。

さらに、名詞文や形容詞文と比べると、時の表現が細かく使われます。

その事柄が瞬間的なことか、持続していることかという違いも表せます。

動詞文の表わす意味は、個別の動作や、習慣的な動作、将来の予定された行動、話し手の意志的な行動、もの・人の存在、状態など、さまざまです。

「動」詞というのは、本来動きを表わすものだということでしょうが、動きだけではなく、存在や状態・関係なども表わします。

次の文は「関係」の例です。

標準語と東京方言は尐し違います。

人の意志的な行動について述べる動詞文では、「命令」や「依頼」の表現や、「意志」を積極的に表す表現もあります。

これらは名詞文や形容詞文にはないものです。

また、「受身」や「やりもらい」のような、動詞文だけに使われる「複合述語」も多く、日本語教育の観点から考えても、あるいは日本語の文法体系という点から考えても、動詞文は大きな広がりをもつ文型です。

修飾語など
基本述語型を拡張する方法には、二つの方向があります。

文の成分に対する修飾:
補語に「連体」修飾語を付けていくこと
述語に「連用」修飾語を付けていくこと
文の成分自体の拡張:
補語の名詞を「名詞句」に拡張すること
述語を「複合述語」に拡張すること
修飾:連体と連用
修飾語は、名詞を修飾する「連体修飾」と、述語を修飾する「連用修飾」の二つがあります。

たとえば、
その火事は、やってきた消防車によってすぐに消し止められた。

「その」は名詞「火事」を修飾する連体修飾です。

「やってきた」も「消防車」を修飾する連体修飾です。

(ただし、こちらは「やってきた」が「節」と見なされるので「連体節」で、この文全体は「複文」となります。


そして「すぐに」は述語である「消し止められた」を修飾する連用修飾です。

連体修飾となるのは、
名詞+「の」私の・未来の・こっちの→「NのN」
連体詞この・大きな・いわゆる→「修飾」
形容詞きれいな・大きい→「形容詞文」
動詞読んだ(本)→「連体節」
などです。

名詞文の名詞に連体修飾語がいくつも付いた例をあげます。

あそこの青い服の人は、東京の大きな日本語学校の有名な先生です。

連用修飾の代表的な形式は副詞です。

副詞は下位分類がいろいろあります。

副詞
ゆっくり歩く(様子)
とても大きい(程度)
短く刈る(結果)
たくさんある(数量)
さっき来た(時)
あいにく雤だった(評価)
たぶん来るだろう(陳述)
形式名詞による句
(連体)健康のための体操猫のような目
(連用)家族のために働く鳥のように飛ぶ
数量表現
(連体)三冊の本10キロの道
(連用)(本を)三冊買う(山道を)10キロ歩く
「擬音・擬態語」も多くが連体修飾になります。

がたがたの体つるつるの床
指示語
(連体)このそんなああいうあのような
(連用)こうそんなにあのように
疑問語
(連体)どのどんなどういうどのような
(連用)どうどんなにどのように
「-いう」「-ような/ように」の形は複合的な形式です。

三複合述語
[テンス・アスペクト]
まず、時間に関する表現です。

文で表される事柄の時点と、ことばを発した時点との前後関係を表す「テンス」、その事柄の時間的性質に関する「アスペクト」があります。

テンス(過去形/現在形)
した/するしました/します
長かった/長い
きれいだった/きれいだ
夢だった/夢だ
アスペクト(継続/状態/開始/終了、など)
する/している/してある/しはじめる/しおわる
[ボイス]
次に、文の事柄を誰の視点から表現するか、あるいは誰の意図によって引き起こされたと見なすか、などの表現のしかたによって、補語に付く「格助詞」が変えられることがあります。

これを「ボイス」と言います。

受身猫が魚を食べる/魚が猫に食べられる
使役猫が魚を食べる/猫に魚を食べさせる
「受身」「使役」のほか、「可能」「自発」「やりもらい」などの表現もボイスのところで扱います。

