日语授受动词2
日语授受动词
日语授受动词あげる、もらう、くれる讲解
表达“给东西”与“收东西”的语法
授受动词
あげる(对上さしあげる、对下やる)
もらう(自谦いただく)
くれる(尊敬くださる)
1.あげる
给东西的人A+は/が+收东西的人B+に+东西+をあげる(收东西的人不能为第一人称)
A给B~
例:私が李さんに本をあげます。
田中さんが山本さんに本をあげます。
李さんが私に本をあげます。
(错)
2.くれる给东西的人
A+は/が+收东西的人B+に+东西をくれる
(给东西的人不能为第一人称,收东西的人只能为第一人称或被视为我这一伙的人、うちの関係者)
A给B~
例:李さんが私に本をくれます。
李さんが弟に本をくれます。
私が李さんに本をくれます。
(错)
田中さんが山本さんに本をくれます。
(错)
补充:我这一伙的人(うちの関係者)包括:家人(父母、子女、兄弟姐妹、爷爷奶奶、夫妻等)亲戚(叔姨舅姑,表堂兄弟姐妹等)关系亲密者(恋人、好友等)同组织(同事、上
司等)
当收东西的人是わたし・わたしたち时,可省略:
李さんが私に本をくれます。
李さんが本をくれます。
3.もらう收东西的人
A+は/が+给东西的人B+に/から+东西+をもらう(给东西的人不能是第一人称)A从B那里得到~
例:李さんが田中さんに本をもらいます。
わたしが李さんに本をもらいます。
山本さんが私に本をもらいます。
(错!!!)。
日语中的授受动词
授受动词授表示授予、给予,受表示接受和得到,在汉语中,我们给别人东西,或者从别人那里得到东西,都只用一个“给”字,但在日语里,别人给我,我给别人,我从别人那里得到,在表达这三种关系时,使用的动词不一样。
学习授受动词和搞清接受关系,是日语学习中又一个难点。
1、我或者我方的人给别人某种东西,有三个对应的动词都表示“给”的意思,“やる”、“あげる”、“さしあげる”。
『やる』用于给的对象是:家庭成员中的晚辈,或者动、植物。
也可以用于表示给身分比自己低的人,现代日语中,除了有时候有意要贬低说话的对方以外,现在一般不太使用“やる”这个词。
“やる”是一段动词。
例句:我给鱼喂食了。
私は魚(さかな)に餌(えさ)をやりました。
『あげる』应用比较广泛,它是一段动词。
用于同辈或者关系比较好的人之间。
把给东西的人作主语,就是我或者我方的人作主语,用“は”表示,接受者用“に”表示,给的东西作宾语,用宾格助词“を”表示。
如果给的东西有数量,数量就直接放在动词的前面,不加任何助词。
常用的句型:“.......は......に......をあげる”例句:李さんは劉さんに本をあげます。
小李给小刘书。
练习:我给朋友两张CD。
私は友達に音楽CDを2枚あげます。
弟は友達に映画のきっぷをあげました。
(我)弟弟给他的朋友电影票了。
『さしあげる』自谦动词。
例句:私は先生にお手紙を一通「いっつう」さしあげました。
我给老师发了一封信。
あなたは先生に年賀状をさしあげましたか。
你给老师送贺年卡了吗?第三人称作主语,当第三人称给第三人称时,说话人必须跟给出方是同一方的人。
例句:父は中国のお土産を隣さんにさしあげました。
父亲把中国的特产送给了邻居。
2、别人给我或者我方的人某种东西,对应的动词有:“くれる”、“くださる”。
『くれる』用于授予者也就是给东西的人,身分和自己平等或者家庭成员内部之间,关系比较亲密的人之间。
给出东西的人作主语,用“は”表示,接受者作补语,用“に”表示,接受者通常是说话人本人,经常可以省略的,因此句中没有主语时,隐含主语是“我”,给的具体东西是宾语,用宾格助词“を”表示。
关于日语中授受关系的语法表达
关于日语中的授受关系的语法问题一、授受关系在现实生活中,需要表达“我(我们)给别人”,也需要表达“别人给我(我们)”。
所谓授受关系,“授”就是“我(我们)给别人”;“受”就是“别人给我(我们)”。
句子中的授受关系是通过“表示授受关系的动词”和“表示授受关系的补助动词”体现出来的。
由于人们之间还有“尊卑”“上下”“长幼”等的不同,因而,表示授受关系的动词和补助动词也有尊敬和简慢的说法的区别。
二、表示授受关系的动词1、给别人:やるあげる——比やる尊敬さしあげる——比あげる尊敬例如:●私は弟に日本語のテキストをやりました/我给弟弟一本日语教科书。
(“やる”的连用形“やり”+“ました”)●この辞典は君にやろう/这本辞典给你吧。
(“やる”的未然形“やろ”+“う”)●この「北京週報」はあなたにあげます/这本《北京周报》给你。
(“あげる”的连用形“あげ”+“ます”)●あなたは誰にそのノートを上げますか/你把那个笔记本给谁?●ジョンソンさんに上げます/给约翰逊先生。
●この小説がお好きならあなたにあげましょう/这本小说要是你喜欢,就给你吧。
(“あげる”的连用形“あげ”+“ましょう”)※“すき”=喜欢,加“お”表示尊敬。
●この絵をあなたに差し上げましょう/这幅画给您吧。
●この切符は山田先生に差し上げたもので、君にやったものではない/这张票是给山田老师的,不是给你的。
(“さしあげる”的连用形“さしあげ”+“た”,“やる”的连用形“やっ”+“た”)这句中的两处过去式并不表示“过去”,而是表示“确定”的意思。
2、别人给:くれるくださる——比くれる尊敬例如:●妹はその切符を私にくれました/妹妹把那张票给了我。
(“くれる”的连用形“くれ”+“ました”)●山川さんはこの本をくれました/山川给我这本书。
