综合日语第六册第一课「まあまあ」にみる日本人の心
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(5) 今勤めている会社は、給料はともかく、仕 事が疲れる。いろんな点で、どうも私はこの仕 事に向かないのではないか、と最近考えている。 (6) 日常生活では、困難を前にして、親や友達 の励ましのおかげで、我々は自分の臆病に負け ずにすむ。この武器があるからこそ、人生の未 知に峠がいっぱいあっても喜んで乗り越えられ るのだろう。
己を抑制する 意表をつく 実際に見合う 折に触れる
2 慣用型 (1)しかるべき 荒海を乗り切ってこの列島にたどり着いた日 本人、そして海に取り巻かれながら生活を重ね てきた日本民族、当然日本人は海洋民族になっ てしかるべきである。 しかるべき 手段・問題・人・地位
(2)ならぬ そんなわけで山崎正和氏は日本人を海 洋民族ならぬ海岸民族だと評している。 神ならぬ身・ならぬ内が楽しみ・なら ぬ堪忍(かんにん)するが堪忍
(9)大洋を漂流する彼らが、ただ(ひたすら)求 め続けたのは島影だった。そして波を避け島に 上陸することのできる入り江だった(はず)で ある。 (10)(むろん)、海洋への冒険を試みた日本人 10)(むろん)、海洋への冒険を試みた日本人 はいないではなかった。 (11)それは(極めて)わずかな例に過ぎない。 11)それは(極めて)わずかな例に過ぎない。 (12)そんな(訳)で山崎正和氏は日本人を海洋 12)そんな(訳)で山崎正和氏は日本人を海洋 民族(ならぬ)海岸民族だと評している。(ま さしく)そのとおりだと思う。
3 助詞 (1)こんなふうに「まあ」はさまざまな形で使われ、し かも、その間(に)微妙な意味の濃淡がある。 (2)おそらく中国の「瀟湘八景」とか「西湖十景」など (に)ならって、室町期か江戸時代にだれがいうともな く人の口(に)のぼるようになったものに違いない。 (3) おそらくは日本民族が体験した太古の記憶が無意識 のうちにこのような景色をこのうえなく美しく、懐かし い思い(に)誘うに違いない。 (4)おそらく、そうした太古の記憶が懐かしいイメージ (と)なってあの「日本三景」(に)結晶しているので はなかろうか。
「まあ」の意味 間投詞・感嘆詞 まず・ちょっと・感嘆詞(これ・驚く) 「まあまあ」の意味 副詞的・感嘆詞的 大体いい・感嘆詞(驚く) 明確でない・感じに頼る・暗黙のうちに理解
日本三景 山より海 荒海より入り江 海洋民族ならぬ海岸民族 快適な国土に住み着く
日本人の心 日本人の 欲を出せばきりのない 安んじて暮らし、和を保つため、己を抑制する やたらに主張・物事をあからさまにしない 争いを好まず、自然の運行に任せる 楽観的よりも悲観的な民族 臆病であり、小心である そこから満足が得られる
潇湘夜雨——永州城东 潇湘夜雨——永州城东 平沙落雁——衡阳回雁峰 平沙落雁——衡阳回雁峰 烟寺晚钟——衡山清凉寺 烟寺晚钟——衡山清凉寺 江天暮雪——橘子洲 江天暮雪——橘子洲 山市晴岚——湘潭与长沙接壤的昭山 山市晴岚——湘潭与长沙接壤的昭山 远浦归帆——湘阴江边 远浦归帆——湘阴江边 洞庭秋月——洞庭湖 洞庭秋月——洞庭湖 渔村夕照——桃花源对岸白鳞洲 渔村夕照——桃花源对岸白鳞洲
(2)翻訳の練習 P3 「日本人はその昔」から 「まさしくそのとおりだと思う」
3 翻訳の練習(2) 翻訳の練習(2 (1) 「では、東大に受かる可能性はまったくな いということですか。」「可能性はまったくな いではないが、よほど頑張ってやらないと、受 からないと思う」。 (2) 敵に対抗する方法はたくさんあるが、あま りに強い敵の場合は逃げるのが一番だ。いわゆ る「三十六計逃げるにしかず」といっているの はこの意味だ。
• 日本人の精神の構えとは、己の楽観的な
期待を、悲観的な観点から抑制し、何と か一応の満足を得ようとすることである。
• 親鸞 悪人正機説(あくにんしょうきせ
つ) • 危機・悲哀の哲学
四、練習問題
(1)言葉遣いの練習 海岸の景色が皆穏やかな内海に臨 海岸の景色が皆穏やかな内海に臨むこぢんま りとした浜で、すぐ目の前に小さな島、あるい は州が見えるといった景観であることだ。逆巻 が見えるといった景観であることだ。逆巻 く波が打ち寄せる雄大な海岸線はまったく見捨 波が打ち寄せる雄大な海岸線はまったく見捨 てられている。「三景」に限らない。日本人が 名所や歌枕として愛でる風景は、すべてが同工 名所や歌枕として愛でる風景は、すべてが同工 異曲の 異曲の眺めである。
(13)日本という島が(あまりに)住み心地よ 13)日本という島が(あまりに)住み心地よ かったからではあるまいか。 (14)「日本三景」はこのような日本人の気質を 14)「日本三景」はこのような日本人の気質を (なによりも)正直に語っているのだ。 (15)(とはいえ)、この小さな島に住み着いた 15)(とはいえ)、この小さな島に住み着いた 人たちは何の争いもなく平穏に暮らせたという わけでは(けっして)ない。 (16)「分に安んじる」とは、必ずしも「身分に 16)「分に安んじる」とは、必ずしも「身分に 安んじる」ことばかりではない。