可能私は魚が食べられない
自発ふるさとのことが思い出される
やりもらい英語を教えてあげる/くれる/もらう
ボイスも動詞述語のみに見られる文型です。

[ムード]
複合述語の後半は、「ムード」を表す形式を扱います。

たくさんの文型があり、話し手の表現意図をさまざまに表し分けます。

聞き手に対する働きかけを表すものと、述べる事柄に対するものとに大きく分けられます。

聞き手に対する働きかけなど
依頼書いてください書かないでください
命令書け書きなさい
勧誘・意志書きましょう書こう
勧め・忠告書いたほうがいい書くといい
禁止・許可書いてはいけない書いてもいい
必要・不必要書かなければならない書かなくてもいい
希望書きたい
事柄に対する表現態度
推量・伝聞書くだろう書くそうだ
断定・確信書くにちがいない書くはずだ
その他
書くことだ書くものか書かない
[複文]
以上は「単文」の話でした。

つまり、一つの文の中に述語が一つの文です。

一つの文の中に述語が2つ以上ある文を「複文」と呼びます。

複文の多くは単文の要素の拡張と考えられます。

例えば、次のように対応します。

単文の要素複文の中の節
名詞名詞節
連体修飾連体修飾節
連用修飾連用修飾節
名詞文の2つの名詞に連体修飾の節が付いた例。

私が英語を習った先生は、いま私が勤めている大学の卒業生です。

上の文は、次の単文と基本的な部分は同じです。

あの先生は、私の大学の卒業生です。

動詞文の補語にも、連体修飾節が自由に付きます。

帰ってきた父は、テレビを見ていた私に駅前で見た事故のことを話した。

名詞文の名詞のところに「節」が入る場合。

私の仕事は日本語を教えることです。

即ち:私の仕事は日本語教育です。

人を愛する(という)ことは、人を信じることです。

即ち:愛は信頼です。

形容詞文・動詞文の補語の名詞のところに、「~の」「~こと」の形の「名詞節」が入った例。

私はスポーツを見るのが好きです。

即ち:私はスポーツが好きです。

生徒に来週の土曜は休みであることを伝えた。

その窓から、野鳥が飛んでいるのが見えた。

連用修飾の節は、種類がいろいろあります。

一部の例をあげます。

時よく考えてから、答えます。

理由よく考えたから、わかります。

条件よく考えれば/考えたら、わかります。

目的工学を勉強するために、日本に来ました。

様子窓を開けて、空気を入れ替えました。

程度かばんに入るだけ、詰め込みました。

並列私たちが2階に住み、両親が1階に住みました。

名詞文
1 「AはBです」(「BはAです」も)の場合、「は」の後ろが聞きたいこと、言いたいこと
2 「AがBです」の場合、「が」の前が聞きたいこと、言いたいこと
3 「AはBです」の場合、疑問語は「は」の後にくる。

ハ・ガ文
このハとガが一つの文の中に出てくる文型があります。

日常的によく出てくる文型で、例えば次のようなものです。

1あの人はご主人がドイツ人です。

2このビルは1階がレストランです。

3カキ料理は広島が本場です。

4私は仕事が趣味です。

このような文型を特に「ハ・ガ文」と呼びます。

この「が」は、前に「NがNです」として述べたような「焦点のガ」ではありません。

この文型は、主題の「Nは」に対して、「NがNです」の部分が解説になっています。

名詞文のハ・ガ文は、それぞれの名詞の意味関係の型によって2つに分けられます。

全体を「AはBがCだ」と記号化すると、「AのB」という意味関係を含むもの(例1・2)と「AのC」のもの(例3・4)があります。

1’あの人のご主人はドイツ人です。

2’このビルの1階はレストランです。

3’カキ料理の本場は広島です。

4’私の趣味は仕事です。

名詞の修飾語
NのN
「NはNです」のそれぞれの名詞は、修飾語を付けることができます。

名詞が名詞を修飾する場合、「NのN」の形になります。

その表す意味関係はさまざまです。

私の本・手(所有関係)私の姉・友達(人間関係)
机の脚・引き出し(部分)机の大きさ・重さ(物と性質)
教室の机・窓(所在地)日本の自然・天気(場所)
日本のテレビ・小説(生産国)
教室の中・隣(位置関係)スポーツの前・後(時間関係)
英語の新聞・辞書(使用言語)経済の本・話(内容)
木の机・紙の箱(材料)三人の学生・2本のペン(数量)
医者の山田さん(職業・立場)ひげのおじさん(特徴)
[自同表現]
次のような表現を自同表現と呼びます。

