高级日语三课后题翻译
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第三冊
第一課
1、彼はちやほやされるとつい得意になって簡単に請け合う質だから、このようなときは、うんとお世辞を言えばうまくいくよ。
2、彼女にしては帰りが遅いな、どうしたんだろうと、皆が心配しているところへ、彼女は澄ました顔で帰ってきた。
3、どうしようもないことだと思って誰もが持て余して敬遠しているのに、彼だけが解決に乗り出そうとしている。
全く止せばいいのにと思った。
4、転んだが痛くもなんともなかったから、のそのそ立ち上がってそのまま歩き続けた。
5、その刃はこう斜に日にかざしてみると、微かに銘文が見える。
これで由緒あるものだということがわかる。
6、伝票を改めたら、改ざんが数々所見付かった。
彼は欲に目が眩み、これで公金をごまかしたらしい。
7、「怠け者で有名なお方でも、食べ物になると、面倒も苦にならないと見えるね」と彼は冷やかした。
8、その、鈴木さんが出世したとか言う話をどこから仕入れてきたかわからないが、彼なら、課長のわがままに愛想を尽かして先月辞めていったよ。
9、彼は承知する事は承知したが、すぐには始めないだろう。
彼の性格からすれば、おそらくいろいろな条件が整うのを見届けてから
着手するに違いない。
10、この夏の事故の多い事にはすっかり閉口した。
台風で町並みが荒らされたり、海水浴で人が溺れたり。
事故はもう真っ平御免だ。
11、何も好きでこの職に就いたわけではない。
会社が倒産し、失業の身となって職安をのぞいたら、たまたまこの口があったのだ。
12、静まり返った廃屋、なんとかく気味が悪い。
ドアをあけるが早いか、黒いものが飛び出してきた。
すっかり腰を抜かした。
よく見ると野犬だった。
13、夕べ因縁をつけた連中のところへ怒鳴りこんでやるなんて、無鉄砲なことを言うな。
あの連中は暴力団とつながっているチンピラじゃないか。
第二課
1、あのおえら方のご機嫌を損ずると大変なことになるとは百も
承知だが、こんなことすらわからないという無知ぶりには我慢がならなかったのだ。
2、何事にもミスがあると他人のせいにする彼のやり方は確かに
癪だが、俗に「触れらぬ神に祟りなし」と言うから、ほっておこう。
3、彼が事あるごとに威張っているのは、仕事をやると半人前であるのを隠し、また、業績がなかなか上がらないと批判されるのを交わすためだ。
4、あの大統領はいつもいかにも彼らしい辛口で世界中の国々を
批判するが、近年、経済が下降の一途をたどっており、世論調査で
も彼の経済政策は不評だ。
5、冗談はさておき、とにかく彼なしにはこの話をちょっと進めにくいから、どうすれば彼に承知させることが出来るかを考えてみよう。
6、失敗に次ぐ失敗で、彼の衰えがあらわになった。
もはや過ぎし日の栄光でトップの席に居座り続けるのではなく、衰えを自覚して、引退すべきではないか。
7、こんな時に忠告したところで、とても聞き入れそうもないから、しばらく静かに見守ることにしよう。
8、新人の新作だから、まだ賞どころではない。
しかし、作品はそれなりによく出来ている。
9、二国間に緊張の度合いが高まったとはいえ、直接の原因は突発的な事件によるものだし、しかも一旦戦争を始めようものなら、経済的にも手痛い打撃を受けることを、どちらも認識しているから、戦争にはならないだろう。
10、彼は亡くなったあとでも慕われている。
これだけ人望が厚いのは、引き際の潔さに尽きる。
11、親といえども、子供の外出をそういつまでもひやひやしながら待つということもないだろう。
12、山で遭難しかかったことで、身にしみて山の恐ろしさがわかった。
教訓を噛み締めて再び軽率なことをしないように心がけない。
第三回
