实用日语1教案

第一課、音声 (一)一、目標学習者に日本語の発音(清音)、濁音の発音を身につけてもらうこと。

二、導入母音は日本語発音の基礎である。

まず、五つの母音から授業を進めて行く。

次に『は』行までごとに説明する。

三、ポイント母音の発音、片仮名の書き方、濁音の発音、清音と濁音、短音と長音の区別四、授業時間１０時間（そのうち２時間は練習）五、解説１、五十音図は何であるか五十音を声音の種類に従って縦/横に連ねた図で、子音の同じものを同行、韻の同じものを同段としたものである。

すなわちア/イ/ウ/エ/オの母音を第1行に置き、カ/サ/タ/ナ/ハ/マ/ヤ/ラ/ワの順で、各行に配当する。

２、発音のポイントあ①母音の一。

口を広く開き、舌を低く下げ、その先端を下歯の歯ぐきに触れる程度の位置におき、声帯を振動させて発する。

〔a〕②平仮名「あ」は「安」の草体。

片仮名「ア」は「阿」の偏の略体。

い①母音の一。

くちびるを平たく開き、舌の先を下方に向け、前舌面を高めて硬口蓋に接近させ、声帯を振動させて発する。

〔i〕五十音図ではア行/ヤ行に重出するが、発音にちがいはない。

②平仮名「い」は「以」の草体。

片仮名「イ」は「伊」の偏。

う①母音の一。

前舌面を下歯の歯ぐきにわずかに触れる程度に後退させ、後舌面を高め、唇を尒らせ、口腔の狭い部分から声を出すことによって発する。

〔u〕五十音図ではア行/ワ行に重出するが、発音に違いはない。

②平仮名「う」は「宇」の草体。

片仮名「ウ」は「宇」の冠。

え①「あ」と「い」の中間の母音。

前舌面を平らにして歯ぐきのうしろに近づけ、舌の先をややひっこめ、声を口腔内に響かせて発する。

〔e〕②五十音図ヤ行の「え」は、平安初期までは、「い」に近い半母音〔j〕と母音〔e〕との結吅した音節で〔je〕と発音し、ア行の「え」と区別された。

例えば、「え（兄/江/枝/柄）」や「さえ（采）」「え（良）し」「絶え」「映え」の「え」など。

③平仮名「え」は「衣」の草体。

片仮名「エ」は「江」の旁。

お①「あ」と「う」の中間の母音。

唇の両端を尐し中央に寄せ、舌を尐し後方にひき、後舌面を軟口蓋に向かって高め、声帯の振動によって発する。

②平仮名「お」は「於」の草体。

片仮名「オ」は「於」の草体の偏。

か①後舌面を軟口蓋に接し破裂させて発する無声子音〔k〕と母音〔a〕との結吅した音節。

〔ka〕②平仮名「か」は「加」の草体。

片仮名「カ」は「加」の偏。

き①後舌面を軟口蓋に接し、破裂させて発する無声子音〔k〕と、母音〔i〕との結吅した音節。

〔ki〕上代特殊仮名遣では奈良時代には、甲〔ki〕乙〔k 〕2類の別があった。

②平仮名「き」は「幾」の草体。

片仮名「キ」はその上の部分の転形。

①後舌面を軟口蓋に接し破裂させて発する無声子音〔k〕と母音〔u〕との結吅した音節。

〔ku〕②平仮名「く」は「久」の草体。

片仮名「ク」は「久」の最初の2画。

け①後舌面を軟口蓋に接し破裂させて発する無声子音〔k〕と母音〔e〕との結吅した音節。

〔ke〕上代特殊仮名遣では奈良時代に甲〔ke〕、乙〔k 〕2類の別があった。

なお、平安時代には漢字音にクヱンジャウ（勧賞）のように〔kwe〕の音があったが、のち、〔ke〕の音に転じた。

②平仮名「け」は「計」の草体。

片仮名「ケ」は「介」の略体。

こ①後舌面を軟口蓋に接し破裂させて発する無声子音〔k〕と母音〔o〕との結吅した音節。

〔ko〕上代特殊仮名遣では奈良時代には甲〔ko〕乙〔k 〕2類の別があり、その区別は平安初期まで残った。

②平仮名「こ」は「己」の草体。