※因为“くれる”表示别人给我(我们),因此没有“わたしに”也仍然很明显的是“给我”●父は天秤棒をくれました/父亲给我一根扁担。
●矢野先生は「国語辞典」をくださった/矢野老师给我一本《国语辞典》。
日语授受动词
本课要点总结
1. 句型结构,由物品→行为。 根据对象进行敬语转换。
1.…は…に…てあげる(やる、さしあげる) 2.…は…に(から)…てもらう(いただく) 3. …は(…に)…てくれる(くださる)
本课要点总结
1. 句型结构,由物品→行为。 根据对象进行敬语转换。 2.「てもらう・いただく」句型要点
例:佐藤さんは(わたしに)チョコレートを買ってくれます。
わたし チョコレート 佐藤さん
授受動詞
要点分析
1.主语和动作的发起者 2.「てもらう」「てくれる」的区别 「てもらう・いただく」句型要点归纳:
1.主语并不是动作发起者。 2.主语的请求。
授受動詞
语法的延伸
1. 授受动词的复合使用
⑴ 小张为我帮山田照了张相。
授受動詞
1.…は…に…てあげる(やる、さしあげる)
例:王さんは李さんに花束を買ってあげます。
花束
李さん
王さん
授受動詞
2.…は…に(から)…てもらう(いただく)
例:鈴木さんはおとうさんに(から)おもちゃを買って もらいます。
おもちゃ
おとうさん
鈴木さん
授受動詞
3. …は(…に)…てくれる(くださる)
小张
山田 小张
我
張さんは山田さんに写真を撮ってあげてくれました。
⑵ 你替我求老师写了推荐信,帮了我大忙了。
(推薦状すいせんじょう)
先生に推薦状を書いてもらってくれて助かりました。
授受動詞
语法的延伸
2.疑问句型 ~てくれませんか/くださいませんか ~てもらえませんか/いただけませんか 能请你帮我拍张照吗?
日语授受动词的教学
日语授受动词的教学日语中有一类特殊的动词叫做“授受动词”,它们在使用时需要格外注意。
授受动词是指在动作的主体是动作的发出者还是接受者时会发生变化的动词。
掌握这些动词的用法对于学习日语的人来说至关重要,因此在日语教学中,授受动词的教学也是一个重点内容。
本文将从授受动词的定义、分类、用法以及教学方法等方面进行详细介绍。
一、授受动词的定义授受动词是指表示动作的发出者和接受者之间的关系的动词。
在日语中,动词的变化是根据动作的主体是发出者还是接受者来改变的。
这种变化称为“使役变化”和“受身变化”。
根据动作的发出者和接受者之间的关系不同,授受动词可以分为使役动词、受身动词和相互动词三种类型。
1. 使役动词使役动词表示动作的发出者迫使别人进行动作。
“食べる(吃)”是一个普通的动词,“食べさせる”则是使役动词,表示让别人吃。
2. 受身动词3. 相互动词在日语中,授受动词的用法非常复杂,需要根据每个动词的特点进行学习。
一般来说,使役动词和受身动词的变化规则较为固定,而相互动词的变化则比较灵活,需要根据具体的情况来判断。
学习授受动词的用法需要多加练习和巩固,尤其需要注意一些特殊的表达方式和用法。
四、授受动词的教学方法在教学授受动词时,应该结合实际情景和语境进行教学,让学生通过实际的例句和对话来感受授受动词的用法。
教师可以通过编制一些生动有趣的教学材料,引导学生理解和掌握授受动词的用法。
还可以通过练习来巩固学生的知识,比如填空练习、对话练习等,让学生在实际运用中加深对授受动词的理解和记忆。
在教学过程中,还可以利用一些记忆方法和技巧来帮助学生记忆授受动词,比如制作卡片、编制歌谣、创设游戏等,通过多种方式来激发学生学习的兴趣,提高学习的效果。
还可以结合日语中的文化和习惯来进行教学,让学生在学习授受动词的同时了解和体验日本文化。
教师在进行授受动词的教学时要注重激发学生的学习兴趣,让学生在轻松愉快的氛围中学习。
通过教学中的引导和激励,激发学生的学习热情,提高学生的学习积极性。
日语的授受动词
授受动词:表示授予与接受意义的动词一.「やる」・「あげる」・「さしあげる」(1)「あげる」适用的范围:上级给下级;同辈之间;人给动植物AはBにCをあげる注意:B不能为第一人称,即不能给“我”例:1. 先生は李さんに本をあげました。
上级给下级老师给小李书。
2. 私は李さんにお誕生日のプレゼントをあげました。
同辈之间我给小李生日礼物。
3. 私は花に水をあげました。
人给动植物我给花浇水。
(2)「やる」适用的范围:上级给下级;人给动植物AはBにCをやる例:4. 私は妹に辞書をやりました。
我给妹妹字典。
5. 私は花に水をやりました。
我给花浇水。
(3)「さしあげる」是「あげる」的敬语形式,所以它的适用的范围:下级给上级或者A为了对B表示敬意AはBにCをさしあげる例:6. 小野さんは先生にクリスマスのプレゼントを差し上げました。
小野给老师圣诞礼物。
要注意的是:向他人讲述自己给父母兄姐等某物时,不用「さしあげる」,而用「あげる」二.「くれる」・「くださる」(1)くれる」适用的范围:同辈的人或者辈分比我低的人给我AはBにCをくれるB:我或者我方人员例:7.兄は私に本をくれました。
(我)8.李さんは妹に本をくれました。
(我方人员)(2)「くださる」是「くれる」的敬语形式,所以它的适用的范围:辈分比我高的人给我某物AはBにCをくださるB:我或者我方人员注意:「くださる」是不规则动词,所以虽然它是五段动词,但是它的「ます形」是「くださいます」例:先生は私に本をくださいます。