1、彼は机に向かったものの、勉強に身が入らず、ただ呆然と物思いに耽っている。
2、際限りなく広がる景色はすでに色調が消え失せ、さながら水墨画のように見える。
3、彼は言葉遣いをびしっとしつけられたようで、質問にはいつもはきはきと答える。
4、彼の短い一生、人生ははかないということの最たる証だ。
5、キョロキョロ回りを見渡したが、彼の言う「心を引く静寂な景色」はどこにもなく、土産物屋が何軒かあるだけだった。
6、彼はだらしないが、奥さんがこまめに片付けるので、彼のうちはいつも綺麗だ。
7、あからめには彼はいつもつくねんと座って、のんびると俳句の言い回しを考えているように見えるが、実は他人の知らない悲しい心模様を何とかして表現しようとしているのだ。
8、その返事を聞くと、かれの青白い顔は一層青くなった。
そして彼は、ため息をつきながら、「やはり駄目だったか。
」とつぶやいた。
9、あなたにしろ私にしろ、自分の力だけでは頑張りぬくことは難しい。
失敗はごめん被りたい。
やはり協力してやることだな。
10、「久しぶりの対局だ。
この前は奇計が裏目に出て負けてしまったが、今日はそんな事は絶対ない。
」「さあ、今晩はうちあかすぞ。
」11、そのドラマは、ヤクザが横柄な態度で地元の住民をいじめ、そして、まだあどけない顔の少年が、けなげに住民を守るためにヤ
クザと戦う、という筋書きだ。
12、彼はもともと落ち込みやすい性格で、こう病床につくと、なおのこと、悲観的になってしまう。
この様子ではせいぜい
一年も持てばいいほうだ。
第四課
1、ワールドカップサッカーの試合に臨むにあたって、中国チームは再び相手の弱点を徹底的に研究した。
2、私に通訳がちゃんとつとまるかどうかわからないが、お引き受けしたからには、全力を持って努力しようと思う。
3、彼はかねがね日本に留学したいと思っていたが、その頃は資金が足りなかったばかりに行けなかった。
4、ある資料によると、日本の大学生の学力が全般的に低下しているそうだ。
学生なら学生らしく、一途に勉強すべきであろう。
5、車の運転中は、くれぐれも油断をしないようにと、念を押されていたが、彼はうっかりして交通事故を起こしてしまった。
6、オリンピック委員会のサマランチ会長が2008年北京でオリンピック大会を開催するということを読み上げたとたん、会場には一斉に嵐のような拍手が起こった。
中国人の彼女は飛び上がって喜んだかと思うと、今度は感動のあまり泣き出した。
7、我が国では今でも大学進学の競争率が高く、一生懸命に勉強しなければ大学に入れないのは、言わずと知れた事だ。
8、人々の環境保護への認識が絶えず高まってくるに従って、ゴミ
の不法投棄に対する罰則も厳しくなってきた。
途方も無い考えだと思われていたゴミゼロ社会を作り出すことも、いつかは夢ではなくなるかもしれません。
9、彼ならではできないことだから、この仕事は彼に任せてやってもらったほうがいいと思う。
10、荒れる海上で、小舟はあたかも木ノ葉のように波の間に間に浮かんでいる。
11、この子はすっかり腹が空いてしまっていたためか、渡された饅頭を手にするとすぐにむしゃむしゃと食べだした。
12、交渉相手が依然として強気の姿勢を崩さないのは、ひょっとしたら何か強力な材料を持っているのかもしれません。
13、バブル崩壊のせいで、多くの大手企業は次々と経営に行き詰まって、倒産を余儀なくされた。
14、彼はまるで社長になったかのようにもったいぶった態度を見せた。
15、王さんは営々と汗を流して働いたおかげで、今日の幸せな生活を得ている。
16、良かれ悪しかれ老いも若きも漫画に熱中する者が多く事は事実だ。
17、成績が悪いのは必ずしも頭が悪いのではなくて、根性がないからだ。
早い話、二時間続けて勉強したことがないじゃないか。
18、夕暮れになり、山はしかとは見えず、山にぐるりとかかって