やはり子どもは子どもですね。

考えることが幼いです。

小さくても辞書は辞書です。

役に立ちます。

不満はあるかもしれませんが、決定は決定です。

守ってください。

前の名詞は、その名詞が指すもの・ことがらそのもの(「外延」)を指し、後の名詞は、その名詞が持つ性質・特徴の面を表します。

「辞書は辞書です」の場合、前の「辞書」は、「辞書というもの」手に取れるような形を持ったもの、であり、後の「辞書」は、それが持つ性質、つまり、「言葉がたくさん並べられていて、説明があって、、、」ということを示しています。

形容詞文
ハ・ガ文
形容詞文で「Nが」は「主体」「対象」「部分・側面」を表します。

「対象」「部分・側面」の場合は、「主体」の「Nは」があるので「NはNが」の形になります
[主体]
形容詞文の性質や感情の持ち主、主体は「Nが」で表されます。

つまり、すべての形容詞が「Nが」をとるのですが、「ハとガ」のところで見たように、主題文になるので、ふつうは「Nは」になります。

「疑問語+ガ」や、現象文の場合には「が」が使われます。

どれがおいしいですか。

青い空がとてもきれいです。

複文の一部になった場合、主題文ではないので「が」が現れます。

この方法は正しい。

この方法が正しいことは、みんなが知っています。

[対象]
私は今時間が欲しいです。

あなたはどこが痛いですか。

この曲がとても好きです。

「対象」が「Nが」で表され、「ハ・ガ文」になります。

これは感情・感覚形容詞のところでも述べましたが、そのほかに次のような能力・巧拙に関するものがあります。

彼女はテニスが上手です/下手です。

吉田さんは暗算が得意です/苦手です。

この子は動物の絵がなかなかうまいです。

「その対象に関して~」という意味関係です。

[部分・側面]
もう一つ、名詞の「ハ・ガ文」に近いもので、「Nは」の部分または側面を表す「Nが」があります。

多くの形容詞がこの「Nが」をとることができます。

象は鼻が長いです。

女は髪が長いです。

スピーチは終わり方が難しいです。

この辞書は紙が薄いです。

以上の例では「Nが」がないと、文が成り立たないか、意味が違ってしまいます。

この「Nが」を「部分」とします。

それに対して、次の例では「Nが」がなくても同じです。

ヘビは身体が長いです。

(ヘビは長いです)
彼は性格が素直です。

「丸い」とは「形が丸い」ことですし、「赤い」とは「色が赤い」ことです。

このよ
うに形容詞が表しているものの側面を「Nが」で表すことがけっこう多くの形容詞でできます。

これらの「Nが」を「側面」と呼んでおきます。

「部分」と「側面」は、述語との関係という点では「主体」と同じです。

「Nに」
「Nが」以外でいちばん多いのは「Nに」です。

表す意味の面からいくつかに分けられます。

[存在の場所]
日本に火山が多い/平野が尐ない/核兵器がない
これは、動詞文の中の「存在文」に近いものです。

形容詞文は基本的には主題文ですから、上のような「は」の使われない形は、そのままでは安定しません。

?日本に火山が多いです。

主体の「火山」、場所の「日本」のどちらかが主題になると安定します。

日本には火山が多いです。

火山は日本に多いです
[対象](に対して)
この用法は種類が多い。

対人的な態度:人に優しい/親切だ/甘い/厳しい/失礼だ
物事に対する態度:仕事に熱心だ/その意見に反対だ
能力・性質計算に強い/法律に詳しい/熱に弱い
「に対して・に関して」などの意味になります。