还要注意的是:向他人讲述父母兄姐给自己某物时,不用「くださる」,而用「くれる」例:母は私に本をくれました。
三「もらう」・「いただく」1、「もらう」适用的范围:同辈之间;上级从下级那里得到某物当接受者为主体,从某人那里得到某物时,即B从A得到CBはAに∕からCをもらう例:私は兄に∕から本をもらいました。
2・「いただく」是「もらう」的敬语形式,所以它的适用的范围:下级从上级那里得到某物BはAに∕からCをいただくB:NO.1 NO.2 NO.3A:NO.2 NO.3例:私は先生に∕から本をいただきました。
授受动词
授受动词可以说是日语的独特表达之一,与汉语相比其用法错综复杂,较难掌握。
日语的授受表达主要是通过やる、あげる、さしあげる。
くれる、くださる。
もらう、いただく这7个授受动词来表达的,着7个授受动词在表达“给予”或“接受”的含义时有着明确的分工,职责分明,不能混用。
由于受视点等因素的制约,授受动词在使用是受诸多限制。
一,授受动词的分类授受动词就是表达“给予”或“接受”意义的动词。
日语的授受动词有やる、あげる、さしあげる。
くれる、くださる。
もらう、いただく七个。
其实在日语“与える”、“受け取る”等次也可以表示“给予”或“接受”的意义,却并没有归结为授受动词。
之所以把以上七个词称之为授受动词是因为这些动词有接在“テ”后做补助动词的用法,另外这些动词没有被动态。
日语的七个授受动词根据其意义和用法可以分为以下三类:(1)やる、あげる、さしあげる。
(2)くれる、くださる。
(3)もらう、いただく。
第一组与第二组授受动词表示“授”即“给予”的意义,第三组授受动词表示“受”即“得到”的含义。
另外三组授受动词都有敬语形式与非敬语形式的划分。
其中さしあげる是やる/あげる的谦让语。
くださる是くれる的尊敬语,いただく是もらう的自谦语。
无论是敬语形式还是非敬语形式。
它们所表达的词汇意义是一样的,所不同的知识敬谦程度而已。
二,日语授受动词的视点日语是一种对“视点”非常敏感的语言,表示“亲近感”的名词反映着说话者的“视点”。
从日语表达习惯来看,当然所叙述的事项中有远近关系不同的人时,从更近的人的立场去看待事项比较自然。
换句话说,所叙述事项中与说话人关系近的人时“内”,与说话人关系较远的称之为“外”。
需要注意的是,这里的“内”并不是仅指“我”等第一人称,“外”也并不是除“我”之外都是“外”。
日语的“内外”是一个相对概念,它的外延可大可小,要根据具体的对象而定。
一般情况下远近关系顺序是:我〉我以外的内〉外。
下面我们将通过一下例句具体分析“内”与“外”的关系。
日语的授受关系
日语中,授受关系表达有三组:(1)くれる、くださる;(2)ゃる、ぁげる;(3)もらぅ、ぃただく。
1、授受动词くれる、くださる是一组表示别人给说话人自己或是自己一方的人东西或者为自己做什么的动词,动作的主体是授予者,所涉及的事物用を,接受者(或受益人用に来表示。
我们将给予者定为A接受者定为B,物为C,则此句型为:AがCをBにくれる例句:(1)弟はゎたしに映画の切符をくれました。
弟弟给我电影票了。
(2)弟は自分のかぃた本をくれました。
弟弟送了我自己著的书。
在此句型中,B若为与自己毫不相干的第三者时,不能用这个句型,如“田中は山下に本をくれる”是错误的;但是说成“田中は弟に本をくれる”则完全是可以的。
这是因为弟是属于我一方的人,另外,例(1)中明示“我”,而例(2)中虽然没有明示“我”,但是实际上也是给我,也就是说在实际运用中“私は”可以省去。
くださる是“くれる”的尊敬语,用于身份高的人或是尊敬对方时用,给予者为高于自己的上位的人物,或是自己不太熟悉的人。
句型为:AがCをBにくださる例句:(1)先生はぉ返事をくださぃました。
老师给了我回音。
(2)くださるのですか。
ぅれしぃです。
给我吗?谢谢。
2、授受动词ゃる、ぁげる是一组表示说话人或自己一方的人给别人东西或者为别人做什么的动词,动作的主体是授予者,所涉及的事物用を,授予的对象(或收益者)用に表示。
句型为:AがBにCをゃる例句:(1)古ぃじしょを弟にゃりました。
把旧的词典给了弟弟。
(2)每日花に水をゃってぃます。
我每天给花浇水。
(3)犬に水をゃって。
你给狗倒点水。
可见ゃる表示给比自己级别低、年纪小的或给动物东西是用,而ぁげる是ゃる的客气表达,表示给平辈或平辈以下的人东西时用。
句型为:AがBにCをぁげる例句:(1)このじしょをぁげるからどぅぞ使ってくださぃ。
给你这本词典,请用吧!(2)ぁなたも田中にプレゼソトをぁげましたか。
你也给田中礼物了吗?其中,A是给予者,可以是第一、二、三人称,一般为说话人或说话者一方的人,B是接受者,可以是第二人称、第三人称或者是听话者,但决不能是第一人称或说话人,即决不会有“ 私はぁげる”。
授受动词
一.授受关系授:给予。
受:接受。
中文的情况授:给,给出,给予。
受:拿,收到。
日文的情况授:あげる受:もらう一.物品的授受给予者接受者あげる给基本形式:给予者は/が接受者に物品をあげました。
此时给予者不受限制但是接受者不可以是"我"我给了他书。
私は彼に本をあげました。
他给了我书。
(X)彼は私に本をあげました。
(X)他给了山田巧克力。
彼は山田にチョコレートをあげました。
もらう拿基本形式:接受者は/が给予者に(から)物品をもらいました。
此时接受者不受限制但是给予者却不可以是"我"我从他那里拿到了书。