いる靄がぼんやりと見えるだけだった。
第五課
1、最近ちょっと肝臓が悪くしばらく養生すると連絡してきたので、お見舞いするつもりで行ってみると、彼は薄暗い部屋であぐらをかいて酒を飲んでいた。
肝臓を患っている様子はどこにもない。
2、冴え冴えとした月光を浴びながら、つづら折りの山道を頂上まで一気に上がった。
どこからまもなく子犬が私の後ろからちょこちょこずっとついてきた。
3、彼のそのもの憂げな様子から何か心配事でもあるのだろうと
察し、いろいろきいてみると、彼はやがてぽつぽつと事情を語りだした。
4、「ごちそうさまでした。
」「いいえ、お粗末様でした。
」「陽気にあいさつを交わして、島田は無造作にチップを置いてレストランを出た。
5、台風五号の影響で今日も凄まじい大雨になった。
みるみる目の前が白い滝になた。
いくら待ってもタクシーは来ないので、彼は苛立を隠しきれずに荒々しい雨の中を走り出した。
6、いつも学生らしい身なりをしている彼女なのに、大臣視察の今日に限って、へそ出しルックといういかにも悩ましい姿できたので、すっかりあきれ果ててしまった。
7、レバーを引くと、ポキンと折れてしまった。
なんて品質だろうと思い、しげしげと折れ口を眺めた。
8、デートスポットで有名なベイブリッジで落ち合おうと言うと、彼女の頬はみるみる赤く染まった。
そして、どぎまぎした様子を見せながら、小さくうなずいた。
9、あのかちかち頭が怒ったんだ。
こんなおしゃべりをしている場合じゃないよ。
あの人の気持ち次第では我々の首が危ないぞ。
10、いくら寒さしのぎだと言ってもあんな見苦しい身なりはな
いよ。
古ぼけた毛布の他になんもないのかよ。
11、君の言うところのストリーとウォッチングとは、こう突っ立って茶髪の女の子の数を数えることか。
よほどしずかただのもの好きなんだね。
12、父は娘の帰りが遅いのでなんとなく胸騒ぎがして、今に足音がするかと耳を澄まして待っている。
13、最寄の電車駅まで歩こうと提案したが、彼はどうしてもタクシーに乗ると言って承知しない。
しかし後十分もすれば終電が出てしまうのにタクシーは来ない。
この分だと、タクシーがここまで流してくるとは思えず、電車に乗るのも諦めざるを得ない。
14、これ以上父を説得しても無駄だろうと私は思ったが、友人は帰りがけにどうしてもお願いしますと、ダメを押すように言い残してかえっていった。
15、あの年配者の一団は、あからめにはよろよろ歩いているように見えるが、休まずに一心に歩くので、途中で我々のグループを追い越してしまった。
16、町の住民がバタバタ死んでいくのを見て、訳がわからないながらも遠くへ引越したおかげで、いいあんばいに疫病を逃れ家族全員が生き延びることができた。
第六課
1、彼は寝たら最後、回りでどんなに騒いでも絶対に目を覚まさない。
2、市長は開発区建設に大変な感心を示し、その計画の立案にも与っている。
3、このたびご地滞在中は温かいおもてなしにあずかり、数々の便宜を図っていただき、お礼の言葉もございません。
4、中国の興廃に関わる重大な責任は、言うまでもなく皆さんの肩に掛かっているのであります。
このすべては、皆さんのご努力次第なのであります。
5、彼は若い時に苦労したそうだが、今は成功して何の心配もない恵まれた生活をしている。
6、息子の勇ちゃんは窓際に立って外をじっと眺めている。
7、賭け事は一度手を出したら最後、ずるずると抜けられなくなる人が多い。
8、首になったから、他に生業をもとめなければならない。
9、入社して二十年、彼は役職もなく影で部長を支えている。
彼のことと言うと、頭に浮かんでくるのはいつも部長のための根回
しに奔走する姿だ。
10、別に課長個人が気にくわないのではなく、うちの会社は本当にひと遣いが荒く、勤務の環境が苛酷なのだ。