対人感情:山田さんに申し訳ない/悪い
これは主体が話し手に限られます。

×田中さんは山田さんに申し訳ない。

[基準]
これも、何についての基準かによっていくつかに分けられます。

①比較の基準
これに等しい/そっくりだ(これと)
「Nと」で置き換えることができますが、「Nと」とは違って比較の仕方が相互的ではありません。

息子は父親にそっくりです。

君の答えは正解に近いが、尐し違う。

②主観的評価の基準(にとって)
可能性・難易:これは私には無理だ/難しい/不可能だ/やさしい
不適合:この服は私には尐し大きい/そでが長い/派手だ
適切さ:この仕事は君にぴったりだ/ふさわしい/適当だ
「君はこの仕事に」「この仕事は君に」のどちらも可能です。

「Nには」としなくても安定します。

必要性:彼女はこの仕事に必要だ/大切だ/不可欠だ
③距離・位置の基準(に対して)
駅に近い(駅から/と)地面に垂直だ
動詞文
動詞はその名前が表すように、一般的には「動き」、すなわち人の動作や物の運動や変
化(これら全部を広く「動き」と考えます。

「動き」に対立する概念は「状態」です)を表します。

人の動作:歩く・食べる・作る・こわす・行く・会う、など
人の変化:生まれる・死ぬ・やせる・育つ・なる、など
物の運動:落ちる・流れる・降る・飛ぶ・光る、など
物の変化:伸びる・腐る・壊れる・変わる・増える、など
動詞の中には、「動き」を表さないもの、すなわち広い意味で「状態」を表すものがあります。

本があります。

あの人はテニスができます。

私は英語がわかります。

これはあれと違います。

彼は私のいとこに当たります。

存在・能力・関係など、いくつかのグループにまとめることができます。

動詞文の「は」と「が」
「が」は話を始める時に状況や場面を設定したり、現在の状況をそのまま述べたりします。

そして、その「が」の文に出されたものの中で話の中心となるものをとりあげて、次の文からの主題にする時、「は」を使うのです。

このような「が」は中立变述の「が」と呼ばれます。

そして、その文を現象文と呼びます。

現象をそのまま述べた文、ということでしょう。

初めの「が」の文に出ていない名詞に「は」が付くこともあります。

「おや、雤が降ってきた」「え?かさは持ってきてないよ」
このような場合は、「雤→かさ」の意味の連想が働いて、「かさ」にも「は」がつけられるのです。

一つのものが話に出された時、それに次の文から「は」がつけられるだけでなく、それと関連のあるものも「は」をつけられる資格、言い換えれば主題になる資格ができるのです。