私は彼に(から)本をもらいました。
他从我这里拿到了书。
(X)彼は私に(から)本をもらいました。
(X)在日本里没有这种说法山田从他那里拿到了巧克力。
山田は彼に(から)チョコレートをもらいました。
对比给:あげる我给了他书。
私は彼に本をあげました。
他给了"我"书。
(X)彼は私にをあげました。
(X)他给了山田巧克力。
彼は山田にチョコレートをあげました。
拿:もらう我从他那里拿到了书。
私は彼から本をもらいました。
他从我这里拿到了书。
(X)彼は私に(から)本をもらいました。
(X)山田从他那里拿到了巧克力。
山田は彼に(から)チョコレートをもらいました。
在使用表示授受的あげる和もらう时,有着一定的限制用あげる时,接受者不可以是"我"用もらう时,给予者不可以是"我"くれる(给"我")基本形式:给予者は/が"我"に物品をくれました。
他给了我书。
彼は私に本をくれました。
山田给了我巧克力。
山田は私にチョコレートをくれました。
以上两句话可以省略"我",省略掉"我"甚至有种自谦的意味,通过这种方式表示对对方的尊敬。
省略后:彼は本をくれました。
山田はチョコレートをくれました。
授受关系-日语
授受动词(他動詞)例:「さしあげる」(1)母が作ったケーキを山田先生に。
1.やりました2.くださいました3.いただきました4.さしあげました「4」(2)「あ、これおいしそうだね。
食べてもいいの。
」「だめよ。
お客様にものだから。
」1.くださる2.さしあげる3.いただく4.めしあがる「2」「あげる」(1)山田さんは田中さんからもらった本を鈴木さんにあげました。
1.鈴木さんは山田さんに本をもらいました。
2.山田さんは鈴木さんに本をもらいました。
3.鈴木さんは田中さんに本をあげました。
4.田中さんは鈴木さんに本をあげました。
「1」「やる」(1)毎日水を、1ヶ月くらいで花がさきます。
1.やれば2.くれれば3.もらえば4.いただけば「1」「いただく」(1)私は、先生のおたくでおいしいおさけを。
1.いただきました2.めしあがりました3.お飲みしました4.お飲みになりました「1」(2)あのきれいな山の絵はどなたからのですか。
1.あげた2.さしあげた3.いただいた4.くださった「4」「もらう」(1)知らないひとが百円あげます。
と言ったら、あなたはますか。
1.くれ2.あげ3.ください4.もらい「4」(2)その花はだれもらいましたか。
1.で2.を3.の4.に「4」「くれる」(1)毎日水を、1ヶ月くらいで花がさきます。
1.やれば2.くれれば3.もらえば4.いただけば「1」(2)「田中さんの地図はいいですね。
どこでかったんですか。
」「かったんじゃなくて、ホテルの人がんです。
」1.くれた2.あげた3.やった4.もらった「1」(3)本田さんは私に本を。
1.あげました2.くれました3.もらいました4.やりました「2」(4)佐藤さんがわたしきれいなおさらをくれました。
1.が2.を3.に4.へ「3」(5)お父さんがわたしにこのペンを。
1.しました2.やりました3.あげました4.くれました「4」(6)兄はわたしの誕生日にギターを約束をしました。
日语授受动词用法
你从他那得到某物Ⅱ←Ⅲ
他从他那得到某物Ⅲ←Ⅲ
くれる
くださる
你给我某物Ⅱ→私
李さんは住所の地図をくれました。
先生は中日辞書をくださいました。
这两个动词作谓语,主语为授予者,接受者一定是我或我方人员。くれる用于平辈之间;くださる用于长辈。
他给我某物Ⅲ→私
他给你某物Ⅲ→Ⅱ
我给他某物Ⅰ→Ⅲ
你给他某物Ⅱ→Ⅲ
他给他某物Ⅲ→Ⅲ
もらう
いただく
我从你那得到某物Ⅰ←Ⅱ
今、お父さんから電話をもらいました。
アルバイト募集センタ一から申込書をもらいました。
昨日、山田先生から手紙をいただきました。
这两个动词作谓语,主语是接受者,补语为授予者。もらう用于平辈之间或社会地位相当的人之间;いただく用于从长辈或社会地位较高的人那里得到某物。
授受动词用法あげる
差し上げる
我给你某物Ⅰ→Ⅱ
私は王さんに本をあげました。
卒業式に先生に何を差し上げましたか。
弟はレコ一ドが好きですから、レコ一ドをあげようと思います。
母はマフラ一がほしいと言っていたので、マフラ一をあげました。
这三个动词作谓语时,主语一定是授予者。あげる措词客气,常用于平辈之间、社会地位相当的人之间或给晚辈某物;差し上げる用于给长辈或社会地位高的人某物;やる主要用于给动植物某物。
授受关系
一:授受关系的分类所谓的“授受”,就是“授”(给予,授予)和“受”(接受)的结合。
日语的授受关系主要分为两大类:1:物的授受(物のやりもらい、物の授受)~をあげる~をもらう~をくれる2:动作的授受(動作のやりもらい、動作の授受)~てあげる~てもらう~てくれる“あげる”、“もらう”、“くれる”三者都是他动词。
掌握授受的话,必须先弄清楚这三个词的意思。
这三个词的掌握是基础的基础,请你无论如何按照下面的归纳给我记下来。
我归纳如下。
あげる:我(我方)给别人东西もらう:我(我方)从别人处得到东西くれる:别人从我(我方)处得到东西二:物的授受在讲物的授受之前,我先举几个例子。
不过先申明,为了便于理解,翻译不是最符合文彩的。
例1:私は母にお金をあげました。
(我给妈妈钱。
)例2:私は母にお金をもらいました。
(我从妈妈那得到钱。
我从妈妈处领钱。