11、皆の前で約束した手前、今までのように傍若無人にタバコを吸うことができないだろうから、吸うときはベランダに出ることにしよう。
12、蛇のスープは初めてだったので、差し出された茶碗をこわごわ口に持って行き、中身を少しだけ口にしてみた。
13、庭に竹が三、四本まばらに生えている方が風情があると思ってそのように竹を植えたが、何年か放っておいた結果、小さい庭一杯にびっしり生えるようになった。
14、プロジェクトは完了したが、契約書に決められた守秘義務はまだ生きているはずだから、これを外部に洩らしてはならない。
15、持ち運びが出来るノートパソコンの方が便利だ。
冬にはいつもとろとろと火が燃えている囲炉裏のそばに持ってきて使う。
16、不遜な気持ちを持っているとついつい尊大に振舞うよ
うになる。
そうすると教養がないと思われるから気をつけなさい。
17、ご質問の内容は、どれもこの地域の歴史、風土に密接な関係がありますから、それをご説明してからまとめてお答えします。
第七課
1、王君は東京大学に入ろうと東京に来るにはきたが、いつも留学生仲間を頼っているので、日本語が一向に上達しない。
2、あの兄弟はもともとしっくりいっていなかったが、最近は父親の遺産をめぐってこれまで以上に激しく対立している。
3、彼は常に好待遇を求めるので、これまで職を転々としてきた。
そして現状にも満足していない。
4、今、彼は事業に失敗してさだめし落胆している事だろうが、何を言っても慰めにはならないので、私はあえて声をかけなかった。
5、最近、高齢者の離婚が多くと聞く。
彼のところも、銀婚式を前に、夫婦仲がしっくりいってないらしい。
6、彼は今回の落第を教訓として心に刻み、弱点である英語をレバルアップしようと、ひたすら勉強に打ち込んでいる。
7、彼はひたすら料理の修業に励み、めきめき腕をあげたが、それでもまだ素人の域を出ていない。
8、ここ二、三日、小遣いをもらう機会を狙って母親の機嫌を窺っているが、全然ダメだ。
9、今回の学費値上げを巡る紛糾を解決しようと、彼は各学部を転々として、職員と学生二意見を求めた。
10、私は美的センスのわからぬ凡庸な人間で、身なりに構わぬと言うほどではないにしても、服装に凝る方だとは言えないのだ。
11、分刻みのスケジュールといった緊張した生活から離れ、白い砂に青い海、松籟が風に乗って聞こえてくる、のどかな環境に来て、心の底までゆったりと休まる感じがした。
12、社長のはなしは、単調で長たらしくて非常に退屈だ。
一
方、副社長の方は目まぐるしく話題を変えるので、結局何を言ったか全然わからない。
13、侵略軍を撃退して一ヶ月後、内戦が勃発し、つかの間の平和がたちまちかき乱された。
14、夜のしじまにつづまれてのたりのたりと打ち寄せるさ
ざなみを見ながら湖畔の道を散歩していると、突然ポチャンという音がして水面に波紋が広がった。
びっくりして振り返ってみると、いたずらな男の子が石を投げたのだった。
15、目の前の人が二十年前のあの純真な少年だとはどうし
ても信じられなかった。
やはり一年また一年と浮き世で暮らしているうちに世俗に染まったのだろう。
16、さすがはフランス留学までした画学生だ。
ああいう鮮やかな立体感を出すのは並大抵の努力ではできないだろう。
17、彼はなぜああいう発言をしたのか。
頃合いを見計らって問い質してみる。
第八課
1、自分がかっこいいところを見せたいからといって、上司の顔に泥を塗るような行為は許されない。
2、私からすれば、理由はどうであれ、チンピラに絡まれるほどつまらないことはない。
だから一目散に逃げてきたのだ。
3、問題解決のためにいろいろな部門に投書したり苦情を申し立
てたりしたが、いまだに解決されていない。
4、本当に寒くてかなわない。
早く暖房を入れなさい。
おい、幸子、幸子ってば。
5、私はとっくに知っているはずだ。