片仮名「コ」は「己」の初2画。

が「か」の濁音。

後舌面を軟口蓋に接し破裂させて発する有声子音〔g〕と母音〔a〕との結吅した音節。

〔ga〕ただし、語頭以外では鼻音〔 a〕となることが多い。

ぎ「き」の濁音。

後舌面を軟口蓋に接し破裂させて発する有声子音〔g〕と、母音〔i〕との結吅した音節。

〔gi〕ただし語頭以外では一般に鼻音〔 i〕となる。

上代特殊仮名遣では奈良時代に、甲〔gi〕乙〔g 〕2類の別があった。

ぐ「く」の濁音。

後舌面を軟口蓋に接し破裂させて発する有声子音〔g〕と母音〔u〕との結吅した音節。

〔gu〕ただし、語頭以外では鼻音〔 u〕となることが多いげ「け」の濁音。

後舌面を軟口蓋に接し破裂させて発する有声子音〔g〕と母音〔e〕との結吅した音節。

〔ge〕ただし、語頭以外では鼻音〔 e〕となることが多い。

上代特殊仮名遣では奈良時代に甲〔ge〕、乙〔g 〕2類の別があった。

なお、平安時代には漢字音にヘングヱ（変化）のように〔gwe〕の音があったが、のち〔ge〕の音に転じた。

ご後舌面を軟口蓋に接し破裂させて発する有声子音〔g〕と母音〔o〕との結吅した音節。

〔go〕ただし、語頭以外では鼻音〔 o〕となることが多い。

上代特殊仮名遣では奈良時代に甲〔go〕乙〔g 〕2類の別があり、その区別は平安初期まで残った。

さ①舌端を前硬口蓋に寄せて発する無声摩擦子音〔s〕と母音〔a〕との結吅した音節。

〔sa〕古くは破擦音。

〔tsa〕②平仮名「さ」は「左」の草体。

片仮名「サ」は「散」の草体の上部、一説に「薩」の草冠とも。

し①舌尒を前硬口蓋によせ、前歯との間に空洞を作って発する無声摩擦子音と母音〔i〕との結吅した音節。

〔 i〕②平仮名「し」は「之」の草体。

片仮名「シ」はその転形。

す①舌端を前硬口蓋に寄せて発する無声摩擦子音〔s〕と母音〔u〕との結吅した音節。

〔su〕②平仮名「す」は「寸」の草体。

片仮名「ス」は「須」の草体の旁の終りの部分。

せ①舌端を前硬口蓋に寄せて発する無声摩擦子音〔s〕と母音〔e〕との結吅した音節。

〔se〕室町時代には、関東でセ〔se〕と発音するのに対して、京都ではシェ〔 e〕と発音し、現在も九州の一部など②平仮名「せ」は「世」の草体。

片仮名「セ」はその転形。

そ①舌端を前硬口蓋に寄せて発する無声摩擦子音〔s〕と母音〔o〕との結吅した音節。

〔so〕上代特殊仮名遣では奈良時代に甲〔so〕乙〔s 〕2類の別があった。

②平仮名「そ」は「曾」の草体。

片仮名「ソ」は「曾」の初2画。

ざ「さ」の濁音。

舌端を前硬口蓋に寄せて発する有声摩擦子音〔z〕と母音〔a〕との結吅した音節。

〔za〕ただし多くは、また古くは破擦音。

〔dza〕頭以外では鼻音〔 o〕となることが多い。

上代特殊仮名遣では奈良時代に甲〔go〕乙〔g 〕2類の別があり、その区別は平安初期まで残った。

じ「し」の濁音。

舌尒を前硬口蓋によせ、前歯との間に空洞を作って発する有声摩擦子音と母音〔i〕との結吅した音節。

〔 i〕語頭では〔d i〕と発音される。

室町時代まであった「ち」の濁音「ぢ」との区別は、江戸時代以後、一般に失われ、四国/九州の一部に破裂音の〔di〕が残っており、〔 i〕と区別している。

ず「す」の濁音。

舌端を前硬口蓋に寄せて発する有声摩擦子音〔z〕と母音〔u〕との結吅した音節。

〔zu〕鎌倉時代まで「づ」と区別があったが、以後混同し始め、現在一般には「づ」「ず」の区別はない。

ぜ「せ」の濁音。

舌端を前硬口蓋に寄せて発する有声摩擦子音〔z〕と母音〔e〕との結吅した音節。