)例3:母は私にお金をくれました。
(妈妈给我钱。
)上面我们讲过,あげる:我(我方)给别人东西もらう:我(我方)从别人处得到东西くれる:别人从我(我方)处得到东西上面划线部分,就是“視点(してん)”的放置点。
讲得通俗点,就是说话人站在谁的角度,或者说从谁的角度去叙述事情,所以我个人翻译为说话人的视角,或者说话人的角度。
说话人的角度的优先顺序如下:我>我方>他人(私>身近な人(内)>外)我们结合下列例子来理解。
(一)あげる的用法例4:母は私にお金をあげました。
(×)(母亲给了我钱。
)例5:山田さんは妹にお金をあげました。
(×)(山田给了妹妹钱。
)例6:妹は母に花をあげました。
(○)(妹妹送了花给妈妈。
)例7:李さんは山田さんに花をあげました。
(○)(小李送了花给山田。
)为什么例4和例5不对呢?因为あげる的“視点(してん)”在主语(あげる:我(我方)送东西给别人),即说话人应该站在我(我方)的角度去叙述这个事情。
从上面的说话人的角度的优先顺序看得出来,例4中的授受的双方“母亲”和“我”中,我是优先于我方的母亲的,所以应该优先站在我的角度去叙述事情。
日语的授受动词
授受动词:表示授予与接受意义的动词A:授予者B:接受者C:物体1、物体A到B,即A给B(1)AはBにCをあげる「あげる」适用的范围:上级给下级;同辈之间;人给动植物例:先生は李さんに本をあげました。
上级给下级私は李さんにお誕生日のプレゼントをあげました。
同辈之间私は花に水(みず)をあげました。
(我给花浇水)人给动植物注意:B不能为第一人称,即不能给“我”(2)AはBにCをやる「やる」适用的范围:上级给下级;人给动植物例:私は妹に辞書をやりました。
私は花に水をやりました。
(3)AはBにCをさしあげる「さしあげる」是「あげる」的敬语形式,所以它的适用的范围:下级给上级或者两者处于同位时,A为了对B表示敬意例:小野さんは先生にクリスマスのプレゼントを差し上げました。
要注意的是:向他人讲述自己给父母兄姐等某物时,不用「さしあげる」,而用「あげる」(4)AはBにCをくれる「くれる」适用的范围:同辈的人或者辈分比我低的人给我~~例:兄は私に本をくれました。
(我)李さんは妹に本をくれました。
(我方人员)(5)AはBにCをくださる「くださる」是「くれる」的敬语形式,所以它的适用的范围:辈分比我高的人给我某物注意:「くださる」是不规则动词,所以虽然它是五段动词,但是它的「ます形」是「ください」,而不是「くださり」例:先生は私に本をくださいます。
还要注意的是:向他人讲述父母兄姐给自己某物时,不用「くださる」,而用「くれる」例:母は私に本をくれました。
2、当接受者为主体,从某人那里得到某物时,即B从A得到C(1)BはAに∕からCをもらう「もらう」适用的范围:同辈之间;上级从下级那里得到某物例:私は兄に∕から本をもらいました。
(2)BはAに∕からCをいただく「いただく」是「もらう」的敬语形式,所以它的适用的范围:下级从上级那里得到某物例:私は先生に∕から本をいただきました。
但是需要注意的是:向他人讲述从自己父母兄姐那里得到某物时,不用「いただく」,而用「もらう」例:私はさっき父から電話をもらいました。
日语授受课件
敬意程度低
授 受 动 词
2 3
1
やる あげる さしあげる
くれる くださる
もらう いただく
敬意程度高
授
•向 外 的 给
やる → あげる → さしあげる 敬意: 低 → 高
•1.我给别人(第一人称给第三人称) • 私が学生に辞書をあげた。 •2.他人(和我一个集体范围内)给别人,(第三 人称给第三人称) • 田中先生が学生に辞書をあげた。 ˙田中さんが学生に辞書を買ってあげた。
得到
•向 内 的 得 到
もらう → いただく 敬意:低 → 高
•1. 我从别人那里得到(第一人称从第三人称处得到) • 私は友達に辞書をもらった。 •2. 他人(和我一个集体范围内)从别人那里得到, (第三人称从第三人称处得到) • 小野さんは友達に辞書をもらった。 •小野さんは友達に辞書を買ってもらった。
我/我集团内的 人 别人
くれる
くださる
我/我集团内的 人
もらう
いただく
受
•向 内 的 接 受
くれる → くださる
敬意:低
Hale Waihona Puke →高•1. 别人给我(第三人称给第一人称) • 社長が私にネクタイをくれた。 •2. 别人给他人(和我一个集体范围内),(第三 人称给第三人称) • 社長が小野さんにネクタイをくださった。 •社長が小野さんにネクタイを買ってくださった。
主
语
やる あげる さしあげる
授受动词2
一.序言若从中文的字面意思解释,日语中的授受动词表达的是“授”即给予与“受”即接受的关系问题。
有关这一问题在中文表达中并不复杂,也很少会给理解带来困惑,如在汉语中,可以表示给予者和接受者之间关系的动词有:“给、赋予、给予、交给、赐给、接受、得到、拿”等等,其中最经常使用的是动词“给”,用法也相对简单,如“给你、给我、我给、你给”,用一个“给”字加上一定的人称代词就完全可以将意思表达得一清二楚。
然而在日语中有关此类动词的表达却是相当复杂,因为从日本文化的角度而言,别人为自己做事,自己便得到了他人的恩惠;反之,自己为别人做事便给了别人恩惠;年长的给年幼的人做事和年幼的给年长的的做事,从等级观念、社会秩序或规矩来看并不一样,前者是施与,后者则是奉献。