しかし、まさか臆面もなく「盗み聞きをして知っていたよ」とは言えないだろう。
6、あの人はこの辺で時々見掛ける保険の外交員だ。
大変強引な勧誘をする人で、一旦誰かに目をつけたら契約させずにはおかない。
7、私とて、要請があれば助けるが、要請がない以上、他人のプライベートなことに干渉して誤解されるようなことはできない。
8、自分の持分はせいぜい一万株程度で、役員を送り込むにははるかに及ばない。
9、彼は本当に本好きで、彼のうちに行くと、そこら中に本が置いてあるし、車で出掛けるときなんかも、信号待ちの三、四分の間でさえ文庫本を開く。
10、あんなクズは、あなたが自分を犠牲にするに値しない人間だ。
11、世界的に有名な歌手のコンサートの生中継が夕方からある
とかで、若い社員は丸一日仕事が手につかないようすだった。
12、そんな生活は檻に入れられた動物とほとんど区別がつかな
いじゃないか。
現代で最も大事な、人身の自由からして保証されていないそうじゃないか。
13、借金取りが土足であがり込み、家にある金目の物をまるまる奪っていった。
14、向こうの申し出を断っても別に他人の好意を踏みにじるこ
とにはならないと考えているようだが、そんな考えでいいだろうか。
15、欠伸を押し殺している様子からして、どうもこのことに興味がないらしい。
今のところ肝要なのは、彼に興味を持たせることだ。
16、自分がうわさされることにはアレルギー反応を示すくせに、しょっちゅう他人のうわさをまき散らしている。
第九課
1、私はなんだか彼が今日遅刻しそうな気がしていたが、果たして始業のチャイムが鳴っても彼は姿を見せなかった。
2、こういう時、誰かがそばにいて慰めてくれればよいが、あいにく、彼は全くの一人ぼっちだった。
3、いくら人のいい私でも、そうそうばからしいことにばかり関わってはいられない。
4、今朝から足が痛くてたまらない。
リューマチの既往症があるから、ことによると、昨日、川辺で石に座ったのが悪かったのかもしれない。
5、彼はいつものそのそと行動するのだが、料理をするときの手付きはけっこうあざやかだ。
6、歩いていくには遠すぎるし、かといって電車やバスがあるわけでもなし、自転車で行くしかないか。
7、授業中にあんな嫌らしい冗談を言うとは、教師にあるまじき行為だ。
8、そう言われれば、あの郵便局はなぜか小包を取り扱っていなよ
うだね。
9、あの目付きからして正気とは思えない。
相手にならないほうがいいよ。
10、どうせ近いうちにやらなければならないなら、いっそのこと、今夜中に始末しちゃおうか。
11、今日夜半に台風が上陸する恐れがあるというから、あの一帯には立ち入らない方がいい。
12、最もらしく一々返事はしているが、あの顔つきではどうもこちらの言うことをちゃんと飲み込んでいないようだ。
13、突然、学費が上がることが決まり、生活費に食い込んでしまった。
しばらく窮屈な生活を余儀なくされ、旅行どころではない。
14、彼は最初「外国」に対して偏見を持っていたので、赴任先で人間扱いされないのではないかと心配し、待遇上に腑に落ちないことがあると、自分がいじめられていると考えがちだった。
15、あの人は他人の不仲を町中に触れ回るなど、常軌を逸することばかりする。
16、どういう経緯でこうなったかわからないが、要するに悪事を働いた結果、刑務所に入ったのだ。
17、いつも臆病な彼は強い相手に対して卑屈な態度を取るかと
思ったら、意外にも強気に出て、一戦を交えることも厭わない姿勢を見せた。
第十課
1、ひょっとすると、弱い者いじめをする彼に対して、怒りをむき出しにして反発したのが良かったのかもしれない。
2、石橋を叩いて渡る、あの慎重な課長ならずとも、このように大事なときには誰でもじっくり計画を練るだろう。