これはごく一般的な現象です。

あれはうちの猫だ。

名前はまだない。

(猫の名前は~)
また、何か話を始める時、話し手自身と聞き手、つまり「私」と「あなた」は、初めから「は」がつけられます。

その場面に「すでに出ている」扱いになるのです。

それを「私が~」と言うと、「他の人でなく、私が」という「が」の持つもう一つの意味になってしまいます。

この、排他的な意味合いの「が」を「指定」の「が」と呼ぶことにします。

名詞文の「が」は、実はこの指定の「が」です。

疑問文の疑問の焦点(誰が、何が)にもなります。

形容詞文の場合は、指定の「が」と、現象文の場合の中立变述の「が」の両方があります。

動詞文の場合も、疑問の焦点となる「が」は、指定の「が」です。

「誰が来ましたか」「田中さんが来ました」
同じ「田中さんが来ました」でも、次の場合は中立变述です。

昨日、私のうちへ田中さんが来ました。

田中さんは、・・・
話の始め方・続け方
上でも触れたように、「Nが」は、話を新しく始める時、話の状況・場面を設定する時に使われます。

言い換えれば、文全体がその文脈に新しく導入されるとき「Nが」が使われます。

「Nが」で話を始め、次にその中で話の中心になるものを「主題」として
とりあげて話を続けます。

そのとき「Nは」で受けて、それが主題であることを示します。

去年、ソウルでオリンピックが開かれた。

このオリンピックはアジアで開かれた2度目の・・・
昔々、ある所におじいさんがいました。

おじいさんは、・・・
「Nは」は、前とのつながりを保ち、文章をまとまりのあるものにします。

また、文脈の中で前に出ていない名詞でも、「これ・このN」のような場面指示のもの、「日本人・果物」のような総称的なものは、談話の初めから主題にできます。

[アルとイル]
「ある」と「いる」の使い分けを考えます。

その基本は、「動物」対「それ以外のもの」です。

しかし、自力で動くとみなされるもの、電車やバスやエレベーターなどは「いる」を使う場合がよくあります。

(ホームを駆け上がって)ああ、よかった。

まだ電車がいました。

エレベータは今どの辺にいるのかな?ああ、5階か。

逆に、集団の中の特徴ある一部分、というような意味の場合は、人についても「ある」を使うことがあります。

尐し書きことば的です。

学生の中には、図書館を昼寝の場と考えるものがある。

次の「ございます」は、「います」ではなく、「あります」の尊敬語です。

まだ疑問をお持ちの方はございませんか。

この用法は、一人一人の個人が問題なのではなく、集団の中のある集団、というとらえ方をするために、「いる」を使わないですませるのだと考えられます。

もちろん「いる」を使うこともできます。

もう一つ、人に「ある」も使える場合があります。

「所有・所属」を表すとされる場合です。

彼は娘が二人あります。

「娘」は「金」と同じく「ある」ものなのです。

「いる」も使えますが。

NというN
この形がよく話題として取り上げられるのは、次のような場合です。

1さっき、山田さんが来ました。

2さっき、山田さんという人が来ました。

1のほうは、話し手は「山田さん」を知っているが、2の場合は初めて会った場合だ、という違いがある、というのです。

上の例ではそうなのですが、次の例では話し手はそれをよく知っていて、反対に聞き手のほうが知らないだろう、と考えて「という」を使っています。

私の友達に山田山男さんという人がいます。

結局、「という」は前の名詞を後の名詞の名称として導入する働きを持っている、ということになります。

わざわざ名前を「導入」(新しく持ち出す)ということが、文脈によって「知らない」ことを暗示します。

同じ
山田さんという人を知っていますか。

でも、話し手が知らない場合は「知っていたら、どんな人か教えてください」という意味になりますし、話し手が知っている場合は「あなたも知っていると話が早いんだが、」という意味合いになることもあります。

格助詞相当句
1概観
格助詞相当句というのは、格助詞のような働きをする語句のことです。

格助詞相当句の役割は、格助詞だけでは表わせないような動詞と名詞の意味関係を示したり、多義的な格助詞の一つの意味をはっきりさせることなどです。

次の例を見てください。

1日本の経済について話す
2その提案に対して反対する
「話す」は[人が人にことを話す]というような動詞型ですが、
3×日本の経済を話す。

とは言えません。

「を」を使いたければ、
4日本の経済のことを話す
とするしかありません。

そのかわりに、1のように「~について」を使う言い方もよく使われます。

このように、「~について」のような格助詞相当句は、格助詞の足りない部分を補う働きがあります。

これに対して、2のほうは単に「Nに」としても同じです。

2’その提案に反対する
格助詞「に」はきわめて多義で、逆に言えば、それ自体ははっきりとした意味合いを示しにくいものですから、「に対して、に関して」などを使って意味を明確にするのです。

5その提案について、意見を言う
その提案に関して、意見を言う
その提案に対して、意見を言う
「文体の違い」によって格助詞と使い分けられるものもあります。

講堂で卒業式を行います。

講堂において卒業式を行います。

これは、特に意味的な差があるわけではなく、文体を多尐硬く、重くするためだけのものです
ハ・ガ文のまとめ
「ハ・ガ文」とは、「AはBが~」の形の文、つまり一つの述語に「Nは」と「Nが」の両方がこの順で使われている文のことです。