在日语的文化环境里,说话时必须讲究这种规矩和礼节,必须用一定的表达形式体现出这种授受关系背后的上下、内外等社会人际关系,而日语的授受动词就很好地体现了这样一种文化特征。
与汉语相比,日语授受动词具有两大特性:一是表达形式复杂,从表意功能来看,与汉语的“给”相对应的授受动词,日语里有七个;二是日语的授受动词除了具有表示实际意义的动词性质外,还经常作为补助动词来帮助动词更加精确地表达出主体微妙的意图。
绝大多数情况下,日语的授受关系除了表示“谁给谁什么东西”或“谁为谁做什么”这层意思外,还可以表现主体对所述授受关系的主观评价,深刻体现了授受关系背后所隐含的日本文化中特有的利益关系(恩惠意识)、上下关系(尊谦程度)、内外关系(内亲外敬、内外有别)等。
二.日语授受动词分类及语言功能1.授受动词及其分类日语的授受动词主要有七个:やる、あげる、差し上げる;くれる、くださる;もらう、いただく。
其中,三个基本的授受动词是:あげる、くれる和もらう,它们各自表示着最简单的授受关系。
やる是あげる的蔑称体,差し上げる、くださる、いただく分别是あげる、くれる、もらう的尊敬体。
这七大动词构成了日语授受体系的基本框架。
授受动词
日语学习「あげる」「もらう」「くれる」JP-windから引用来源:周贤的日志授受动词在中国,给别人东西或者别人给我东西都用一个“给”字,但是在日语中,给我和给别人,使用的动词是不一样的。
表示相互给予的动词叫“授受动词”,“授”表示给予,“受”表示接受。
掌握授受动词是学习初级日语中的一个难点。
授受动词有3类,请看下图:这里有4个概念希望在学习中注意:1,方向:“授”和“受”是物资的交递的2个相反的方向。
表示“授”的动词是指物资从自己的身边移到别人的身边,从说话人的角度来看是物资“向外”移动;而“受”时表示物资从别人那里移到自己的身边,所以是物资“向内”移动。
(在图中用箭头表示)“向外”包括:第一人称给第二人称;第一人称给第三人称;第二人称给第三人称。
“向内”包括:第三人称给第二人称;第二人称给第一人称;第三人称给第一人称。
第三人称间的交递情况,另外加以说明。
2,在进行物资的交递时有双方的人,这里就又要弄清楚谁是主语谁是补语的问题,也就是是主语给补语,还是补语给主语的问题。
(在图中,外侧有注,内侧则相反。
)3,在进行物资交递时的双方,谁的地位、年龄高的问题。
不同地位的人的选择的语言是不相同的。
4,由于授受动词是他动词,所以,给的具体物资是宾语,用宾格助词を表示。
下面逐一进行讲解。
(1),上げる(あげる)<一段动词>主语给补语,向外。
表示说话人(我,主语)给对方(你,补语)或者别人(他,补语)物资。
当给予的对方比自己地位高时,用:差し上げる(さしあげる)<一段动词>,相反对方比自己低时(特别是给动物喂食和给植物浇水等),可以用:遣る(やる)<五段动词>。
给出物资的人是主语,用は表示,接受者是补语,用に表示。
给的具体物资是宾语,用宾格助词を表示。
如果给的物资有数量,数量就在动词前面表示,不带任何助词。
例句:1,私は友達にレコードを3枚上げます。
(我给朋友3张唱片。
)2,私は先生にお手紙を2通差し上げました。
授受动词
授受动词授表示授予、给予,受表示接受和得到,在汉语中,我们给别人东西,或者从别人那里得到东西,都只用一个“给”字,但在日语里,别人给我,我给别人,我从别人那里得到,在表达这三种关系时,使用的动词不一样。
学习授受动词和搞清接受关系,是日语学习中又一个难点。
1、我或者我方的人给别人某种东西,有三个对应的动词都表示“给”的意思,“やる”、“あげる”、“さしあげる”。
『やる』用于给的对象是:家庭成员中的晚辈,或者动、植物。
也可以用于表示给身分比自己低的人,现代日语中,除了有时候有意要贬低说话的对方以外,现在一般不太使用“やる”这个词。
“やる”是一段动词。
例句:我给鱼喂食了。
私は鱼(さかな)に饵(えさ)をやりました。
『あげる』应用比较广泛,它是一段动词。
用于同辈或者关系比较好的人之间。
把给东西的人作主语,就是我或者我方的人作主语,用“は”表示,接受者用“に”表示,给的东西作宾语,用宾格助词“を”表示。
如果给的东西有数量,数量就直接放在动词的前面,不加任何助词。
常用的句型:“.......は......に......をあげる”例句:李さんは刘さんに本をあげます。
小李给小刘书。
练习:我给朋友两张CD。
私は友达に音楽CDを2枚あげます。
弟は友达に映画のきっぷをあげました。
(我)弟弟给他的朋友电影票了。
『さしあげる』自谦动词。
例句:私は先生にお手纸を一通「いっつう」さしあげました。
我给老师发了一封信。
あなたは先生に年贺状をさしあげましたか。
你给老师送贺年卡了吗?第三人称作主语,当第三人称给第三人称时,说话人必须跟给出方是同一方的人。
例句:父は中国のお土产を隣さんにさしあげました。
父亲把中国的特产送给了邻居。
2、别人给我或者我方的人某种东西,对应的动词有:“くれる”、“くださる”。
『くれる』用于授予者也就是给东西的人,身分和自己平等或者家庭成员内部之间,关系比较亲密的人之间。
给出东西的人作主语,用“は”表示,接受者作补语,用“に”表示,接受者通常是说话人本人,经常可以省略的,因此句中没有主语时,隐含主语是“我”,给的具体东西是宾语,用宾格助词“を”表示。