温暖でしつじゅんな気候、変化にとんださんが、 温暖でしつじゅんな気候、変化にとんださんが、 がいてき侵入の恐れのない安全な島国、こんな がいてき侵入の恐れのない安全な島国、こんな かいてきな国土に住み着いたのに、どうして今 かいてきな国土に住み着いたのに、どうして今 更海へ出て行くことがあろう。ここでなかよく 更海へ出て行くことがあろう。ここでなかよく 暮らせばそれで十分ではないか。あの恐ろしい こうかい体験を、なんであらためて試みること こうかい体験を、なんであらためて試みること があろうか。海のかなたには、もっとすばらし があろうか。海のかなたには、もっとすばらし いみちの土地があるかもしれない。 みちの土地があるかもしれない。
(3) 寝るともなしにベッドに横になっていたら、 いつのまにかぐっすり眠ってしまった。目が覚 めた時はすでに夜中の2 めた時はすでに夜中の2時過ぎだった。 (4) 日本の金融が空洞化してきた。海外の金融 機関が日本での拠点を引き上げたり、また縮小 したり、日本で行われてしかるべき取引が ニューヨーク、ロンドン、シンガポールなどに 移されたりして、欧米では取り上げられない取 引だけが日本で行われている。
• 西湖十景
浙江省杭州市著名旅游景点西湖的十处 特色风景,形成于南宋时期、即苏堤春晓、 曲苑风荷、平湖秋月、断桥残雪、柳浪闻 莺、花港观鱼、雷峰夕照、双峰插云、南 屏晚钟、三潭印月。
2 副詞 (1)更にその「まあ」を二つ重ねて「まあまあ」となる と、これは(とうてい)厳密に意味を分析できない日本 語独特の表現となる。 (2)快晴というわけではないが、(さりとて)雨が降る (ほど)悪くもないという意味である。(強いて)英語 に訳せば、Not bad(悪くない) に訳せば、Not bad(悪くない)ということになろうか。 (3)日本人の間で暗黙のうちに了解されているその程度 をつかまない(限り)、このような表現は正確な情報を 伝え得ないということになる。
(7) 私は高く評価されることを求めていない。 仕事ぶりに見合うだけで十分だ。むろんたまに は自分でも非常に無駄な努力をしているように 思うこともあるが、あきらめたくはない。 (8) 両国は社会制度を異にしているとはいえ、 友好的に付き合いながらそれぞれの発展を求め るという点については意見が一致している。
(9) 父の病気はもう回復の可能性はない と知りつつも、奇跡が起こることを信じ ようとしている。 (10) おそらく返事を書かなかっただろ 10) うね。書きそうな男じゃない。いや、当 然書いたけれども、途中で手紙が行方不 明になったという可能性もないではない。
(3)--しくはない 欲を出せばきりのない話だ。この島で 結構、ここで安んじて暮らすにしくはな い。 百聞は一見に如(し)かず --にしく(宝・もの)はない
三、主旨
• 「まあまあ」にみる日本人の心
キーワード:まあまあ 日本人の心 --にみる(現前する・目に見えてくる) --からみる ーーにおける
来自百度文库
(5)温暖で湿潤な気候、変化(に)富んだ山河。 (6)最終的には何らかの形(で)敵と妥協し、共 存する道を探らねばならなかった。 (7)それが何よりも、「和」(に)必要なのだ。 (8)将棋の対局で、しばしば二時間(に)及ぶほ どの「長考」がなされることがある。 (9)期待を裏切られる苦痛(から)はまぬがれる ことができよう。 (10)すべて(に)一応満足していられる。 10)すべて(に)一応満足していられる。
(4)室町か江戸時代にだれがいう(ともなく)人の口に のぼるようになったものに違いない。 (5)それは(ともかく)、この「三景」を思い浮かべて みると、そこに共通した性格があることに気づく。 (6)第一に、(いずれも)海辺の景色であるということ だ。 (7)これは(誠に)奇妙なことではないか。 (8)(おそらく)は日本民族が体験した太古の記憶が無 意識のうちにこのような景色を(このうえなく)美しく、 懐かしい思いに誘うに違いない。
二、慣用句・慣用型
1 慣用句 感じに頼(たよ)る 人の口にのぼる --に気づく 内海に臨(のぞ)む 逆巻く波が岸に打ち寄せる 同工異曲 小船を操(あやつ)る 海をのし歩く 海を相手にする 欲を出せばきりのない 暮らすにしくはない 分に安んじる
和(わ)を保つ 争いを好む 一芸に秀(ひい)でる 期待を寄せる 満足を得る
第一課 「まあまあ」にみる日本人の心
目次
• 言葉遣い • 慣用句・慣用型 • 主旨 • 練習問題
一、言葉遣い
1 名詞 日本三景:宮城県の「松島」、京都府の 「天ノ橋立」、広島県の「宮島」という 日本のなかで最も美しいと思われる三つ の景勝地である。
• 潇湘八景: 潇湘八景:
相传为潇湘一带的湖南八处佳胜。宋沈括《梦溪笔谈· 相传为潇湘一带的湖南八处佳胜。宋沈括《梦溪笔谈·书 画》中描述。
(17)日本人は自分を(やたらに)主張してはい 17)日本人は自分を(やたらに)主張してはい けない、そして、物事を(あからさま)にすべ きではない、と考えるようになった。 (18)物事をはっきりさせれば、(いやおうな 18)物事をはっきりさせれば、(いやおうな く)相手との食い違いが出てくるからである。 (19)期待するところを少なくすれば、苦痛は 19)期待するところを少なくすれば、苦痛は (それだけ)軽減される。 (20)これを(みごとに)言い当てているのが、 20)これを(みごとに)言い当てているのが、 (ほかならぬ)「まあまあ」という日本語のあ いまいな副詞なのだ。