3、たかが十歳の子供だなど思わずに、その子供なりの理屈に耳を傾けるべきだ。
4、彼は長い下積みを経験してきた生い立ちのせいか、常に人間不信に付きまとわれ、何事も素直には考えられない。
5、私も御多分に漏れず、若者のフィーリングに合った流行歌が好きだ。
6、ヒーローと言われるだけあって、舞台に立った彼はキラキラと輝いて見える。
7、たどたどしい話しぶりからすれば、日本語を勉強して半年も立っていないのだろう。
しかし、そのように堂々としゃべっていれば、まもなく上手になるに違いない。
8、まだ売り出し中の新人歌手だが、その悲哀感あふれるブルースは心に染みた。
9、あなたの説得が効かなかったのも無理はない。
あれほど悪の世界にどっぷり浸かっていると、少々の説得など、土台役に立たないものだ。
10、最近はなぜか十代または十歳にも満たない歌手の人気が高く、何人も相次いでテレビに登場してきた。
11、あの大ヒットした歌は、別れた恋人に対する未練を歌ったところが歌手の身上を思わせると噂になった。
12、彼は消費者のニーズの変化にいち早く気づき、それに対応するための計画をたてた。
計画は今日の企画会議に取り上げられる事になった。
13、三十年ぶりの故郷はすっかり様変わりして、昔の面影を偲ぼうにも、手掛かり一つ残っていない。
14、言ってみれば、別れには感傷が付き物だ。
先祖代々住んできた家を手放すのは名残惜しいが、このまま廃屋になっていくのを黙ってみているわけにもいかない。
15、テレビドラマの影響で、この辺に点在する歌枕を訪ねてくる観光客はあとをたたず、今年の前半で一万人台を超えた。
16、世界に名だたるあの国も、最近経済は下降線をたどっているそうだ。
17、あのチームは一勝で勢いづき、連敗が止まっただけでなく、五連勝に転じ、刮目すべき変貌を遂げた。
18、あの人は飛び抜けた才能に恵まれていたわけではない。
全力を傾けて努力した結果、今日の成功を収めたのだ。
19、今日は有名な外資系デパートの開店日で、大売出しも行われる。
九時きっかりにドアが開くと同時、買い物客がどっと押し寄せた。
20、詰め掛けた報道陣を前にして、彼はさばさばした表情で汚職
のうわさを認めた。
第十一課
1、毎晩、真夜中にいたずら電話が掛かってくる、全く頭に来る。
何とかして対策を立てなければならない。
2、老人、病弱な人、体の不自由な人及び学校に入る機会を失った子供の手を貸すのは我々の負うべき責任である。
3、あそこにいる、めがねを掛けて、白いブラウスに黒のジーンズ姿の女の先生は、大学を卒業したばかりの新人の先生だそうだ。
4、最近、一部の相場師たちが暴利をむさぼるために手段を選ばないという話をちらちらと耳にする。
5、余計な心配をしないでください。
土屋さんの病状は今は良くないけれど、命に別状がある訳ではありません。
6、継母の機嫌をとるために、その女の子はあれこれと手伝いをした。
7、せっかく海にきたというのに、川口さんはろくに泳ぎもしないで、砂浜に寝転んだまま肌を焼いてばかりいた。
8、初めての恋愛のために、彼女は勉強に身を入れることができなくなり、各科目の成績が急激に下がった。
9、私が睨んだとおりだ。
彼の性格からすれば、定年退職してからのんびり過ごす道を選ぶわけがなかった。
残り少ない人生を、写真をライフワークとして生きるようだ。
10、人助けをするなんて殊勝な気持ちがあるわけではなく、泣き
言に弱いだけだ。
涙ながらに頼まれて、ついつい休み中、老人ホームで寝たきりの年寄りの介助をすることを承知してしまった。
11、押しの一手で物事を進め、そのたびに成功してきた彼も、今度ばかりはドジを踏み、醜態を晒してしまった。
12、選りに選ってちょうど停電中にやってきて、暗闇からいきなりにょっと顔を出したから、ぎょっとして飛び上がらんばかりに驚いた。