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2.授受動詞と日本人の特有の心理意識言語と文化はいつも密接に結ばれている。
それに、お互いに影響を与えている。
それでは、授受動詞と日本文化はどのような関わりを持っているのかを考えてみよう。
2.1 授受動詞と内外意識2.1.1内外意識の提出まず、以下の例文を見てみよう。
(12)a.母は私に時計をくれました。
b.先生は私の妹に時計をくださいました。
確かに、例文(12a、b)では「母」と「先生」は目上の方であるので、「私」に物をくれる時に「くださる」を使うべきである。
それでは、例文(12a)で使った「くれました」は間違っているのではないか。
実は例文(12a、b)の二つの文も正しい。
「母」は目上の方でありながら、ウチの者なので、ソトの者に話す時、敬語を使う必要はない。
下の文も正しい。
(13)a.父は新しい靴を買ってくれた。
b.私は父に辞書を買ってもらいました。
c.うちの課長に見てもらいましょうか。
文の中で、「父」と「うちの課長」は「私」の目上の方であるものの、ソトの者に話す時は、敬語を使うことはない。
以上の分析と例文を見て分かるように、これはいわゆる「内外意識」である。
2.1.2「内外意識」とは(林璋1998p.18)「簡単に言ってしまえば、『ウチ』とは話し手を中心として、話し手に非常に近い関係の人(子供、兄弟など)、或いは話し手に近い関係とされる人なのである。
『ソト』とは、聞き手を中心に、聞き手に非常に近い関係の人、或いは聞き手に近い関係とされた人なのである。
」(姚莉萍2002p.78)「しかし、人と人との親疎、遠近、内外関係はいつも一定しているのではなくて、外国人にとって、とても判断しにくい。
だから、授受動詞を使う時は、間違えやすいのである。
」以下の例文を通して、詳しく説明しよう。
(14)a.花子は太郎に花束をあげた。
b.花子は太郎に花束をくれた。
二つの文の区別は、話し手と太郎との心理的な距離にある。
「内外意識」から分析すると、例文(14a)では、太郎は話し手の「ウチの者」とされていない。
太郎との関係はちょっと疎い。
でも、例文(14b)は例文(14a)とは明らかに違っている。
例文(14b)では、太郎は話し手の「ウチの者」とされている。
話し手と太郎との心理的な距離が近いのである。
もう一つ複雑な例文を見てみよう。
(15)a.あなたの誕生日に、ご両親はあなたに何をくださいましたか。
b.父はスイス製の腕時計を、母は自分で編んだ黄色のセ-タ-をくれました。
例文(15)には、「話し手」、「あなた」、「あなたの父母」四人が登場した。
「私」は話し手として、授受動詞を使った時、ウチとソトを分けなければならない。
一般的には、「あなた」にとって、「あなたの父母」はウチの者で、「私」はソトの者である(例えば:例文(15b)である)。
でも、例文(15a)では「あなた」をウチの者とし、「あなたの父母」をソトの者としている。
「あなた」は私の友達であり、「あなたの父母」より、「あなた」の方が「私」にもっと近いからである。
だから、「あなた」は「私」にとって、ウチのものである。
以上の例文を見て分かるように、授受動詞の中で、ウチとソトの分け方は固定的ではなく、人や場面によって、ウチとソトの関係が変わる。
だから、真剣に判断しないと、間違えやすいのである。
2.2授受動詞と恩恵意識内外意識の他に、もう一つの意識も授受動詞の運用に重要である。
それは恩恵意識である。
2.2.1 恩恵意識の提出授受動詞・授受補助動詞は、他の動詞・補助動詞とはどういう違いを持っているのか。
一体どんな特別な働きがあるのか。
このような質問を考えながら、例文(16)、(17)を見てみよう。
(16)a.私は友達の誕生日にプレゼントをあげました。
b.山田さんは妹に帽子をくれまた。
c.友達に歌舞伎の切符をもらいました。
(17)a.グラフさんの自転車のタイヤがパンクしたので、タイヤを直してあげました。
b.せっかく迎えに来てくれたのに、すれ違いになってしまって、ごめんなさい。
例文(16)は、単純的な授受動詞で、例文(17)は授受補助動詞である。
下の例文(18)は例文(17)とは形式的に大体同じであるが、文中での働きはちょっと違う。
下の分析を通して、この違いが分かるだろう。
(18)a.友達が病気で入院したので、お見舞いに行ってあげなくちゃ。
b.先生は私の意見が面白いと言ってくれた。
以下の文は例文(17a、b)と例文(18a、b)の授受動詞を取り消した後の文である。
(17)a’.グラフさんの自転車のタイヤがパンクしたので、タイヤを直した。
b’.せっかく迎えに来たのに、すれ違いになってしまって、ごめんなさい。
(18)a’.友達が病気で入院したので、お見舞いに行かなくちゃ。
b’.先生は私の意見が面白いと言った。
授受補助動詞を取り消した例文(17a’、b’)は、わけの分からない文になってしまった。
例文(17a’)では、タイヤを直した人は誰かが明らかにされていない。
例文(17b’)では、「迎える人」の動作主は話し手の本人と見なせるが、前件は愚痴をこぼすようで、後件は詫びを言うようである。
文の意味が通じなくなる。
授受補助動詞を取り消した例文(18a’、b’)では、文の意味がなお通じる。
ただ「恩恵の与え手」と「恩恵の受け手」がなくなった。