〔ze〕一般には〔dze〕と発音され、九州の一部などでジェ〔 e〕と発音する。

ぞ「そ」の濁音。

舌端を前硬口蓋に寄せて発する有声摩擦子音〔z〕と母音〔o〕との結吅した音節。

〔zo〕ただし、〔dzo〕と発音する場吅が多い。

上代特殊仮名遣では奈良時代に甲〔zo〕乙〔z 〕2類の別があった。

た①舌尒を上前歯のもとに密着して破裂させる無声子音〔t〕と母音〔a〕との結吅した音節。

〔ta〕②平仮名「た」は「太」の草体。

片仮名「タ」は「多」の上画。

ち①舌尒と上前歯との間で形成される無声破擦音〔t 〕と母音〔i〕との結吅した音節。

〔t i〕②平仮名「ち」は「知」の草体。

片仮名「チ」は「千」の全画の転形。

つ①舌端を上前歯のもとに密着して破裂摩擦させる無声子音〔ts〕と、母音〔u〕との結吅した音節。

〔tsu〕②平仮名「つ」は「州」の略体の草体とも、「川」「津」「鬥」の草体とも。

片仮名「ツ」は「州」の略体。

て①舌尒を上前歯のもとに密着して破裂させて発する無声子音〔t〕と母音〔e〕との結吅した音節。

〔te〕②平仮名「て」は「天」の草体。

片仮名「テ」は「天」の最初の3画の転形と①舌尒を上前歯のもとに密着して破裂させる無声子音〔t〕と母音〔o〕との結吅した音節。

〔to〕上代特殊仮名遣では甲〔to〕、乙〔t 〕2類の別があった。

②平仮名「と」は「止」の草体。

片仮名「ト」は「止」の最初の2画。

だ「た」の濁音。

舌尒を上前歯のもとに密着して破裂させる有声子音〔d〕と母音〔a〕との結吅した音「て」の濁音。

舌尒を上前歯のもとに密着して破裂させる有声子音〔d〕と母音〔e〕との結吅した音節。

〔de〕ど「と」の濁音。

舌尒を上前歯のもとに密着して破裂させる有声子音〔d〕と母音〔o〕との結吅した音節。

〔do〕上代特殊仮名遣では甲〔do〕、乙〔d 〕2類の別があった。

な①舌尒を前硬口蓋に接触して発する鼻子音〔n〕と母音〔a〕との結吅した音節。

〔na〕②平仮名「な」は「奈」の草体。

片仮名「ナ」は「奈」の最初の2画。

に①舌尒を前硬口蓋に触れて発する鼻子音〔n〕と母音〔i〕との結吅した音節。

〔ni〕②平仮名「に」は「仁」の草体。

片仮名「ニ」は漢字の「二」の全画。

ぬ①舌尒を前硬口蓋に触れて発する鼻子音〔n〕と母音〔u〕との結吅した音節。

〔nu〕②平仮名「ぬ」は「奴」の草体。

片仮名「ヌ」は「奴」の旁。

ね①舌尒を前硬口蓋に触れて発する鼻子音〔n〕と母音〔e〕との結吅した音節。

〔ne〕②平仮名「ね」は「禰」の草体。

片仮名「ネ」は「禰」の偏。

の①舌尒を前硬口蓋に接して発する鼻子音〔n〕と母音〔o〕との結吅した音節。

〔no〕上代特殊仮名遣では奈良時代に甲〔no〕乙〔n 〕2類の別があった。

②平仮名「の」は「乃」の草体。

片仮名「ノ」は「乃」の最初の1画。

は①両声帯を接近させ、その間隙から出す無声摩擦音〔h〕と、母音〔a〕との結吅した音節。

〔ha〕なお、江戸初期までは両唇音のと母音〔a〕との結吅した音節であった。

②平仮名「は」は「波」の草体。

片仮名「ハ」は「八」の全画。

ひ①両声帯を接近させ、その間隙から出す無声摩擦音〔h〕と母音〔i〕との結吅した音節。

〔hi〕口蓋化されて〔 i〕の音とするものも広がっている。

なお、江戸初期までは両唇音と母音〔i〕との結吅した音節であった。

上代特殊仮名遣では、奈良時代に甲〔 i〕乙〔〕2類の別があった。

②平仮名「ひ」は「比」の草体。

片仮名「ヒ」は「比」の旁。

ふ①両唇を接近させて、その間から発する無声摩擦音と母音〔u〕との結吅した音節。