当然、主題文です。

「ハ・ガ」文は「Nは」と「Nが」の二つの名詞の関係の違いによって、次のA・B二つの型に分けられます。

A1私は彼女が好きです。

2あなたは中国語ができますか。

B3あの人は奥さんが外国人です。

4象は鼻が長いです。

5鼻は、象が長いです。

(耳は、ウサギが長いです。


[Aの型:ハ・ガ述語]
Aの型は、例1・2のように、ハ・ガの型をとるのがふつうであるような述語、つまり「Nが」を補語としてとるような述語によるものです。

形容詞と動詞ですが、動詞の場合ははっきりした特徴があって、この型になるのはすべて状態を表わす動詞です。

これらの述語は「ハ・ガ述語」と呼ばれることもあります。

ふつう、初級教科書に出てくるのは次のような述語です。

動詞できる、わかる、ある(所有)、要る
ナ形容詞すきだ、きらいだ、じょうずだ、へただ、とくいだ、にがてだ、ひつようだ
イ形容詞ほしい
感情・感覚形容詞(楽しい・まぶしい)
可能動詞(読める・食べられる)
V-たい(食べたい)
これらの述語の「Nが」は、ふつうの他動詞の「Nを」と性質
が近いものと見なして、「対象」とします。

私はこの問題がわかります。

私はこの問題を知っています。

彼は音楽が好きです。

彼は音楽を好みますか。

[Bの型:NのN]
Bの型は3と4の例のように、「Nが」の名詞が「Nは」の名詞に何か密接な関係のある名詞、例えば体の部分や持ち物、家族などである場合です。

形容詞の文に非常に多く見られる型です。

例5は「象の鼻」の「鼻」のほうが取り出された場合です。

これも意外によくある形です。

B型の「ハ・ガ」文は、上のA型の場合のような、他動詞の「ヲ」に当たるものではありません。

「NはNが」の関係は、多く「NのNは」に言いかえることができます。

あの人の奥さんは外国人です。

象の鼻は長いです。

もちろん、言い表されていることは尐し違います。

例3・4と、これらの違いは何を主題としているかの違いです。

例3は「あの人」について「奥さんが外国人だ」と述べていますが、こちらは「あの人の奥さん」が主題です。

動詞文の例を付け加えておきます。

彼は、奥さんが入院しています。

彼の奥さんは入院しています。

「AのB」のBが取り出された例
S社の英和辞書はいいです。

S社は英和辞書がいいです。

(ドイツ語の辞書はよくないです。


英和辞書はS社がいいです。

(T社はよくないです。


かっこの中は、頭の中でされる事柄の例です。

一口に「は・が文」と言っても、以上のように、A型とB型をはっきり区別することが大切です。

A型は、「NのN」にはなりません。

×あなたの中国語はできますか
また、次の例は属性形容詞で名詞同士は「彼の足」の関係ですが、「足が速い」全体で「彼」の属性を述べている(特徴づけている)ので、「彼の足は~」とは言いにくくなります。

つまり、Aの型の例外です。

彼は足が速いです。

?彼の足は速いです。

[主題になる名詞]
次に、どのような名詞が主題になりうるか考えてみましょう。

1、文脈、話の流れの中で既に出ている名詞は「は」で受けられます。

きのう火事があった。

その火事は、・・・。

2、それから、名詞文のところでも述べたように、話し手と聞き手、話の現場にある物、などは「Nは」の形になりやすいものです。

私は、・・・。

これは、・・・。

3、また、話し手と聞き手の共通の知識となっている人、物なども主題として「は」をつけることができます。

(部屋に入ってきて)こんちにちは。

田中さんは来ていますか。

4、それに、当然知っているだろうと思われるような社会的な常識に類する事柄。

ハンガリーの首都は何と言ったっけ。

これらのことをひっくるめて言えば、すべて話し手と聞き手が、その名詞のことを共通に知っているような名詞です。

そのような名詞を主題としてたてて、それについてあることを述べるのが主題文です。

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