上の文から、授受動詞は動作の授受関係が表せるだけではなく、多くの時に恩恵意識も表せることがわかる。
更に、もう二組の例文を見てください。
(19)a.良子が遅れて来ても分かるように、伝言板に地図を書いておいた。
b.あの車は売ってしまったので、もうここにはない。
c.遅くなって、ごめんなさい。
途中で本屋に寄ってきたものだから。
(20)a.せっかくみんなの写真を撮ってあげようと思ったのに、カメラを忘れてきてしまった。
b.鈴木さんが自転車を修理してくれた。
c.せっかく迎えに来てくれたのに、すれ違いになってごめんなさい。
例文(19)、(20)二組の共通点は補助動詞を使うことである(線をかいたところ)。
でも、二組の補助動詞それぞれの働きは同じではない。
この点を証明するために、例文(19)、(20)の補助動詞を取り消した後の例文を、比べて見てみよう。
(19)a’.良子が遅れて来ても分かるように、伝言板に地図を書いた。
b’.あの車は売ったので、もうここにはない。
c’.遅くなって、ごめんなさい。
途中で本屋に寄ったものだから。
(20)a’.せっかくみんなの写真を撮ろうと思ったのに、カメラを忘れてきてしまった。
b’.鈴木さんが自転車を修理した。
c’.せっかく迎えに来たのに、すれ違いになってごめんなさい。
例文(19)、(19’)では、補助動詞を取り消した前後の意味は同じである。
でも例文(20)は、補助動詞を取り消した後、例文(20a’、b’)では動作の受益者がなくなった。
例文(20c’)での話し手が「迎えられる人」から「迎える人」に変わった。
例文(19)、(20)と例文(19’)、(20’)の対照を通して、授受補助動詞と一般の補助動詞との違いも分かるだろう。
実は、対照しなくても、授受補助動詞の特別な性質も分かる。
有名な学者の宮地裕先生はこう述べた:①「~テやる」:主語で表される主体が他人のためにすることを表す。
②「~テくれる」:主語で表される主体が話し手や話の中心人物のためにすることを表す。
③「~テもらう」:主語で表される主体のために他人がすることを表す。
総じて言えば、授受文の中に欠けない要素は恩恵の受け手(受益者)である。
これから、具体的な例を引いて、授受動詞の恩恵性を説明しよう。
2.2.2授受動詞の恩恵性2.2.2.1単純的な授受動詞の恩恵性日本語では、単純的な授受動詞は例文(16)のように、具体的な「物」の授受が表せるほかに、以下の例文のように、抽象的な「物」の授受も表せる。
(21)a.今年はスキ-に行かないですか。
b.行けるもんなら、もう行っているわよ。
忙しくてどうしても休みがもらえないの。
(22)a.留守中お電話をいただいたそうで……b.実はご相談したいことがありまして……(23)a.先生、お聞きしたいことがあるんですが、すこしお時間をいただいてもよろしいでしょうか。
b.いいですよ。
(24)もう一度チャンスをいただけませんか。
例文(16)と例文(21)~(24)で示したように、授受の物は手で触れる具体的なプレゼント•帽子•切符であろうと、抽象的な電話•時間•チャンスであろうと、受け手にとって、みんな「おめでたい物」である。
これは単純的な授受動詞と「与える•受け取る」のような他動詞との根本的な区別である。
即ち:単純的な授受動詞は恩恵性を持っている。
授受の対象は受け手にとって「おめでたい物」だから、与え手と受け手の間で恩恵の与え手と恩恵の受け手の関係になる。
2.2.2.2授受補助動詞の恩恵性この問題を説明するために、一つの複雑な例文を見てみよう。
(陈生保.胡国伟.陈华浩1986p.174)「例えば、私がみなさんに写真屋を紹介しようとする時に、この写真屋なら皆さんに紹介しても悪くないだろうなと考える。
こうした場合、『この写真屋がうまいんですが、一度彼のところへ行って写真を撮ってもらってやってくださいませんか。
』こう言います。
『とってもらって』というと皆さんがこの写真から恩を受けること、『やって』というと写真屋へ恩を施すこと、『くださいませんか』というと私が皆さんから恩を受けることを表すわけでありまして、恩の関係はこのように移動するのであります。
」上の段落は金田一先生は「日本語の特質」を論説した時に挙げられた例である。
私達外国人にとって、日本人と付き合う時、このような恩恵関係をちゃんと理解してからこそ、うまく交流ができるのである。
もう一つ簡単な例を引いて説明する。
ある学生が先生をコンパに招こうとする時、「先生もコンパに来たいですか」と言ったら、先生は必ず怒って出席しないだろう。
たとえ「先生もコンパにいらっしゃいたいですか」と言い換えても、とっても失礼な言い方である。
それでは、どう言ったら丁寧な言い方になるだろう。
授受動詞を使うと、丁寧な言い方になるということはみんなが知っているだろう。
しかし、三種類の授受動詞があって、どれを選んだらいいか。
較べながら考えてみよう。
(25)a.先生がコンパに来てくれる。
b.先生にコンパに来てもらう。
c.先生をコンパに呼んであげる。
補助動詞「~てくれる」「~てもらう」は「受ける」という意味を表す。
だから、例文(25a、b)では、先生がいらっしゃることは学生にとって恩恵である。
でも例文(25c)では「~てあげる」を使ったことによって、学生が先生に恩を施す意味になってしまった。