13、その言葉が気に食わなかったのか、彼は窓越しにじろりと相手を睨み、むっとした表情を見せた。
14、こんな年にもなって、こんながたがたの家に住んでいなければならないとは誠に情けない。
15、さっきまでお互いを知らなかった子供たちだが、もうそれぞれ混じり合い、ゲームに興じたりしてはしゃいでいる。
16、ろくに考えもしないで言った一言に相手は向きになった。
それ以来、顔をあわせてもそっけない表情をし、口も利かなくなった。
17、度重なる小生意気な言い方に、とうとうキレてしまった。
18、試合は味方チームが押され気味で始まった。
押したり押されたりの試合に一喜一憂し、結果は味方チームの逆転勝ちだった。
19、初めてのスケートで、格好良く見せようとしたのに、無様に尻餅をついてしまった。
20、気が進まないが、退屈凌ぎに引き受けてみよう。
第十二課
1、彼は一見、まだあどけない少年のように見えるが、ちっとも正義感がなく、金銭、実益、コネ作りや裏取り引きのような生臭いことばかり考えている。
2、ふだんは社会的な問題に感心がなく、深夜まで仲間と喫茶店にたむろしているかと思えば、急にスクラムを組んで町をデモ行進したりする。
ふだんは倦怠感に満ちた顔をし、ぬうぼうとしているかと思えば、はきはきと天下国家を論じたりもする。
彼らの思考は全くわからない。
3、彼が個人の利益のためになりふりを構わず、向こう見ずに行動するのを見て、田中は心底からむらむらと怒りが湧き上がり、彼ととことんまで戦おうと思った。
4、多くの青年は年寄りから「なっていない」と言われながら育ち、一方、自分がある年齢になるとまた若い人に対して、あれもいけないこれもいけないと説教するようになる。
5、過度にストイックな生活の強制は解放を求める全社会的要求
を引き起こし、また、過度に快楽に耽溺すると、道徳や文化の墜落を招く。
6、人間は、ただ利口に保身を図り、過ちのないことだけを求めて生きるのではなく、何らかの精神や理想を持つべきだ。
7、今年の初めからある文学賞の選考委員に呼ばれたが、ストーリーの仕組みよりも深みのある内容を大事にしたいと思っている。
8、外国に投資するときは、技術よりも、相手と十分に意思疎通を
図り、信頼関係を築くことが大事だと、これまでの経験で痛切に感じている。
9、販売計画は、消費者を引き受けることが最も大事だ。
その意味では、彼の意見を鵜呑みにすることは危険だ。
10、一度、受験に失敗したくらいでそうくよくよするな。
本気で勉強したいなら、独学だって出来るではないか。
11、あの会社はライバルの仕組んだ罠にかかり、大きな損害を被って、倒産の一歩寸前だ。
一生懸命に会社を建て直そうとしているが。
瀕死のもがくに過ぎないだろう。
12、長年ずっと上役に取り入ってばかりいた彼がクビになるには、他人事ながらなんだかやりきれぬ気持ちだ。
13、十五年ぶりの対面だったが、かつての純真な少年の姿はどこにもなかった。
彼の心はすっかり荒廃してしまったようだ。
14、久しぶりの祖国は、かつて互いに陥れようとして殺気立っていた様子はなくなり、皆がまともに暮らし、通りは着飾った女たちが行き来していて、いかにも平和な情景だった。
15、あの派閥は表立った動きはないが、どうも執行部を裏切るような予感がする。
密かに彼らの真意を探ってみようか。
16、端的に現状を説明すると利益をむさぼった結果、新製品開発に遅れ、かえってシェアを失う窮地にはまり込んでしまったのだ。
17、そんな片手落ちなことをしていては、いくら利益は上げられるかもしれないが、いずれはだめになるじゃないかと、いつもは物
分りのいい好々爺の部長も、今度ばかりは部下の要領の悪さに苛立ちを隠さなかった。
18、命を投げ出す意気込みで取り込んだプロジェクトが頓挫した挫折感と虚脱感で、新しい計画についての自分のアイデアに対する執着心もなくなった。